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光る君へ あさきゆめみし

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本名は百人一首から名付けられた私ですが、恥ずかしながらまったく素養が無く。 ただただ、博識な皆さまの仲間入りさせていただきとう存じます。
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2024年7月の記事一覧

87歳の片付けと、日本の色辞典

“光る君へ”を見ていて思い出した本。 父が買って来た記憶があるが、似たような違う本だったかもしれない。 グラデーションに並んだ色、一つ一つの名前が美しかった。 読みたい、眺めたい。 目下、実家では不用品の片付け中。 両親が空き部屋に不用品を出して来て、 リサイクル業者に処分の見積もりを頼んだそう。 約40年分の、あれやこれや。 比較的近くにいる私がどうにかしなくてはと思いながら手伝えずにいて、ついに母が動き出した。 高齢の母を手伝えなかった不甲斐なさと、 身勝手ながら、やっ

光る君へ、と中学生

雨の中、個人面談へ。 終わりに担任の先生が“妙子さんは光る君へ、を見てるんですね、中学入ったくらいの子にわかるかなあ”。 周りには語り合う仲間がいないので、先生に話したらしい。 確かに、毎回、見終わると妙子から求められる解説に忙しい。 私はTwitterを見て振り返る時間が減ってしまった。 結婚して、ややしばらく後のまひろ 少女らしさは消えて能面のようになる、無言の場面に驚く。 画面も、ひたひたと暗くなる。 暗転が、お能の道成寺のよう。 高校時代の友達のことを思い出す。 彼