転職活動〜オンボーディングまでの推薦図書リスト

初めに

 2020年に大企業から転職をしてから、公私ともに転職の相談を受けることが多くなりました。頼っていただけるのはありがたいし、ぜひ力になりたいと思っていますが、相談の大半は『まず何すればいいの?』というもので、自分が何が聞きたいのかが曖昧な相談が多いです。いままで転職した経験や調査を行ってきていないので、知らないのは当たり前だと思いますし、かつ世の中に無数に存在する転職関連の情報の中で何読めばいいのかを悩むのは至極当然だと思います。

ですので、私の友達の一助になればと私および私の周りの転職成功者が転職活動中に読んで参考になった図書、情報をまとめてみました。まずこのnoteを『転職の第一歩』として読んで頂き、参考図書を読み進めて、一般化、体系化された情報を頭に入れてもらえれば、自分は何を質問したいのか、解消したいのかの解像度を上げられると思うので、ぜひ読んでみてください。全部読むのも一苦労だと思うので、各項目でおすすめ順に図書を記載しているので、自分ができる範囲で手に取ってみてください。

また、転職活動中の皆様に伝えるのは時期尚早かもしれませんが、転職先が決まったら次は、いかにオンボーディングをスムーズにするかが大きな課題となってきます。ですので、先んじてオンボーディングに有用そうな情報をまとめてみました。転職の有無にかかわらず通常業務を推進するにも活用できる図書だと思うので、お時間あれば皆様に読んでもらえればいいかと思います。


転職活動中の推薦図書

キャリア論、人生観

  • 苦しかった時の話をしようかhttps://www.amazon.co.jp/dp/B07PQD5JMP/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_3HN3Z1H9GWXCBDAX6T62

    • USJの再建で有名な森岡毅氏の著書 スーパー名著なので、社会人はまず読むべき

    • 人生の考え方、人生における仕事の考え方、それを乗り越えるマインドセットが森岡氏のキャリアに沿って記載されている

    • 転職ではなく、自分が納得いく働き方とは?の考えの参考になる本

    • 森岡氏に興味がわいたらほかの本も読んでもいいかも


  • 転職2.0 日本人のキャリアの新ルールhttps://www.amazon.co.jp/dp/B08PKJZYPJ/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_A5VS60Z9GCC3B7DHHVV4

    • キャリアの主軸はライフステージによって変化するのが自然なのに、ただでさえ崩壊してる終身雇用に忠誠をもちつづけるのって本当にフェアか?を投げかけてくる

    • 全時代的な資本主義に飲み込まれるのではなく、自身の幸福に沿って資本主語を乗りこなす示唆が記載されている

    • 後半は転職戦略まで射程が伸びており、転職活動通じて読める


  • 敗者復活の学問のすすめhttps://www.amazon.co.jp/dp/B07BTXHZVK/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_HV72CNS0NMD3CAQP8N59

    • 私が転職活動時に一番行動を変えられた本

    • 現状社会の見えない身分制度を明文化してくれており、きれいごと抜きに結局「金」が人生の大きなファクターであることは間違いないので、それをいかに伸ばすかを記載してくれている

    • 平たく言うと 継続して有効な勉強をして、成果を出し、金を稼げとなるが、「自分の当たり前を変えなさい」は金言だと思う


方針整理、自己分析、書類作成

  • 転職の思考法https://www.amazon.co.jp/dp/B07DCLSV6H/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_B11FP2P6WF2726BTZ38S

    • 題名通り、転職を考える際にまず何を考えるか をわかりやすく示してくれている良書。転職活動の考え方はこれ読んでおけば割と網羅的だと思う。

    • 市場価値の考え方だけでなく、転職する際の心理的な障壁(辞めたら裏切りものと思われる、会社が回らなくなる等)も論理的に否定してくれる

    • いつでも転職できる という状態が幸せのベースであり、その確信は自身の経験とポジションからしか得られないと若いうちに理解しておく には非常に良い本


  • 転職と副業のかけ算https://www.amazon.co.jp/dp/B07VC49YQH/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_77DKWZWB31SPYKE118BH

    • 副業との掛け算は置いておいて、仕事、キャリアの評価を「市場価値」軸で考えるきかっけになればOK。

    • 転職初期~後期にかけて長く読める内容であり、この本のテーマの1つである「軸ずらし転職」を自分も達成しているが、年収を上げる、自己肯定感を上げる仕事をする手段としては非常に有効だと思う

    • 著者motoさんのYoutubeも見ておくと各トピックの深掘りができる


  • 無敵の転職           https://www.amazon.co.jp/dp/B07YZFPYN8/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1

    • キャリアアドバイザーとして有名な森本女史の著作

    • 転職活動からオンボーディングまで要点を押さえて記載してくれており、活動中長く使える

    • 自己分析「WILL」「CAN」「MUST」の簡単な整理方法が載っているので上記2冊を読んだら、本書を読んで自己分析を精緻化していきましょう


転職面接の基本戦略

 転職面接の基本は、相手のニーズと自分をすり合わせることである。アピールも重要であると思うが、端的に自分は何をしてきて、その会社が求めている業務の中で何ができるかを説明することを重視すべきだと思っています。以下には話のフレームワークと面接官が見ている観点を説明している情報をまとめています。

  • 1分で話せhttps://www.amazon.co.jp/dp/B07BFNPD6Q/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_XJT2AEBS8KGVDB2SER6Y

    • 主張(→前提)→理由→具体例っていうフレームが明確

    • 相手の頭の中に自分の主張の骨組みや中身を移植していく作業移植がうまくいくと勝手に相手の想像がふくらんでいくため面接やプレゼンで高評価となる 記述は実際に面接していくと納得感がある


  • utsuさんのYoutube                                               https://youtube.com/c/Utsu3

    • 胡散臭いおじさんYoutuberだが面接官が見ているポイントは詳細に説明してくれているので参考になる

    • 2年前くらいの動画が割ときついこと言っていてGood

    • 動画見てみて好きだったら見ればいいかくらい


新職場へのオンボーディング

 オンボーディングをスムーズにこなすには、「ドメイン知識の迅速なキャッチアップ」×「高い基礎スキル」で早めに成果をだすのが基本戦略だと考えている。ドメイン知識は各々の転職先に合ったものを先輩から聞くなりしてキャッチアップするとして、以下では、「高い基礎スキル」の醸成に役立つ図書として、コンサルワークの参考図書を紹介する

並のコンサルワークは、社会人として求められる汎用スキルを平均以上に修めることでお金をもらう行為であると考えており、コンサルワークの図書で勉強してできるようになれば通常の事業会社での「相対的に高い基礎スキル」は十分に習得可能であると考えています。

上記を並みのコンサルワークと記したのは、基礎スキル×ドメイン知識×IT×データサイエンス のようなスキルのキメラのようなコンサルタントがこの世には存在しており、その人は汎用スキルどうこうの範疇にいないので、「並みの」としております。

マインドセット

思考法

資料作成

会議進行

プロジェクトマネジメント

最後に

 私も転職2社目ですし、まだまだビジネスパーソンとして大成できていない身でこんな上から目線のnoteを書くのは甚だ恐縮ではございますが、周りの皆様の一助になればとの一心で書かせていただきました。転職は唯一解がないため自分自身が最終的に何が自分にとって「良い転職」であるのか考える抜く必要があります。また、自分の環境を大きく変えるためなかなか踏み出しにくいとも思います。面倒くさく、行動しにくい転職ですが、私で良ければいつでも相談にのるので、ぜひご連絡ください。