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キャッシュリッチ企業分析❶ 7222日産車体、7505扶桑電通

おはようございます。昨日シャビーな一覧表を貼り付けましたが、新居で地道に会社四季報の現預金関連項目を読み込んでおりますよ。Yogiboのバッタものっぽいクッションに寝ころびながらね(*´ω`)

さて、標題ですが、一覧表から抜け出して祝記事化。

■7222日産車体 725円 (8/2終値)

社名からもわかるとおり「やっちゃえ日産」の子会社で、商用車の車両組み立てが主業で混流ラインに定評ありですって。

無借金経営で時価総額を超えるキャッシュリッチ企業。利益剰余金も現金同等物もダブルで時価総額越えです。日産自動車と自己株で過半の株数を保有してますが、GSとかJPモルガンなどの海外機関投資家にもすでに株付けされてますよ。PBRも0.65倍とかなり割安。

業績も親分と違ってコロナ禍でも黒字を維持してますね。ただ前期は特に営業利益が大幅減だったので株価は超安い。

なんで現預金たくさん抱えてるかって、要するに成長企業でも何でもないから成長投資する必要がないんでしょ。なのに配当性向が当期予定で33.5%。うん、馬鹿じゃないの。現預金ため込んでも使い道ないんだから、日産自動車のために吐き出しなさいよ。親会社は赤字企業だよ。それがいやなら日産自動車にTOBしてもらって上場廃止しなさいな。金たくさん持ってるんだから市場から資金調達する必要もないんだからね。「上場企業」であることに縋るより、グループ総体の利益を追求した方がいいんじゃないでしょうか。まぁでもそのうち、そうなるんじゃないですか。だから海外投資家に株付けされてるんでしょ。これをみるとドコモの上場廃止は英断に見えるな。

■7505扶桑電通 2,489円 (8/2終値)

これまた渋い会社で、富士通系のディーラー。

実に安定経営かつ増収基調ですな。もちろんキャッシュリッチですよ。でも海外投資家には株付けされていない。富士通の子会社じゃないから、子会社上場廃止みたいなことはないからかな。

でも、安定経営・増収基調・キャッシュリッチだから、株価は18年の直近最後の赤字年度を底(1,400円)にしてジリ高で上げ続けてる。非常にいいね。3年かけて株価が2倍弱だけど、2%程度の配当がついてるから、まぁダブルですな。

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こうみると対照的なキャッシュリッチ企業ですね。日産車体は無駄なキャッシュ、扶桑電通は安定経営のキャッシュって感じでしょうか。違うのかもしれないけどそうじゃないかなと思います。FYI(^_-)-☆


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