見出し画像

2022年6月の市場見通し

さてさて、6月も1/3が終わりました。前月の振り返りと月間見通しを書いていきましょう。

■参考:先月の見通し

5月の振り返りと6月の見通し

5月の日経平均は持ち直して陽線

5月の日経平均始値は26,851円で、GW明けに2営業日ほど25,000円台後半で引けましたが、月半ばからは好業績見通し銘柄の見直し買いが入って、月末にかけて値を上げた結果、日経平均は+1.9%の27,369円でフィニッシュ。
前月の記事で書いた通りの買いの強さで日経平均とTOPICSはプラス。グロース株への風当たりの強さは引き続いていて、先月▲10%以上下げたマザーズ指数は反転せずに▲1.4%で終わっています。
月の前半後半で市況の強弱はありましたが、久しぶりに業績相場になってくれたお陰で、20年12月に株式投資を始めてから最高の運用成果の月だったと思います。業績が良くて割安高配当銘柄を中心に現物買いしていく方針がぴったりと嵌まりました(^_-)-☆

6月は驚きの立ち上がりでここからは荒れた展開か

ただ、6月に入って様相が一変。日経平均は6/8(水)に28,000円台に乗せて押せ押せの状況に。ただ、経済状況は5月と全く変わっていないので、市況が良くなったわけではなくて、3カ月に1度のメジャーSQ前の海外大手の揺さぶりだった模様。6/10(金)の寄り付きでほぼ28,000円で寄り付いて、通過後は過熱感を冷ますかのように下落。毎朝市場見通しをつぶやいていますが、この辺は見立てがピッタリ当たりましたね。
さらに6/10夜のアメリカの消費者物価指数が想像以上に悪かったため、週明けの6/13(月)は荒れに荒れると思います。4月下旬~5月上旬の水準くらいまで深い押し目をつけにいくんじゃないでしょうか。まぁ、3月決算企業の本決算発表集中期を業績相場で乗り切れただけでも良かったと割り切りましょう。

多分、日経平均・TOPICS・マザーズ指数ともに6月は陰線で終わると思います。夏に向けて当面は下落局面が続くんじゃなかろうかと思っていますが、その辺りは翌月の記事で改めて検証しましょう。

銘柄・業績の見通し

鉄鋼

今期業績見通しが全体的に保守的な水準かなと思っています。というか、一部の銘柄は保守的を超えて低すぎる印象。ロシアやウクライナは鉄鋼大国なので、世界的に流通量が少なくなっているはず。そうなると利益を取りやすいのが業界特性だろうから、1Q決算で各社バカみたいな利益を出すんじゃないかと想像してます。想像ですけどね。
来週頭から下落の波が来るので、景気敏感株の代表である鉄鋼も一旦水準を下げると思うんですが、下げ止まりそうな辺りで仕込むことができれば、約2ヶ月で結構な規模で利確できると思います。今一番おススメの業種。
代表銘柄の買い付け推奨水準も書いておきますね。
<業界TOP3の推奨水準>
 ① 5401 日本製鉄 現在 2,150円 推奨 2,000円付近
 ② 5411 JFE 現在 1,623円 推奨 1,500円付近
 ③ 5406 神戸製鋼所 現在 703円 推奨 630円付近
個人的には②がおススメです。

今回の下落の波にのまれそうな業種

6/10(金)の夜にアメリカの消費者物価指数の発表があり、予想以上の物価高が続いていることが判明しました。物価高止まりは政策金利引き上げスピードが速まる可能性を示唆していて、アメリカの景気後退リスクが鮮明になったため、週明けから株価が急落するというメカニズムです。
世界で一番購買力が高い国が景気後退に入ると、日本でも業種に関わらず影響を受けるんですが、週明けからの下落の波に特にのまれそうなのは、これまで騰勢で過熱感が出ている業種や銘柄でしょうか。例えば「不動産」とかかな。でも、不動産はアメリカの景気の影響度は比較的低いんだよな…。円安の恩恵で株価を上げていた輸出企業とかは良くないですよね。銘柄は全く思い浮かびませんが💦
まぁ、今まで上昇基調であった銘柄でも多分一服感が出ると思うので、リスクヘッジはしておくと良いと思います。例えば明日の午前に売って数日見て買い戻すとかね。

岸田政権の施政方針関連銘柄

まだ中身を見ていませんが、7月に参院選を控えているので関連銘柄が盛り上がる可能性はありますね。でも、市況が悪くなったので過信はしないほうが良いと思います。そのくらいの中身でしょうから。

6月の売買ポイント

(1) 低位高配当銘柄のスイング売買による評価額向上
(2) 過熱感のある保有銘柄の一時リリースと買い戻し
(3) 割高銘柄の売り建て&日経DI遣い

売買目標

(1) 5月の結果 +160万円 (過去最高のはず)
(2) 6月の目標 +30万円 (現時点+6万円)

注目銘柄&株価トーレス中(研究銘柄)

4855 JTOWER<G>
割高代表銘柄、5,000円割るまでは売り建て積極推奨
4384 ラクスル<P>
業績絶不調、売り建て推奨
6620 宮越HLD<P> ※トレース中
5年後テンバガー狙いで長期保有熱烈推奨ですが、深圳事業による増収増益は当分先なので、市況連れで週明け相当安くなるはず。800円台前半までは下落するだろうから、一旦売って買い戻そう。

今月は現物の評価額は下げると思うので、信用の売り建てで生計を立てましょう。そんなところで。FYI(^_-)-☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?