見出し画像

ひとり上手と呼ばないで。

私はウルフルズのマニア会員である。

この世界中が某ウィルスで混乱している中、
本日マニア会員ツアーに参戦してきた。

チケットを取った時にはこんなことになるとも知らず、昨今は右見ても左見ても某ウィルス騒ぎ。

世の中の流れから参加するか否か迷うところであるが、アーティスト側も中止や延期となれば、どえらい損失額になるだろうしマスクなど自衛してご参加下さい…とのメールも届き、せやんなぁ。
行くわー!と自分の中で決心して参加したのである。席番も前の方だったし。

ファンクラブツアーなので、
会員証と身分証明書がないと入れないLIVEチケット。

同行者はもうすぐ手術を控えてる…ということで
やめておくわ。ごめんね。
…とのことでひとり参戦となったのだ。


代わりに誰か…ができないのがファンクラブツアーの痛いところ。

普段ならウルフルズは次男坊と参戦する。
癌告知直後、転移のあるなしの検査で撮ったCTの造影剤でアレルギー反応起こして急遽点滴した次の日に毎年万博公園で開催される野外フェス「ヤッサ」と呼ばれる単独フェスにも次男坊と参戦した。

ウルフルズも子育て最前線でずっとLIVEには行けなかったけど、辛い時、辛い時、辛い時、全部ウルフルズの歌詞に救われてきたのだ。

人生で自分で選んで出会えてよかったのは夫とウルフルズであると断言する。


私にとって人生とはユーモアという脳内変換を施しつつ攻めて行かねばならぬ、
闘いの連続だったけどそのたびにウルフルズに救われてきたのだ。
大真面目にアホアホパワーてなんやねんな。
私の人生にウルフルズがあって良かった。


ガンになって「アタシ、ガンなんやなぁ…」
と思いながら生で聴いた「ええねん」の沁み方はたまらんかった。

余談だけどその時のヤッサのライブDVD、
家族全員が画面見てないのに
「おかんの声!」「ミホの声!」
とわかるほどに叫んでたよ。
確かにアタシの近くにマイクあったけどあんなに声通るかね…。点滴した次の日やっちゅうにめちゃくちゃ盛り上がってた…冥土の土産や(まだ死なんけどな!)

それはさておき、子どもが巣立ってひとり外食、ひとり旅、ひとり観光がなぜかできるようになった。

ある程度の歳まで隣に誰かいないと不安だったのに
全く平気になってしまった。
理由は全くわからない。
私のおひとりさま耐性がいちぢるしく強くなった。

しかし、LIVE参戦は初めてだ。
いつも誰かと一緒だった。


ま、しょうがないね…と思いつつLIVE始まった瞬間に条件反射!両手を上げて叫ぶワシ。

完全にひとり参戦という枠のこと忘れてた。
バッスバスにノリました。
真横の微動だにしない男性。
夫かよ!うちの夫もLIVEで動かない。
しかしアタシはノリノリだ。
ノリノリが過ぎて隣の男性の頭にチョップしてしもたがな。すぐ謝ったけど。

先月、肉眼流マサムネを見て、
今月、肉眼流ウルフルズを堪能した。

LIVEもひとりで行けるやん…。

せやなぁ。
生きてる間、誰かを待ってたら時間がもったいない
ひとりで楽しめるようになって、誰かと楽しんだら
また違う楽しみ方が出来るよな。

私は行きたいところにどんどん行こうと思う。
ひとり上手by中島みゆきである。

画像1

画像2


うれしかった時にお金を入れる缶がわが家にはあります。1年間のうれしいをまとめてクリスマスに募金しております。サポートしていただいたら世界のどこかで役に立つかも!