メイク魂に火をつけろ!
こんにちは。
saoriです。
私は子供の頃から
<ぬのどうぶつ>とお話をしていました。
(皆さんはぬいぐるみと言いますが私にとっては
ネコちゃんやワンちゃんと同じくらい家族なので
ぬのどうぶつと呼んでいます)
今日は私が<ぬのどうぶつ>たちとどんなお話をしているか
ちょこっとご紹介したいと思います。
お相手はやさしいコーギーの女の子、りつこさんです。
「嘆かわしい。実に嘆かわしい」
「どうしちゃったんですワン」
「植村うららこさんのブログで新作コスメが紹介されているんだけど
どのメーカーもアイシャドウは無難なグラデーションばかり...」
「彫りを深く、目を大きく見せるとなるとベージュやグレージュ、
茶系に偏るのは仕方のない事ではありますワンけど見ていて楽しくないですワンよね」
「コスメってもっとこう、気持ちからしてリフトアップしてくれるものであってほしいじゃない?
きたない色のオンパレードを見ていて楽しいと思う?」
「きたない色って言っちゃいましたワン」
「言う。あえて言わせてもらいます。華やぎが欲しいんだもん」
「資生堂あたりどうにかしてくれないですワンかね。
どんな田舎にも売っている国民的化粧品メーカーでありながら
『花椿』とかモードな作品創りもして文化を牽引する役目もあるメーカーと言えばやっぱり資生堂ですワン」
「不況だからかしらね。どのメーカーもとりあえずスベらない製品づくりで守りに入っているように見えるわ」
「B‘zがメイク魂に火をつけろと歌っていたのはいつの時代だったでしょうワンか...」
「誰が使うんだろうというような黒い口紅を資生堂がどこにでも売っているピエヌで出していたのも今は昔ね」
「それでもインウイを復活させた資生堂にエールを送りたいですワン」
「できればロゴも昔のままでいてほしかったけれど商品コンセプトはとても良さそうね。インウイのアイシャドウは粉質がとてもなめらかで流石デパコス、と高嶺の花だったわ~」
「新生インウイは化粧品専門店での販売になるみたいですワン。
出来ればデパコスのままでいて欲しかったですワンけど」
「赤いパッケージは中華圏からのインバウンド層に人気が出そうなのにね。
百貨店の化粧品売り場はアルマーニやらルブタンやら高級メーカーはどこも購買力の高いインバウンド層を見込んで赤いパッケージを取り入れているわよ」
「海外旅行客がドラッグストアで『肌ラボ』や『アクアレーベル』みたいな高品質のプチプラ商品を買うのはわかるんですワンけどその店内にあるような雰囲気ではないんですワンよね、インウイは」
「イマイチ資生堂のマーケティングがよくわからないけど...
買うとしたらアイブロウリキッドかしら。
塗っている感じじゃなくて眉毛が生えているように描けたらイイなぁ」
「それならなおのことデパートのピシッとした店員さんにタッチアップしていただきたいものですワンよ...
化粧品専門店だと昔風のコンサバなアーチ眉にされそうですワン...」
「眉毛って顔の印象が変わる大事なパーツだからね。デパートだとメイクアップアーティスト寄りの店員さんに対応していただけるからね」
「くぅ~ン」
りつこさんはインウイの赤いパッケージを見て悲喜こもごもの様子です。
私もコスメカウンターは化粧品を買うところである以上に元気をチャージするところだと思っているのでりつこさんのふかふかした背中をなでながらそっとため息をつくのでした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?