サバイバーが生きる時に感じるハードル

サバイバーと呼ばれる虐待を経験した人間として生きていて、感じる生き辛さの問題...

それは「なかなか過去と折り合いが付けられないこと」かなと思います。前のノートにも書いたのですが、親は感情のコントロールが出来るようになり、暴力を振るったり、暴れることは無くなりました。

でも、自分は未だにストレスが溜まるたびに、その時の感情が思い浮かび、無気力になったり、誰が悪いわけでも無いのに、恨みの感情を復活させてしまったりするんですよね。

親が暴れていた当時は「誰も愛してくれない」「解決策も分からない」「誰も助けてくれない(というのは思い上がりで先生などが動いて下さったことは事実です)」「居場所はどこにも無い」「こんな苦しい思いをするならば、消えてしまった方がマシだ」とずーっと思っていました。その時の感情がストレスを起因として、わーっと襲ってくるというか。これを言い訳にして、ストレスの原因から逃げているんじゃ無いかと思うことも多々あります...

周りは頑張って過去に折り合いを付けられているのに、自分だけがこうやっていつまでも過去に囚われて生きていることに罪悪感を感じてしまう。でも、どうやって折り合いを付ければいいのか分からない。そんな感じですね。

まあ物心着く前から19になる直前まで、つまり、人生の大半が暴力を見て育ったら、そうなっても仕方ないのかもしれないのかなって思ったりもしますね。アイデンティティになっているのかもとも思います。

(ここで補足なんですが、四六時中、暴れるというわけではなく、2-3ヶ月に1週間ほど、暴れる期間がやってくる感じです。鬱状態とそれ以外は普通の親なんですけどね...)

サバイバーの生きづらさの原因は、「過去と折り合いが付けられないこと」や「どうやって生きていけばいいのか、分からないこと」かもしれません。

そして、過去と向き合うには相当な時間と力が要るんだなって思います。ただ少しずつ向き合えば、きっと幸せに生きられる日が来ると信じたいです。

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