手術

その年の7月、開頭腫瘍摘出術をすることになった。腫瘍は少し大きめのみかんくらいになってて、運動機能の所にへばり付いていた。腫瘍を根こそぎ取ると半身麻痺になる可能性が高いため、くり抜くように取るのが手術内容だ。

手術当日、自営業で休みが取れずかなり遠方に住んでいるお母さんも駆けつけ手術の成功を祈っていた。こんな時自分は本当に無力だなと感じる。手術の時は確か数時間病院でソワソワしてたっけ。

そして手術も無事終わり主治医の先生が僕とお母さんを別室に通し手術状況の説明をする。どんな試験結果よりも緊張した。「成功です」そう先生から聞くまでめちゃくちゃ緊張した。少し経って彼女の意識が戻った時、ICUに居る彼女に会いに行きます顔を見た瞬間僕とお母さんと彼女はボロボロ泣いた。手術お疲れ様とか成功して良かったとかいろんな気持ち。でも根底にあるのは生きていてくれて良かっただ。良かった。



昨日抗がん剤の予定だったが急遽止めた。と言うのも最近副作用が酷いからだ。パクリタキセルとアバスチン。パクリタキセルは【主な副作用として、末梢神経障害、関節痛、筋肉痛、吐き気・嘔吐、脱毛、発熱、発疹、爪の障害、味覚異常、浮動性めまい、疲労、浮腫、下痢、便秘、食欲不振、口内炎、鼻咽頭炎、体重減少、体重増加、高血圧、間質性肺炎など】アバスチンは【主な副作用として、出血、高血圧、神経毒性、疲労・けん怠感、食欲減退、悪心、口内炎、脱毛症など】抗がん剤は本当に副作用が多い。元々週1、3回1週休みを1クールにしていたが今度から週1、2回2週休みで様子を見るらしい。検査の結果も脳の腫瘍は大きくなっていなく良好だ。抗がん剤が聞いてるんだそう。なので昨日は骨の抗がん剤ランマークのみだったので今日は元気元気!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?