おひとり様の味方 焼肉ライク
大宮駅西口付近をウロウロ。
今日は成人の日。きっとさいたま市の成人の日式典はソニックシティで行われたのだろう。駅前には式典を終えたと思われる振袖の女性が歩いていた。
私の成人式なんて、もうウン10年前だし、あまり良い思い出はないので省略。
そんな中、例の如く朝ごはんを食べ損ねていたので、ブランチを食べようと探し歩いていて、ふと足を止める。
おひとり様マスターである私は、この店の存在を当然認識していた。
ひとりで行ける焼肉ファストフード「焼肉ライク」
喫茶店ならともかく、ガッツリ食事をする店は、1人では入りづらい。特に焼肉屋はハードルが高い。もちろん入る事は可能だが、心の問題だ。
詫びしさ、虚しさ、羞恥心、これらを内に秘めて噛み締めながらの食事は本当は美味しい訳がない。
でも、物理的にひとりなんだから仕方ないじゃん!!!(魂の叫び)
以前、記事にも書いた焼肉食べ放題のお店「かみむら牧場」も、仕切り付きのカウンター席でおひとり様で入りやすい。しかし、食べ放題だけあり、ランチ代と考えるとかなりお高めだ。
それに比べたら「焼肉ライク」はコスパが良さそうだ。しかし、何となく今までスルーしていた。明確に入りたい理由もなかった。大宮駅付近には他にもいくらでも美味しいお店があるし。
別に満を持してはいないが、今日入る事にした。
店内を見渡すと、カウンター席がほとんどで「おひとり様」が一杯いる。いつもは、「何名様ですか?」の問いにも、「ひとりです……」とこっちが悪くもないのに、バツが悪そうに答えるのだが、今日は当たり前のように「おひとり様でよろしいですか?」と尋ねてきた。この店はおひとり様の方が普通なのだ。
何て素晴らしい!!!
ひとりで入っても、罪悪感や疎外感や羞恥心を感じずに食事が出来るなんて。
変な事に感動して (顔は平静を装う) 私はカウンター席に着いた。隣と仕切りもなく、ちょっと席のスペースも狭かったが、私だけではなく、平等にみんな狭いんだからOKOK (おひとり様の謎の仲間意識)
初めて入る店に関しては、様子見でその店の看板メニューを食べる事にしているが、今日は看板メニューではなく、いきなりWカルビセットにしてみた。正直、バラカルビだけだと物足りない気がしたし。
私の嫌いな食べ物トップ5に入るキムチが付いてきたけれど、仕方がない……。キムチに罪は無い。
早速、コンロに着火して (最初、間違えて空席の隣のコンロを着火したのは内緒) 肉を焼き始めた。
コンパクトなコンロで、確かに1人用ならこれくらいで充分だ。狭くて隣の席と近いのも、肉に全集中していたら忘れた。
しかし、バラカルビは、非常に脂身が多い。
ファイヤー!!!
燃え盛っている!!! 怖い怖い……。コスパが良い分、脂身の多い肉だから仕方ない。
そうだ、私が何となく「焼肉ライク」をスルーしていたのは、どうせコスパが良いバラカルビなんて美味しい訳がないと思っていたからだった。
しかし、このバラカルビが程良く脂身も甘くて、脂身が多いのに胸焼けもせずに想像以上に美味しかったのだ。良い意味で裏切られた。
「焼肉ライク」入ってみて良かった。そもそも、何故、今までスルーしていたんだ。肉は食べてみないと分からない。これからは、先入観を捨てないと。
それにしても……何故、我が上尾にないんだ!!!
あったら通うのに……。大宮駅東口と西口両方にあるなら、どっちか上尾に移転して欲しい(無茶言うな)
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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