今の政治についてどうしても言いたいこと。

昔運動部のマネージャーをしていた頃、
捻挫の治療はまずとにかく冷やせ、凍傷になってもいいから(?!)とにかく2日間冷やしまくれ、
そして3日目からは痛くても少しずつ動かせ、じゃないと固まっちゃうから、と教わりました。

人の体も社会も似たようなものだとしたら、
経済も血流のように、回すべき時と回すべきでない時があるのではないかと私は思います。

怪我をしたときに無理をして動き回ったらその分治りが遅くなったり、下手したらもっと悪化してしまうこともありますよね。

人間を見るということはそういうことだと思います。
小難しい経済学者の複雑な言葉に惑わされずとも、
人間を見て、知ろうとしていればわかることが世の中にはたくさんあるはず。

人間を知ろうとしない為政者ほど危険なものはないと思います。
人間を見ない政治が無理をしたせいで、結局深刻な被害を出す。

その果てに、午後8時閉店、ですと。
脚を切断するみたいなもんですよね、もう。

言っとくけど、文化は社会の脚ですよ。
音楽も飲食も、文化は社会を支え、方向性を示し、運んでいくものですよ。
簡単に切っていいものじゃない。

私は今猛烈に怒ってます。
文化を人間を大切にしなくて何が政治か。
そういう判断をする頭のない連中がのうのうと居座って国民を愚弄していることに、物凄く怒ってます。

主権在民って、簡単なことじゃないですか。
名もないひとりひとりの人生が幸せであること以外に何の意味があるんですか。
経済はその手段にすぎないのに。
語源は経世済民って知らないの?

人間を見る気がないなら、どんなに立派な学歴があってもどんな高い地位があっても無駄だし私は尊敬できない。何勘違いしてるの、って思う。

てか、立派な学歴って本来は、人間を世界を見る力を養ってきましたよ、って意味だからね。
学問ってそういうことだからね。
ただ知識があるだけでは学問を修めたとは言えないのよ。
高い地位は、それ見合った徳が必要だなんて論語の時代から言われてることでしょう。
紀元前から2000年以上も経ってて、何やってるのほんと。

歴史に学ばない、人間を見ない、そういう愚かな一部の人達のせいで、私が愛してやまない人達、音楽家や飲食店の方々が苦境に立たされてることが、本当に本当に納得いかない。

せめて怒りの声くらい上げさせてよね。
私は黙っていたくない。

私は東大卒とか他のどんな肩書きやスペックよりも、
音楽家の端くれであることを誇りに思っているから。

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