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バトルのあれこれ

ミラディンの侵略を成功させたファイレクシアは再び侵攻を開始しました。あらゆる場所で。しかしミラディンの民と同じように、ファイレクシアの侵略を受けた次元の住人達もこれを黙って受け入れることはありません。あまりにも多くのバトルが繰り広げられる本作では、それを表す新たなカード・タイプであるバトルが登場します。
公式記事『機械兵団の進軍』のメカニズム

ついにお披露目となったバトル・カード。
ここでバトルというカードタイプについてのルールも明らかになったのでここで纏めておこう。


バトルのルール

バトルはパーマネントである。
あなたのターンで、優先権を持っており、スタックに何も無い時に唱えることができる。
いわゆる、ソーサリーのタイミングというやつだ。

バトルは守備値を持ち、戦場に出る際は守備値と同じ数の守備カウンターを持って場に出ることになる。
守備カウンターは、主にダメージによってその数を減らすことができる。
プレインズウォーカーと同様にクリーチャーの攻撃によってダメージを与えることで、ダメージの量に等しいカウンターを減らすことができる。

さらに、本エキスパンションより、any targetと書かれた火力呪文でバトルを対象にすることができるようになった。
これら火力呪文でも、与えたダメージの量に等しい守備カウンターを減らすことができる。

バトルの上から最後の守備カウンターが取り除かれることをバトルが倒されると呼ぶ。


包囲戦のルール

包囲戦はバトルの持つサブタイプである。
機械兵団の進軍に収録されるバトルは全て包囲戦のサブタイプを持っている。

包囲戦のサブタイプはバトルを攻撃できる条件を表す。
包囲戦が場に出るに際して、対戦相手1人を選ぶ。
選ばれた対戦相手はそのバトルを守ることができる。
バトルを守るとは、クリーチャーに攻撃されているバトルをクリーチャーでブロックすることを表す。

また、包囲戦が倒されたとき、それを追放し変身した状態で唱える。
裏側はパーマネントとは限らず、インスタントやソーサリーであることもあり得る。
ゆえに場に戻すではなく唱えるとなっている。


バトルのあれこれ

・バトルはパーマネントである。パーマネントを対象とする効果で選ぶことができる。

・既存のパーマネントを破壊、追放する効果で除去することができる。その場合、バトルは倒されたことにはならない。

・守備カウンターは既存のカウンターを増減させる効果とシナジーがある。
例えばグリッサ・サンスレイヤーの誘発型能力で自分のバトルの守備カウンターを減らすことができるし、増殖で相手のバトルの守備カウンターを増やせば妨害にもなる。

・バトルはパーマネントである為、パーマネントのコントロールを変更する効果の対象となる。
バトルが倒されたとき、コントローラーの戦場に裏側で出る為相手のバトルを奪う意義はある。
ただし、バトルを守るプレイヤーはバトルが戦場に出た時に選ばれたままである。
2人対戦であればあなたが選ばれているだろう。
つまり、依然としてあなたはバトルを攻撃できないままである。
対戦相手は依然としてバトルを攻撃することができるが、きっと攻撃してくれないだろう。

・変身したバトルがブリンク(明滅)されるなどして場に出直す場合、両面カードのルールに従い第一面を表にした状態で戦場に出る。
すなわちバトルとして場に出て、守備値の数だけ守備カウンターを置き、守る対戦相手を再び指名し直す。
バトルが出た時の能力は再び誘発するが、対戦相手のコントロールする変身したバトルが強力な場合、再びバトルを倒す手間を与えることができる。

・強制的に変身させる効果を持ってしても、変身する能力を持たない両面カードは変身できない。
すなわち、月霧を唱えたとしても、第二面が人間・クリーチャーであるバトルを第一面に戻すことはできない。

・クリーチャー化したバトルが戦闘を行う場合、受けたダメージ分の守備カウンターが取り除かれる。
この時、タフネスを超えるダメージを受けつつ守備カウンターが0になる場合、変身効果は誘発するものの直後の状況起因処理で墓地に置かれる為結果として変身しない。
このような状況は、液鋼の塗膜でアーティファクト化したバトルがアーティファクトの魂込めでクリーチャー化した場合などに起こりうる。

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