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企業研究(130) 4222児玉化学工業/ジリ安で底値のモビリティ関連銘柄

おはようございます。年末年始は企業研究を頑張ります。

4222 児玉化学工業<東S>

株探基本情報(22/12/30)

成形樹脂加工大手。自動車部品と住宅設備が柱。三菱ケミカルの持分から外れる。海外比率約4割。

<1> 株価指標&財務状態

今期業績下方修正で、PERが標準レベルになるまで株価が値下がっている感じ。
自己資本比率が3割未満と低いので、当面は配当するなら約39億円ある有利子負債を返済した方が良さそうです。

<2> 株価チャート

週足チャート by 株探

随分安くなってますね。ウクライナで戦争始まった頃より安い水準です。6月に中経の発表を機に高騰して、11月の業績下方修正で400円を割ってますが、さすがにそろそろ底値をうつんじゃないでしょうか。

<3> 決算情報

ここ2年は黒字推移してます。今期も黒字で着地するでしょうから、コロナで厳しいながらも経営は比較的安定しているんでしょう。

決算短信抜粋

損益計算書を見ると、売上原価率が上がって営業利益を圧迫してますね。原材料費が高騰しているんでしょう。
少し気になるのが、営業外費用の支払利息と為替差損が比較的大きいところ。為替差損って外貨建ての負債でもあるのかな??

<4> 事業環境の変化

サプライチェーンが正常化して自動車生産が増えれば、モビリティ事業が牽引して業績回復する可能性が高いと思います。あとは高機能商材開発で利益率が高い売れ筋商品が出来れば尚良しでしょう。特に環境負荷が低いものが良さそうですが、その辺はさすがにIRや決算書類だけでは分かりませんね。
なので、事業環境面からも株価は今が底じゃないのかな。下値をブレイクする可能性は低いと思います。

<5> 売買戦略

資金に余裕があれば、年明けに買うのが良いと思います。時間はかかるかもしれませんが、まぁまぁ値幅は取れるはず。第一利確ポイント到達は本決算発表後で、その後にジリ高に転換して目標価格に向かうイメージ。

買付価格  280円台
目標価格  500円 (6ヶ月~1年)
第一利確  380円 (5ヶ月)
損切りライン  230円を割ったら成り行きで売却


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