てんかん

放射線治療をして3ヶ月、彼女は僕と暮らすことを決めた。そこで関西の病院に移ることにし、それを主治医に相談したらたまたま主治医の師匠が関西にいるらしく紹介してもらえることになった。が「お前みたいな患者相手にされねぇから」とか余命のこととかを言われ大変傷ついた。その時俺がついて行ってたらなぁ。と今も後悔することがある。平気で「長生きできないから」とか言う医者を1発で良いから殴りたかった。

新しい病院は、、、とても素晴らしい病院だった!もちろん今も通っているが前の主治医の師匠にあたるS先生はものすごく柔和でしっかり話を聞いてくれてはっきり「まだ死なない」と断言してくれた。この言葉が当時の僕らにとってどれだけありがたい言葉だったか。

5月、順調に抗がん剤治療をしていたある日事件が起こる。いきなり左手が震えたなと思うと全身痙攣し始めた。てんかん発作だった。

てんかん発作は色々ある。先天的、後天的、気絶するパターン、しないパターン、彼女は後天的でしないパターン。彼女曰く”シンプルに死にそうになる”らしい。

救急搬送され脳の腫瘍のせいでてんかん発作が起きたこと、脳転移に新しい腫瘍が見付かったことを告げられた。彼女は言語障害も出て繰り返すてんかん発作に恐怖し精神的にボロボロになっていた。




体を動かした2日間、2週間何もしなかった代償は大きく2人で筋肉痛と戦っている。今もベットの中で歌を歌いながら踊っている。笑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?