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ポケモンカードにおける嘘とブラフと三味線(全文無料)

こんにちは、みぽです。前回のnoteが思ってた以上に好評だったので、とても嬉しく思います。まだご覧になってない方はそちらも是非!


さて今回は、ポケモンカードにおける嘘やブラフ、三味線についてお話していこうかと思います。
この3つは、若干意味合いが変わってくるので、一つずつ説明します。



嘘とは、
事実とは異なる言葉、人を騙すための発言などの意味があります。
嘘をつく」などと言いますよね。嘘は、発言で用いられる事がほとんどです。

「嘘の料金を説明してしまった、、」
「さっきの話は全部嘘さ!」
「〇〇君の嘘つき!」

(あ、ほぼ良くない状況だ、、)

このように、発言によるものがほとんどです。

そして、という言葉のもう一つ大事な要素があります。
それは、無意識であっても意図的であっても、どちらのケースでも使われます。

先程の例でもあげたように、

「〇〇してしまった」(無意識)
「全部嘘さ!」(意図的)

嘘とは、
事実とは異なる発言をする、または、してしまう事を指します。

これはポケモンカードにおいてやっていい行為でしょうか?
もちろん答えはNOです。
それが無意識だとしても。

「手札何枚ですか?」
「トラッシュにボス何枚ですか?」
現在の相手の状況を確認するのに、対戦中よくあるやり取りですよね。

これの返答でもし、嘘があったらどうでしょう?
ボスの指令が実際はトラッシュに1枚なのに、「2枚です」と言った場合、「じゃもうボスは飛んでこないそうだから大丈夫か」とゲーム性が損なわれます。嘘をつかれた側はゲームとは関係ないところで損をします。

そしてこの場合、嘘を付いた側も実は損をします。
その理由は、再度相手にトラッシュを確認された際に、「あれ?さっきトラッシュにボス2枚って言ってましたよね?1枚なんですけど、、、」
と、不正を疑われます。それが勘違いで見落としてて、意図的じゃ無いとしても。

「さっき1枚っていいましたけど?」
「いや、2枚って言ってましたよ」
「いや!1枚って言いました!」
「絶対に2枚って言ってましたよ!!」

みずかけ論になってしまうと、もうどうすることもできません。

やぁ


相手に聞かれた返答での嘘だけでなく、自発的に嘘をつくのももちろんダメです。

「うわー、もうボスないのかぁ」
と嘘をついた場合に、
次のターン「ボスで!ネオラントで!!」
(こいつやばすぎ、、)

対戦後に必ず揉めます。(笑)
しかもこれも不正をしてボスをトラッシュから戻したとか疑われるので、どんなに勝ちたくても必ずやめて下さい!
さすがにこんな人間いないと思いますが、勝ちたいがためにやるやつは少なからずいます。


嘘はお互いに損することしかありません。
気持ち良くプレーするために発言には十分に注意しましょう。


ブラフ

ブラフとは、
虚勢やはったりという意味があります。
主にポーカーで使われますかね。
嘘と同じように相手を騙すという意味で使われることもあります。

ただ、嘘とは違う点がいくつかあります。
まず一つは、
嘘は発言なのに対して、ブラフは表情や行動によるものです。
そしてもう一つは、ブラフは全て意図的にやるものであるということです。

発言によるトラブルは先程も説明した通り、非常に避けたいです。では、ブラフによるトラブルは生まれるのでしょうか?そしてブラフはありなのか?

結論から言うと、ブラフはOKです。

「でも嘘と同じで相手を騙してる訳だし、口で言うのか表情なのかの違いでしょ?ダメなんじゃ?」

そこの違いがかなり大きいんです。

なぜ発言(嘘)はダメで、行動(ブラフ)ならオッケーなのか、
それは、

行動による情報は、不完全な情報であり、相手が勝手に汲み取るからです。

前提として、発言は全て正しい情報でなければなりません。その理由は先程も説明した通りで、何度も言いますが、不正を疑われ兼ねないし、お互いに気持ち良くプレーできず、ゲーム性を損なうからです。

ただ行動や表情による情報は、全て正しい情報でないです。例で同じ状況で比較してみます。

はなえらび使用時、
アクロマの実験が2枚めくれた場合

行動:
アクロマの実験をロストに送り、もう一枚のアクロマの実験を手札に加える

発言:
「うわー!アクロマ重なったわー!最悪!」

やってることは一緒ですが、先程も言ったように発言は全て正しい情報でなければなりません。例えば上記の発言の後に、スナッチアームなどのグッズを使って手札を確認したときにアクロマの実験が無かったら、やっぱり気分悪いし、対人ゲームのマナーとして良くないですよね。100%発言によって騙したことになります。これはこの後話す三味線に該当します。

一方、行動はというと、「アクロマの実験をロストしたってことはもう一枚もアクロマの実験なんじゃないか?それかピン刺しの絶対にロストに送れないキーカードか?」
と相手は予想し、勝手に汲み取ります。
この勝手に汲み取るが非常に重要で、これによって騙されたとかで抗議に出ることはできません。全て自分が勝手にしたことなので。

つまりブラフは、意図的に騙してるのに、100%騙してるとは言いきれないので、オッケーなのです。

表情はどうなのかというと、
よくいますよね、「スー、、」と息を吸って苦しそうにする人。(本当にキツイときに僕も出ちゃうんですが)
これも、「相手きつそうだな、手札詰まってんのか?」と相手が勝手に汲み取ります。

実際は、ただただ今朝牛乳を飲みすぎてお腹の調子が悪いだけなのに。

と、後から言及することもできないので、ブラフは活用して構いません。ただ枠からはみ出しすぎると、嘘や、これから話す三味線になっていくので気をつけましょう。


三味線ってなぁに?

まずテーマの用語を知らないと話になりませんね。

三味線」を弾く
簡単に言うと、相手を騙す発言をすることです。

よく麻雀で用いられますね。不完全情報ゲームである麻雀で、自分の手牌の情報を発言によって騙す事を三味線と言います。麻雀打ちはさすがに知っているとは思いますが、麻雀中の三味線はご法度です。お客さん同士が気持ち良く対局に向き合えるように「三味線は控えましょう」と、ゲーム中のマナーのようなものです。厳密にはルールではないのですが、三味線によってゲーム性が損なわれます。そして三味線を行うと罰則(ポケカでいうサイドペナルティ)を受けます。三味線はタブーです。

でもルールじゃないから、「ん?今のは三味線じゃないか?」と指摘が微妙にしづらかったりするんです。雀荘にジャッジがいるわけでもないですしね。(手挙げても「すみません、冷茶!」くらいしか言うこと無いです)


三味線

結論から言うとポケモンカードにおける三味線はNGです。
三味線は発言だからです。
嘘とほぼ一緒なのですが若干違うのが、三味線は、不完全な情報について嘘をつく事に限定されます。
先程の「うわー!アクロマ重なったー!」のやつです。あれがまさに三味線です。

三味線はやっぱりゲーム性を損なうし、不快な思いをするが一番の問題です。
相手の盤面を見て、「次これされそうだな」という読み合いに不快な情報が入ってきては耐えられない。
大会で勝ちたいのは分かるけど、神様は見てます。

うん、見てるよ


ポケモンカードで使えるのはブラフ

この3つの中で使えるのはブラフのみです。
これを使えるようになる、または知っておくと、使ってアドバンテージを稼いだり、相手のブラフも読めるようなってきます。

長々と言葉の説明に使ってしまいましたが、僕が話したいのはここからです。でも前提をまず知ってもらわないといけなかったので、、

いや、そうじゃなくて、あまりにも薄いから尺稼ぎで説明しました。はい。

さて、それではいよいよ本題に入っていこうかと思います。ブラフをいくつか紹介していこうかと思います。
あまり鵜呑みにせず、暇つぶし程度に聞いて下さい。

※この後の内容は、「必ずそうなる」ではなく、
あくまでも「そうなる可能性がある」なので、
後で文句言わないで下さい。


①相手の手札を聞く

対戦中によく出るワード「手札何枚ですか?
一旦思い出して欲しいのですが、この質問の後、みなさんは何をされたことがありますか?

手札干渉サポートですよね。

人によってイントネーションが変わるやつ
ナンジャモ⤴?
ナンジャモ⤵?

(ナンジャモを打つか迷うな。相手の手札が多かったらナンジャモ打つかぁ、、、)
「手札何枚ですか?」

この質問の前に頭の中でこういった思考があり、手札を確認しますよね。よく体験する方も多いかと思います。そして「手札何枚ですか?」と聞かれたときに「あ、ナンジャモ打たれるのか、、」という思考になるかと思います。
なぜか?
いっぱいその場面に出くわしてるからですよね。
前提があるからです。

この前提があるというのは、ブラフで利用するのにうってつけです!

そこでこの、「手札何枚ですか?」を利用してブラフをしてみましょう。

まず、前提として(何回前提って言うんだよ)
「手札何枚ですか?」と聞かれたときに、「手札干渉サポートを打たれるのか?」という思考になるという話はしましたね。

ということはつまり、

「手札何枚ですか?」という質問をすれば、こっちの手札にナンジャモなどの手札干渉サポートがあるように見せることができるのです。

「え、だから何?見せることができて、結局打たれなかった〜!ってなるだけじゃん?」

そうです、それでいいんです。
打たれなかったと安堵するという事は、手札干渉サポートを、打たれたくなかったという事ですよね?
ということは、相手は次の番に手札干渉サポートを打たれないように行動します。(例えば、この番にサイドが5から3になると、返しでナンジャモされるとキツイから)

打たれないように行動するには、盤面を作るか、相手の手札にあろうナンジャモをナンジャモで下に持ってくくらいです。

つまり、「手札何枚ですか?」と聞くと、ナンジャモを持ってるブラフができ、相手が自分の手札を混ぜてくれる可能性が上がります。
別に相手がナンジャモにビビってなくても、こっちにナンジャモがあるという事は、手札が詰まってなさそうだから、場面によっては雑に打ってくれたりします。

なので、手札が弱くてどうしようもないときに、ポーカーフェイスで聞いてみるのもありです。相手が手札をリフレッシュしてくれるかも。


②はなえらび

ここでは主に、相手に読まれないようにするブラフをお話します。

結論から言います。

同じカードがめくれたとしても、数秒の間を置く

まず例として、相手がはなえらびでアクロマの実験をロストした場合、あなたはどう思いますか?

「アクロマの実験が2枚めくれたのかなぁ」
だいたい合ってます。
他のパターンとしては、もうすでに持っているか、ピンの切りたくないカードがめくれた、などでしょうか。

はなえらびは、ロストするカードより手札に加えるカードの方が強いです。(2択なので、これは当然ですよね。)

つまり相手がアクロマの実験をロストするという事は、それと同等、もしくは強いカードが手札にあるということです。

となると、手札干渉したいですよね。
アクロマの実験をロストし、更に手札にあったアクロマの実験までもデッキの下に行き、悲惨なことになります。(うわー、デッキ混ぜられないし、、)

この一連の流れ、みなさんも何度も見たり経験したことあると思います。

それでは今度は自分がはなえらびをする側で、アクロマの実験が2枚めくれたとき、また同じカードがめくれたとき、あなたはどうしますか?

「はい?どうするって、1枚ロストしますけど」

そうじゃなくて、僕が聞きたいのは、
このケースで、即ロストに送っていませんか?

「そりゃそうでしょ!同じカードなんだから、どっち選んでも同じなんだし!」

確かに同じです。このゲームが一人プレイのゲームなら。ただこれは対人ゲームです。相手はどう思いますかね?
「そんなノータイムでアクロマの実験をロストするって事はもう一枚もアクロマなんじゃ?」
こんなふうに読まれてしまいます。

なので、同じカードがめくれたとしても数秒の間を置きましょう。一般的に、2択で同じカードで悩む人はいないですからね。

同じカードでない場合にも使えます。
ロスギラにボスの指令2枚採用が主流のときに(今は3枚構築も見ますが)2枚目のボスの指令を悩んでロストすることによって、3枚目を意識外から打つプレイもありました。

いろいろ使えるパターンはあるので是非試してみて下さい。
ただここが長すぎると、ただ時間切れ起こすだけですし、毎回考えてたらブラフにもならないので、メリハリを。


➂かくしふだ

これもはなえらびとほぼ一緒で、基本エネルギーが数種類入っているデッキでは、かくしふだを宣言した後、ちょっと間を置くと良い時もあります。悩むことで、手札にエネルギーが数種類あるように見せることができます。


④雪道を割らない

これはミュウミラーでよく起きるのですが、「どうせこの雪道は相手が割ってくれる」と、手札に割る札が無くても貼ってきたりします。相手が割るカードが無いと読み切って、動けるターンはあえて割らない。そして割るカードがそもそも無いように動いて、次のターン割りにいったりして先後入れ替えを狙ったりします。


⑤間の使い方

ブラフのほとんどは間です。
④については、相手の間で「雪道を割るカードが無いな」と読んだりしてます。
実際にあった事で言うと、
相手が手札を見て悩んで雪道を貼りました。
「割るカード無いけど、相手が割ってくれるだろう」とそんな間でした。
ってことは無いならあえて割らずにプレイしようと。
もちろん相手もブラフで間を空けてるケースもあるので、そこは読み合いです。
ここの読み合いで勝つ楽しさもポケモンカードにはあるのでやめれないです。

相手の間を見ると良い情報が手に入るので、僕は相手ターン中は自分の手札を伏せて、相手のプレイを観察してます。


➅対戦前のブラフ

これはブラフというか相手にデッキがバレないようにする工夫です。
対戦が終わったらデッキの一番前は、ネストボールやナンジャモなど、いろんなデッキに入る汎用カードにしましょう。次の対戦時に、デッキケースからデッキを出す際に、ミライドンが見えたのとナンジャモが見えたのとでは、情報に差が出てしまいます。
なので、デッキの一番前に汎用カードを置くようにしましょう。
一枚だけ移動させる行為は、さすがに積み込みにならないですし、その後ちゃんとシャッフルするので問題ないです。


まとめ

いかがだったでしょうか?
別に知ってるし、て感じだったらごめんなさい。
正直お伝えしたいのが、こういうブラフを使ってみて下さい!ってより、
こうやって読んできてバレるので気をつけて下さい!って事です。
人の手ばかり読んで、自分のターンプレイに支障が出ては元も子もないです。
そんなエロい目で相手ばかり見てないで、まずは自分の事を考えましょう!

他にもまだあるので、気が向いたらちょこちょこ追記していきます。

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