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古民家食事処で頂く天丼

昨日、フードエッセイ系は自粛すると高らかに宣言したばかりだ。

舌の根も乾かぬうちに、しれっとフードエッセイを書く(すみません)

いや、これには家庭の事情という深い理由がある。私自身は外食はしばらく禁止するはずだった。今日は昨日に引き続きお休みだったので、午後からスーパー銭湯にでも行って癒されようかと思っていた。

今朝起きたら、大抵は6時には起きている母が寝室で寝ていた(8時半) そういえば、昨日など夜の18時半まで寝ていた。

本人曰く、やる事がなくて寒いので布団の中で寝ていた方が楽だという。

最近は毎日ではないが、このような事が増えてきた。もう喜寿とはいえ、近所の母より年上の奥さん方は畑をやったりとかなり活動的で元気なのに、母はこのままだと身体に不自由はないのに寝たきりになる勢いだとゾッとした。これはたまにでもいいから、無理やりにでも外に連れ出さないとマズイと思った。

私は母を起こして、お昼を近所の食事処に食べに行こうと誘った。我が家は上尾のかなり郊外にあるので、なかなか美味しいお店はないのだが、1軒だけ遠方からも来る知る人ぞ知る口コミ平均☆4の良店があるのだ。

「食事処高半」

11時半開店で、歩いても5分くらいの場所にあるので、母と11時半に家を出発したが、これが間違いだった。

既に行列が出来ていた。

実はnoteを始める前に、私は一度だけ1人で訪れた事があるのだが、その時はたまたま空いている時で行列には並ばなかった。

ウェイティングシートがあるかも分からないとブツブツ言っていたら、前に並んでいた人が、「ノートが店内にありますよ」と親切に教えてくれた。ありがたや。早速、母にそのまま並んでいてもらい、入口に入ってノートに名前を記入して並ぶ。今日は珍しく1人じゃからこういうのは助かる。

それから立ちっぱなしで待っていて、30分経った12時頃に、恐らく開店と同時に入った第一陣のお客さん達が会計をして出てきた。

皆さん、ロードバイクのサイクリング中で、7、8人の団体さんだった。全員ビシッとサイクルウェアに身を包みカッコ良い。

実を言うと、上尾西口の郊外には「上尾サイクリングロード」があり、このように多くのサイクリストの方が訪れている。榎本牧場を廻るコースが人気で、この辺の飲食店やコンビニには、サイクルスタンドが置かれている所が多い。

↑実際のサイクルスタンドを撮り忘れたのでイメージ画。

余談だが、榎本牧場の隣の霊園に父のお墓がある。天気が良くて運が良い時はお墓の位置から富士山が見える(それを狙って私が場所を選んだ)

話は戻って、第一陣が退店しても入れずに、第二陣のお客さんが帰った辺りでようやく入れた。待ち時間1時間ちょい。既に疲れた。

席に案内されたが、お座敷だった。母は普段、常にソファーに座っており足を曲げるのが辛いので、本当は椅子席の方が良かったが混んでいたので贅沢は言えないし、立ちっぱなしで疲れていたので仕方がない。

案の定、座るのにとても苦労したが、隣の席の男性が、見かねて大きなクッションを持って来てくれて助かった。母は感激屋なので、何度も何度もお礼を言っていた。私に似て(私が母に似て) 人見知りしなくて喋り好きだから、誰とでも話そうとするから恥ずかしい。

隣の席は、若い夫婦で幼稚園くらいの息子さんと3人だった。私は思わず「今日はどちらからいらしたんですか?」と尋ねたら(母の事は言えない) そうしたら、「東京ですよ」との返答が。「そんなわざわざ遠い所から!」と母と一緒に驚愕していたら、「東京って言っても練馬ですけどね」と苦笑いを浮かべていた。

練馬はほぼ埼玉と住民が自嘲していると、どっかで聞いた事あるのを思い出した。

母は海鮮丼(小)で私は天丼(並)を頼んでいて、それからほどなくして来た。近所あるあるだが、持ってきた店員さんが母の知り合いだった。

母の海鮮丼(小)は撮り忘れた。私の天丼(並) 結構ボリューミーだった。

天丼(並)

天丼は並、大、特大とあり、このお店はデカ盛り丼の店として有名なのだ。プチフードファイターとしては、映えを兼ねて特大を頼むべきか?と思ったが……。

3kg太って自粛中なのを忘れかけていた(昨日の今日だろ)

何とか食べ終わり、外でまだ行列しているし早く帰ろうと座敷席を立ち、靴を履こうと思ったら……私の靴がないじゃん!? 

下駄箱がなく、座敷席の人がみんな床に置きっぱ状態だったので、どうやら誰かが私の靴を間違えて履いて帰ったらしい(似たような靴が残されていた)

仕方ないので、間違えた人が気が付いて店に連絡してくるのを待つ事になり、私は履く靴がなくて店のサンダルを履いて帰る事になった(マジで)

今、近所のスーパー銭湯のレストランでこの記事を書いている。夜営業の17時半になったら、このサンダルを返しに行く。

私はお外では限りなく温厚だから、別に誰を責める訳でも無く、間違った人も気が付かないかもしれないと靴も早々に諦めて既に新しい靴を買ってしまったのだが……。

何も悪い事してないのに靴が無くなるってどういう事???

帰りがけ、母が「そういえば、お前の獅子座は占いが悪かったよ」ってトドメを指した。

混んで出入りの激しいお店なので、今後このような事が起きないように、出来たらでいいので下駄箱を導入して下さい……。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

追記  お店にサンダルを返しに行ったら、残されていた靴を見たら私のだった……。黒が紺に見えて、どうしても私のでは無いと思ってしまった自分を今殴りたい。めちゃくちゃ恥ずかしい。

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