サバイバー

実はある新聞記者さんから取材をされたことがあります。虐待(自分の場合は面前DVによる精神的虐待らしいです)についての記事を読んで、被害者はいつになっても消えない傷を負っているのだと伝えて下さっていることを知り、感想と感謝の気持ちを送ったら、取材をされました。

その時に「サバイバー」という言葉を初めて見たんですよね。最初は「なんじゃこの言葉」って思ったし、なんか少し違和感を感じました。何でしょう、くすぐったい感じがした記憶があります。理由はよく分からないですね。

サバイバー(survivor)って、戦争や災害、虐待などの危機的状況から生き残った、生きながらえた(survive)人のことらしいですね。そして、サバイバーは、罪悪感を覚えたり、フラッシュバックやモチベーション、信頼心の低下に見舞われたりするとのことです。

実際、そういう危機的状況って生きていてそうそう経験することでは無いですし、勿論、周りにそういう人もそうそういないので、サバイバーって周りに相談したりとか出来ないなど、様々な困難を感じていると思います。例えば、暴力を見て育った場合、感情のコントロールが上手くできないとか(全ての人がそうじゃ無いです)

周りもよく分からないので、ただ可哀想ねと言うしか出来なかったり、近寄るのをやめて行き、どんどん孤立していくことが想像に難くありません。

あとよくある(?)かどうかは分かりませんが、「いつまで引きずっているんだ」とか「周りも色々キツイけど頑張っているんだから、頑張れよ」という言葉に困ってしまうこともある気がしますね。

それで頑張れる場合もありますけれど、そもそもサバイバーって生きているだけで頑張っていると思うんですよね。というか、人間誰しも生きているだけで素晴らしいと思うんですよね。心に余裕がある人がそのプラスαを少しずつ頑張れるだけ頑張ればいいと思うんです。

兎にも角にも、サバイバーが生きづらさを感じる社会であることは紛れも無い事実で、サバイバー以外にも沢山生きづらい人がいますね。

どうしたらいいんでしょうか。

発信しなければ、周りの人は分からない訳で、分からないから偏見などが生まれて、助けを求める声が上げにくい社会になっているのかなと思います。昔よりは遥かに声が上げやすい社会にはなっていると思いますが...

こうやって発信する手段を得たので、自分から発信していこうかなって今思いました...笑 発信をする事で少しでも多くの人に知って頂いて、何らかの感想や考えを持って頂ければ、声を上げやすくなり、少しは生きづらさが解消された世の中になるといいかなと思います。

サバイバーについて、つらつらと、書いてみました。まとまりがなくて、すみません。ご覧頂き、ありがとうございました。


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