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いなか古民家ぐらし

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田舎暮らしや古民家暮らし、移住をイメージしたい人へ。 ひとり暮らしののち、2023年から2人ぐらしになりました。
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2021年11月の記事一覧

人間は枯れて死ぬのではなく熟して死ぬのかもしれない

ミカン採りをしながら、同僚のお姉さんが 「看護婦さんは、もうすぐ死ぬかもって分かるんやろ?」 と聞いてきた。 そのお姉さんは、お父さんが亡くなるときに主治医がタイミングよく現れてビックリした、きっと亡くなることを予測していたのだろう、と話してくれた。

畑だからこそできる、大事な話。

突然、会いたくなった友人がいた。きっと畑をやっている友人と、農について話したくなったからだろう。彼女との再会は、私に多くの気づきをくれた。 きっかけは「看護師」という共通項 彼女とは、1年ほど前にコミュニティナースの研修で出会った。出会ったばかりは「同じナース」というだけの繋がりだった。 当時のわたしは、訪問看護師としてバリバリ働いていて、農や食について一切の知識が無かった。彼女はすでに農×ナースというビジョンを持っていた。だから交わることがなかった。 2ヶ月ほど前。

なぜナースの私が農家バイトをするのか

近所のおっちゃんに、ミカン収穫のバイトに行く、と言ったら 「なんや、はよ看護師に戻らんかい」 と言われた。なんか、すごい悔しかった。でも上手く言い返せずに、まぁね〜って笑ってごまかした。 笑ってごまかした自分にも、悔しくなった。 「看護師の方が良い」と言われる違和感おっちゃん以外にも 「農業よりも看護師さんのほうが給料いいでしょ〜」 「いい資格持ってるのに〜」 と言ってくる人は、多い。その質問になんとなく返答はするけど、上手く言葉にできない自分がいた。 看護師