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介護の現場から学んだこと:特別養護老人ホームでのアルバイトの実情
こんにちは、ぴいと申します。
◾️今回は、「介護の現場から学んだこと:特別養護老人ホームでのアルバイトの実情」というタイトルでお話していこうと思います。
僕は、もともと食品の営業として普通の会社に勤めていましたが、一念発起し、理学療法士の専門学校に通うことにしました。
しかし、医療・福祉のことは何もわからない・・・
それなら、専門学校に入学するまでの期間を利用して勉強も兼ねて福祉施設で働いてみよう!となりました。
※この経緯を書いた記事もあるのでぜひご覧ください😊
■まずは自己紹介から🙋
・34歳
・男
・理学療法士資格取得し5年目
・総合病院・整形外科クリニックを経験し、現在は特別養護老人ホーム(ユニット型)で機能訓練指導員として勤務中
・2023年に結婚
■この記事はこんな方に向けて書いています🙋
・福祉の仕事を考えているけど、特別養護老人ホーム(従来型)ってどんなところ?と疑問に思われている方
・特別養護老人ホーム(従来型)でアルバイトとして働こうと考えているけど、実際のところどうなの?と思われている方
■この記事を読んで得られること🙋
・表面的なことだけではなく、実際の雰囲気や仕事内容(アルバイト)などが分かります。
・アルバイトの働きやすさや給料など、踏み込んだところが分かります。
1.まず、特別養護老人ホーム(従来型)とはどんなところ?ユニット型との違いも含めて解説
・従来型特別養護老人ホームは、集合的な施設で、多くの入居者が共同生活を送る形式です。
・一方、ユニット型特別養護老人ホームは、複数の小規模なユニット(居室やリビングなどが集まったグループ)に分かれています。ユニット型では、入居者がより家庭的な環境で生活し、小規模であるため、個々のニーズに合わせたケアや支援が行いやすい特徴があります。
・従来型では、施設全体の管理が一括して行われ、大規模な施設ならではの設備やサービスが提供される一方で、
・ユニット型はよりアットホームで、入居者同士のコミュニケーションが活発化しやすいという違いがあります。
2.特別養護老人ホーム(従来型)の一日の流れは?
ぼくは従来型の特別養護老人ホーム(以下、特養)にアルバイト(7:30〜15:00)として勤めていましたが、一日の流れとしては、
⚫︎7時30分:
・出勤し
・入所者・利用者様に変化がなかったか申し送りを受ける
⚫︎7時45分:
・可能な限り車椅子に離床する(移乗する・起きて頂く)
・洗面台で顔を洗ったり拭いたり整容を行う
⚫︎8時00分:
・食事提供(厨房併設なのでそのカウンターでとろみや薬チェックを行い提供していました)
・食事が終わると口腔ケア(はみがきなど)
⚫︎9時00分:
・入浴介助(大浴場で1日15人ほど介助していました・スピード感が求められました。また、寝たきり度が高い方に対しても着脱ルームにベッドがおいてあり、そこで着替えを行っていました。)
⚫︎11時30分:
・休憩は1時間ほど~12時30分まで
⚫︎12時30分:
・食事介助(食事は12時からでしたが終わっていない方の食事介助や口腔ケアに入っていました)
・食事の後に時間をおいて(誤嚥を防ぐため)、ベッドに横になって頂いていました。
・リネン交換(40-50人ほどいらっしゃいましたが、その方たちのリネン交換を2-3日に1回ペースで行っていました。)
・洗濯物の手伝い(たたみ物や汚染物を洗浄などを行っていました)
・掃除(施設全体の掃除を行っていました)
⚫︎15時00分:
・退勤
といった感じの業務でした。
特に朝のバタバタ感はすごく、目まぐるしく時間が過ぎて行っていました。
特に入浴に関しては、こんなことを言ってはいけないですが、まるで流れ作業のように、そうでもしないと業務が回らないので、丁寧な介助を心がけながら、当然けがをさせないように業務にあたっていました。
ユニット型と違うところは、従来型は4人1部屋というところです。なので、プライベートはユニット型と比較してそこまでないと思われます。ベッド間はカーテンで仕切られています。
違うところの二つ目は、中央に大きなホールがありそこに入所者様・利用者様みなさんが集まるというところです。ユニット型だと9-10人で1つですが、従来型だと一カ所に40人ほどが集まることになります。なので、ホール担当が少ない時は少ない人数で大勢を見ないといけないので、大変になってしまいます。転倒リスクのある方もいらっしゃるので、転倒しないように駆けつけたりとか、誤嚥のリスクがある方が他の方の食事をとろうとするのを見守ったり、入所者・利用者様同士のトラブルを未然に防いだり、いろんなところに目を見張る必要がありました。
3.職員同士間の仲はどうなの?
忙しい職場なのでピリピリはしています。
転倒させてはいけない、ケガをさせてはいけない、薬を間違ってはいけない等、事故報告書を書くようなことは起きてはならないのでやや空気が張り詰めている感じはします。
しかし、利用者・入所者様が空気を和らげてくれるのでたまに笑いが起きたりします。ぼくもそういうのが好きで合計5年くらい続けられたのかなあと思っています。
職場の忙しい時間帯はピリピリしていますが、午後の少し落ち着いた時間帯はそこまでありません。僕の場合はリネン交換や掃除など単純作業をしていたので、忙しい場面に巻き込まれることもなく気楽にできていたのもあるかもしれません。
でも、アルバイトから見ていても、職員同士の仲は悪くなく、定期的に飲み会をしたりして、僕もたまに誘ってもらっていましたが、とても楽しかったです😊 いい思い出です😊
僕が専門学校の実習に行く時は、色紙に「実習頑張ってね」と寄せ書きをしてもらったり、良い方が多かったです😊
世間では大変な職業と思われていますが、意識が高い方もいらっしゃって勉強になりました。
特に、「相手(利用者・入所者様)の立場になって考えないといかんよ」というのは今でも思い出す言葉です。
4.アルバイトの自分が感じた、働きやすさや給料について
働きやすさは先ほどと繋がるところもありますが、アルバイトとして働く分には働きやすいと思います。たしかに、介護分野が苦手だと入ってから気づいた方には働き辛いかもしれませんが、自分は高齢者の方と接するのは好きだし合っていたと思います。また、アルバイトなのでそこまで重要な業務には関わらず、またなにかと重宝され、感謝されました。
また、自分の場合は、理学療法士の勉強をするため特養に入ったところもあるので、勉強もしながらお給料ももらえるのでそういう意味でもやりがいがありました。
時給は950円と当時では高めだったと思います。たしか、その時の最低時給は800円いかないくらいだったので満足していました。
正社員だと少ないと思われる介護職ですが、アルバイト・パートになると時給がいいのかなという印象です。
以上、従来型特別養護老人ホームで働いていたアルバイトのお話しでした!
お読みいただきありがとうございました😊
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