2018年夏

この夏あたりから呂律が回らなくなったり指の動きが鈍くなってきた。それを主治医に相談しても相変わらず取り合ってくれない。文字が出てこなかったり話し合いが満足にできなくなったり。今思えば失語症の症状が出てたんだと思う。

その後12月までそんな状態が続く。じっくりじっくり進行していたので呂律や会話は一緒に居るといつも通りの感覚で気づかないものだ。飲みに行っても泥酔(彼女はめちゃくちゃお酒が強い)が多くなったり今考えるとアレは病気が原因だったかってことが多い。”病気だからこそ健常者と変わらない接し方をしよう”の考え方と行動が間違っていた。

その12月。主治医に体調の変化を相談したら彼が顔面蒼白になる。急いで検査をした所、頭部MRIで3箇所の脳転移が見つかった。1つはすごく大きい。そのままその3日後ガンマナイフを受ける為緊急入院が決まった。これまで主治医にあれほど訴えてた体調の変化を流されてた結果の脳腫瘍、緊急入院のために色々なところに迷惑がかかってしまったこと、彼女は精神的にギリギリだった。ガンマナイフは重く、1週間の入院で毎日照射。照射後意識は朦朧としててゾンビみたいだった。彼女のお母さんと初めて話をしたのもこの時。着替えや必要なものを揃えたりしてて彼女を深く愛してることに実感した。何もいらないし何でもするから彼女を助けて欲しいと。





今日も抗がん剤の副作用でぐったり。でも朝の体温が高かったのと一日の平均体温も上がってて嬉しい。相変わらずご飯欲もあって嬉しいが、少し心配。運動をしていないからね。それと彼女は大家族、俺は片親で一人っ子みたいに育ったからか、発言の重み、受け取り方が違う。と言うか俺が細かいことで機嫌を悪くする。もっっと言うと普段イライラしない俺でも彼女の発言にはイライラすることがありそれで喧嘩(一方的に俺が怒ってるだけ)する。だって良かれと思って行動したことに文句(彼女は文句を言ってるつもりはないと言う)だと捉えてしまう発言するんだもん。何だよって思ってしまう。俺が子供なんだけど。直したいなぁ。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?