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ぷよぷよの進化に慄いた話

昨日、TVerでオススメに上がっていた。私がゲーマーなのを早くも見抜いたご様子 (別にTVerではゲーム番組観ていないのに)

どうやら、ぷよぷよeスポーツの回らしいので、試しに観てみた。


コンパイル時代のぷよぷよ

「いいすぽ!」の話をする前に、私のぷよぷよの思い出を語ろうと思う。

昔、ぷよぷよをプレイしまくった。

コンパイル時代のスーファミ「すーぱーぷよぷよ」と「すーぱーぷよぷよ通」だけれど。

コンパイルは、残念ながら解散してしまったので現在は存在せず、ぷよぷよの版権はセガへと移っている。

ぷよぷよといえば、それまでテトリス1強だったパズルゲーム界に乗り込んできた新星だった。

私も最初は、テトリスの二番煎じかと冷めた目で見ていたが、プレイしてみたら面白くて見事にハマった。

テトリスとの大きな違いは、可愛いキャラクター達がコミカルに戦う事。敵も憎めないキャラが勢揃い (魔導物語は良く知らないけれど)

ゲームのシステムも、テトリスが違う形のブロックを上手く隙間なく組み立てながら、横一列が揃うように積み上げていくものだが、ぷよぷよは同じ色のぷよが4つくっ付くと消えるという性質を活かして、連鎖して消えるように組み立てていく(説明下手でスミマセン)

メインキャラであるアルル・ナジャ(以下アルル)は、当時、絶大な人気を誇った。パズルゲームに今で言う萌えキャラが登場するのも新鮮だからだったとは思う。

コンパイル時代のアルル


 セガ時代のアルル

アルルひとつ見ても時代を感じる。

ちなみにアルルは元気なボクっ娘であり、戦うと、元気に「ファイアー(2連鎖)」「アイスストーム(3連鎖)」「ダイヤキュート(4連鎖)」そして、5連鎖は「ばよえ~ん」と必殺技を繰り出すのだが、正直、「ダイヤキュート」以降は滅多に聞く事が出来なかった(ヘタレ)

あと、当時のゲームショウで「ぷよぷよまんじゅう(ぷよまん)」は本当に人気で並んで買った記憶がある。ぷよまん行列はゲームショウの名物だった。コンパイルが広島にあったので、もみじ饅頭をぷよの形にした物だが、美味しかった。

2002年に一旦販売中止になったが、復活したらしい。

もうゲームショウで売られる事は無いのだろうが、また機会があったら食べてみたい。

ぷよぷよeスポーツ

私のぷよぷよの記憶は、上記の通り、スーファミの「すーぱーぷよぷよ通」で止まっている。

令和になった今、eスポーツとして盛んに大会が行われているらしい。

そもそも、アルルの「ばよえ~ん」とか、最弱キャラのスケルトンが「あちゃー」とか叫ぶ、ゆるゆる雰囲気しか知らないので、あれがeスポーツ?

そんな思いで「いいすぽ!」を観始めたのだが、競技者である人達が、必殺技である「弥生時代」や「GTR」の説明を熱心にするのを聞いた。

「GTR」なんてスカイラインGTRしか知らんけど?(昭和の女)

対戦を観たのだが、何か違和感が。

お互いぷよを積み上げていき、片方が連鎖攻撃を仕掛けると、今度は相手が連鎖を組み立てて、それを迎撃する。相手よりも連鎖数が少ないと相殺出来ずに「火力が低い」という事で、おじゃまぷよが積み上がる。

つまり、計算しながら極限まで積み上げて、連鎖で攻撃したり、逆に相手からの攻撃を相手以上の連鎖で防いだりの繰り返しである。

あれ? ぷよぷよってこんなゲームだっけ?

もちろん、積み上げて連鎖攻撃を仕掛けるのは昔と同じだけれど。

どうやら、まったり「ファイアー!」なんてやってる場合じゃないみたい。10連鎖とか当たり前で、観ている物は昔のゆるぷよぷよではなく、白熱する立派な頭脳競技だった。

公認会計士の傍らeスポーツ活動をされている方が、小学生の競技者に負けてしまい「ぷよぷよ30年もやってきたのに……」とガチで凹んでいる様子が映し出されたのが印象的だった。

最後に

今や、eスポーツは賞金何百万、海外だと下手すると何十億と出される競技らしい。

もちろん、プロの方も沢山いるとの事で、昔は「ゲームはただの遊び」とされていたが、今では男子中学生が憧れる職業の2位にランクインしている。昔は圧倒的に人気があった野球選手やサッカー選手が一括りにされていて8位だった。

もう昔みたいに親も「ゲームは1日1時間」なんて言えない時代になったのか。

何にせよ、ゲーム業界が盛り上がるのは、ゲーマーな私には歓迎な事なので上手な人にはこれからも頑張って欲しい。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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