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発音が悪いと英語は通じないのか?

外国人に慣れていないアメリカ人は理解してくれない

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私の体験談ですが、「こんな簡単な単語がなぜ通じないんだ!」と思ったことが何度かあります。

まず、pillow(枕)。枕が変わると寝にくいというような話をしたくて、「ピロウ」と発音したのですが「ハ~?」と言われました。アメリカ人のこの「ハ~?」って日本人にはキツイですよね。特に悪気はないようですが。

この「i」の発音が意外と難しいんですよね。

つい昨日も DMM 英会話で differentの発音を訂正されました。正しい発音をそのまま表記すると dufferent のようになるんだそうです。「ディファレント」ではなくて「ダファレント」のような感じ。

日本語の「イ」と同じではダメで、もう少し「ア」に近いのです。「イー」と口を横に開かないで、ちょっと口元をだらしなくして、だりぃ~くらいの気持ちで中途半端に開くとうまくいきます。

あともうひとつ。**Friday **(フライデー)。たしかに日本人の敵「R」 が入ってはいますが、「ラ」にならないように「うわ」みたいな感じにしたのに私の努力は報われませんでした。

その場にいたもう一人の日本人も「フライデー」と言ってくれましたが、それでもわかってくれないのです!

"Oh Friday!" と最後にはどうにかわかってくれましたが、「だからさっきから言ってるじゃん!」と脱力しました。

でも・・・そんなに違いませんよね?

英語を話す人が、ポケモンをポーキモーンと言ったり、カラオケをカーラオーキーと言ったりしても、わかりますよね?

どうしてわかってくれないのしょうか?

わかってくれない人の共通点は、田舎に住んでいる人だったこと。

もともとアメリカに住んでいるアジア系の人の英語はきれいなので、その感覚で聞いてしまうようなのです。ひょこっと外国からやってきたアジア系の人の発音は、その国の特徴が残りすぎて別モノに聞こえるようです。

ビジネスではポイントをおさえれば通じる

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しかし、外資系に勤めた経験から言うと、発音が悪くても意外となんとかなります。

R も L も th も、おもいっきり日本語発音で通すマネージャークラスの人を何人も見たことがありますが、なぜか見事に通じているのです。

right も light も「ライト」で通じます。「ザッツライト!」です。

なぜなら、グローバルな企業では各国の英語の特徴がすでに把握されていて慣れているからです。

私も最初はタイ人の話す英語がわからなくて苦労したのですが、慣れてきたらクセがわかってきて気にならなくなりました。

なので、発音磨きにあまり時間を割かなくてよいと思います。

日本人が R と L と th が苦手なのは周知の事実ですから。

ただし、ひとつだけ気を付けるべきなのは、単語の末尾に母音をつけないようにすること。

right も「ライト」のように「オ」で終わらせるのではなく「ライt」のようにすると、日本人なまりから脱出できます。

私は一応、R と L と th、v と b の違いにも気を付けていますが、この末尾の母音を落とすことに一番注意を払っています。

中国人の同僚に「あなたは発音がきれいね。日本人の発音はきつくてよくわからないけど。」と、個人としては褒められ、日本人としてはけなされて、複雑でした。

おまけ:後藤久美子さんの英語がきれいだった

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先日、寅さんを観てきました。昔を思い出して、最初から最後まで泣きっぱなし。

今回は後藤久美子さんが出演されていたのですが、この中で、彼女が英語でスピーチをしている場面があるのです。

その英語がとてもきれいでした。さすが!

もちろんネイティブスピーカーのようにというわけではありませんが、ちゃんと英語を日常的に使っている人という印象でした。そりゃそうなんでしょうが。

日本人が目指すべき英語の発音は、まさしくこれだと思いました。

日本のドラマなどでときどき俳優さんが頑張って英語を発音していることがあるのですが、聞いていて、アタタタタ~と思うことがあります。

間のとり方などで意味を理解しているのかどうかがすぐわかるんですよね。

ちなみに、後藤久美子さんはこの映画の中でフランス語も話されていました。私はフランス語はさっぱりわからないのですが、きっときれいなのでしょう。

興味のある方はぜひ寅さんに会いにいってくださいね!





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