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半導体業界を分析する❶/半導体は不足してるのに何で株価が下がってるの?

こんにちは。当面市況はジリジリ下げるか揉み揉みが続くと思うので、好転するまでは分析して情報を蓄えて来たる時を待ちましょう。

先週の市場のトピックスはトヨタ自動車の大減産でしたが、その発端のひとつは半導体不足。もちろん市場全体でも不足してるみたいですが、業種ごとに強弱があって、コロナ禍で需要が跳ねたPCとかの精密機械には計画的に供給されていて、コロナ影響で減産を強いられた自動車産業の需要回復分への供給が後回しだそうです。自動車はEV化で1台あたりの数量も増えてますからね。あとは半導体製造は工場を新設するのに2~3年かかるようで簡単に供給量は増やせないようです。

そうなると、供給量が少ない半導体の価格は上昇していて、半導体関連企業の決算は大好況で株価上昇っていうのが筋だと思うんですが、そうでもない気がする。以下、私が注目している半導体関連で値下がりが顕著な銘柄か好調なのに値上がらない銘柄たちです。

■気になる銘柄(半導体関連銘柄)

5358イソライト工業/好決算でもくすりとも反応せず。

5381Mipox/超絶好決算の上げ値が8/20一日でぶっ飛んだ。

6135牧野フライス製作所/こちらも19・20の2日で▲10%。

6323ローツェ/大台の1万円攻防してたはずが気づけば7,360円…?

6613QDレザー/7月下旬から急落でチャートが歪な形過ぎる…。

6690フェロー伯爵/こちらも超絶好決算の上げ値はないことに。

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各銘柄いろいろと特徴はありますが、6613QDレザー以外は業績はかなり良いはず。なんで海運が上がって半導体が下がるのかわかんない。ひとつ違いがあるとすれば配当が安い。でも海運でも川崎汽船なんかは配当ないけど。バルチック海運指数は過去ないくらいに上げ続けてるけど、半導体価格の指標はそうでもないのかな??

あと、後半3銘柄は信用買い残が重すぎるんですよね。信用倍率が異常なことになっとる。下落局面では踏み下げが発生しやすいから、当面は下げっぱなしですかな。半導体怖い。近寄らない方がよさそうな気がする。




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