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結婚とは、主語を I から we にすること。

忙しさにかまけて流してしまってたのだけれども、
せっかくなので結婚して1年間を振り返ってみる。

結婚記念日は、3月14日。
割れない素数か、終わりの来ない円がいいと、よくわからないことをわたしが言い出して、
円を選んだのは彼だった。

プロポーズの言葉もないようなもので、
わたしたちがずっと一緒にいる未来は、気づいたらどちらも当たり前のように共有していて、
いろいろ検討はしたものの、結婚すること自体は特に力のかからない意思決定だったと、思う。

結婚して3か月して、一緒に暮らし始めた。
それも当たり前のように受け入れていたけど、彼とわたしの生活は、意識せずに、でも実は大きく変わっていた。

まず、飲み会に行く回数が減った。
特にお互い止めてるわけではないし、むしろ快く送り出してくれるし、送り出してる。
けれども、行きたくない飲み会に行くのはやめるようになったし、終電くらいの時間で必ず切り上げるようになった。

残業はどちらも減らない。むしろ増えた。
これは多分、家事時間の減少と、繁忙期をカバーし合える安心感から来ている。
あと、別のnoteで少し書いたのだけれど、
いま、スキルをつけなければ、という焦燥感が増したからだと思う。

それから、自炊が増えた。
食べてくれる人がいるのが嬉しい、というのがひとつ。
彼が料理があまり得意ではなくて、わたしの料理の話を面白がって聞いてくれる、というのがひとつ。
これはまた別の機会に書けたらいいなと思う。

どうしてそう変わったのだろう、とぼんやり考えると、
自分個人じゃなくて、相手への思いやりじゃなくて、わたしたちがどうしたいのか、を考えるようになったからだと思う。

弊家は、いずれ3人の新人(子ども)を迎えて、それぞれが個人として独立して、深く関わり合いながら、努力しながら苦労せず笑って生きていく、というのが理想だから、それが最優先される。

新人を迎えるのに耐える経済力をつけたいから、よく働く。これはわたしたちがこうしたいから。

行きたくない飲み会に行って機嫌悪くして心配かけたり気を遣わせたり、酔い潰れて人や家族に迷惑をかけたりするのは、個人として独立してると言えない。
これは、わたしたちのありたい姿に反する。

これから家族を大きくしていくには、健康は優先事項。
稼ぐ資本は身体。身体を作るのは食事と運動。
その上、それらに付随するコミュニケーションは、わたしたちの関係を健全に保ってくれる。

無意識だったけれど、
結婚する前後で変わった習慣は、わたし、でなくてわたしたち、と主語を読み換えるとすんなり納得がいく選択だった。

これからきっと、わたしと彼、わたしとわたしたち、彼とわたしたちが折り合いがつかない場面も出てくるんだろう。
そんななかでも、極力お互いらしさを活かしながら、
新しいわたしたちを作っていくことが、彼とわたしの結婚生活なのだと思った。

#夫婦生活

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