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道長、いい男……!!そして、烏帽子はいつも。


えもたす道長、いいなあーーー!

この場面、柄本佑さんの提案で台本に加えられたそうで。
子ども時代からの確執を経て、御簾を押し開けて死に行く兄を抱きしめる道長。
御簾を押し開け、押し上げて?入って来るシーンと言えば、
長男道隆も、帝の御簾内に乱入していたのだった。
その何という違い。
この動機、エモーションが、人望なのだよ、伊周。

抱擁に至る前、道兼が道長を「お前が倒れれば我が家は終わる。二度と来るな。」と遠ざける。
Twitter(X)では早くも、この時道兼が思う我が家とは、兄弟三人がかつて共にいた藤原家なんだなあ、といった分析があった。
道兼のその一途さや純粋さが、悲しいかな最期まで権力者としての器では無かったということかもしれない。減税する!って張り切っておられたのに…
また、実際は道兼を見舞ったのは実資で、それを参考に源氏物語で夕霧が柏木を見舞うシーンが描かれたという説なども紹介されていて
SNSに集う人々の知識には敬服するばかり。
仲間入りして語り合うような素養がない私は、
ますます、ドラマがゴッドファーザーらしく、兄弟がコルレオーネ一族らしくなって来たー、と思うくらい。
でも、毎週ドラマ放送を娘と見て、その後もおさらいや反芻をするのは、嫌なな出来事も吹っ飛ぶ時間、楽しい。

今宵のお気に入りシーン、その二は
まひろの心の声「あの人、人気ないのね。」
ほんわかした人がXでもいたようで、嬉しい。

ところで烏帽子、
ドラマ開始間もない頃に、烏帽子を人前で脱ぐことは、下着を人前で脱ぐのと同じようなこと、といったような解説があった。
寝所でも、今際の際も、脱がないんだなあ、と変なところに感心した。
寝所の薄暗闇で、あの細長い烏帽子を被った殿方とあいまみえたら、私は吹き出しちゃいそうだ。
うちの雛人形は、確か烏帽子の紐を顎の下で結んでいたような記憶、
“あさきゆめみし”でお馴染みの青海波のシーンや、道長が直秀に弓を射るシーンでは、キリッとした顎紐があったかも。
とは言え、ドラマでは顎紐無しの時がずっと多いようだ。
ずれたりせずピシリとしているのは、アメピン的なもので髷に留めておいでなのかしら?
なんだかすっかり烏帽子の話(韻踏んだし)。




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