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11月




相棒

相棒ちゃんの個展に行ってきた。横浜の石川町にオープンしたばかりのギャラリーは、白を基調としていてキャンバスをそのまま空間にしたような場所だった。
在廊してない日だったので作品と対話してきた。点数が多い上に一枚一枚密度が高くて満腹になった(幸) 私は旅行の思い出とか特別な日や場所をモチーフにすることが多いけれど、彼女の絵はお部屋やお庭が多くて、ありふれた日常の中からキラキラした瞬間を掬い取る審美眼に惚れ惚れした。パネルに描いたり、アクリルと色鉛筆と透明水彩...みたいに画材を組み合わせてたり、新たな試みが垣間見れてめちゃくちゃ勉強になった。
「今回はこどものような心で純粋に楽しんで描いた絵が多いから、今まででトップクラスに自分の心を開放できた展示になった」と本人は言っていたけれど(DMから引用)、私は良い意味で大学生になりたての、出会った頃の絵に原点回帰したな〜という印象を受けた。一貫性があって個性が確立してるのが羨ましい。肩を並べられるように作品モリモリ作らなきゃね。

個展会場が大好きなえのきていに近かったので、またおひとり様ティータイムをした。(鎌倉で贅沢クリームティーを食べてからまだ一週間も経ってない。)
クリスマスツリーを見ながらいただくイチゴのミルフィーユは冬の訪れを感じられて最高でした。プチ贅沢とかご褒美とか寄り道とか、非日常でゆったりした時間、たまらんな。

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インスタ回帰運動

Instagramが大好きだった。
始めたときは、アイコンが虹色ではなくポラロイドカメラで、ストーリーの機能が無く、正方形の写真一枚しか投稿できなかった。インフルエンサーという言葉は浸透しておらず、どちらかといえば旅人という肩書きがよく似合うインスタグラマーたちが主導権を握っていた。
それがいつしかマーケティングツールに使われ始め、消費者を煽るような文字がどーんと書かれた画像ばかりが目に入るようになってしまった。疲れた。
遠くに住んでて顔も年齢もわからないけれど、フィーリングが合う人。お互い投稿にコメントをし合って、細々と文通してる気分になれるのが良かったのに。

共感の嵐。

ならば、私も自分にとって心地よくInstagramを使いたいと思った。写真集や旅行記のようなお洒落アカウントを作り上げるのは難しいけれど、ふと見返したときにほっこりするような、日記感覚で楽しめたらいいね。

Radical Optimism

ミューズに会ってきました…!

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2時間ずっと歌って踊ってた。しかも完成度が高くて、一曲一曲がPVクオリティ。これがプロの業か、、、。
5月の日記にも書いてるけど、やっぱりかっこいい女性に憧れる。デュアみたいになるには程遠いけれど、ポジティブマインドを持つのは私にもできる気がする。

「バカンスの女王になることが私に与えられるものであるなら、受け入れるつもりです。 パフォーマンスをするときも、外出するときも、楽しくなければやりたくないので。」
「楽しむ余裕を持たないと。 世界が燃え尽きても、幸せな人生を送るために時間を費やさなかったとしたら、何のために生きているのか私にはわかりません。」

ELLEのインタビュー


独立

デュアのライブ前日に渋谷のタワレコでゲリラサイン会が行われた。当日の朝に発表され、仕事をドタキャンするわけにはいかず行けなかった。
いや、こんな二度とないチャンス、仮病使ってドタキャンすればよかったかも。めちゃくちゃ悲しかった。一生後悔する案件だろうな。何のためにお金貯めてるんだっけ、、?人生をより豊かに、楽しむためでしょ。
職場の人は優しくて落ち込む私を慰めてくれた。その日はたまたま欠勤が多くて、来てくれて本当に助かったと。でも、代わりなんていくらでもいる。
この出来事はぬるま湯に浸かっていた私に対する警告なのかもしれない。「独立しよう」と奮い立たせてくれた。推しの力は偉大である。

昨年末、友人に「人生舐めてる」と言われ(たぶん本人は忘れてる)、「んじゃ、来年はイラストレーターとして独立して見せますわ」と思っていたけど、すっかり逃げ腰になっていたな。反省。
残念ながら、年内は家と職場を往復するしかないけれど、来年は時間の使い方を見直します。今度こそ本気だよ!!!


コンサート

高校の同級生のコンサートに呼んでもらった。もともとは4年前にする予定で、そのときに少しだけお手伝いさせてもらっていたけど、あいにくコロナで延期に。無事に開催できてよかった!
「分野は違うけれど、同じ芸術の道を歩んでいる人に聴いていただけて嬉しい。」
初めてピアノ演奏を聴いたときにそう言ってもらえた。私たちは県立の普通科の高校だったから芸術方面に進む人は希少で、自然と仲間意識が芽生えた。
高校、大学を卒業してからも親交は続き、個展に遊びに来てくれたり絵を買ってくれたり、たくさん支えてもらっている。私もコンサートやリサイタルに行く度に彼女のピアノが好きになっていて、今の心地よい関係がずっと続くといいなぁと思っている。


芸術にたくさん触れた今月。好きなこと、楽しいことを仕事にしている友人は眩しかった。私も同類だけど、まだ覚悟が足りないな。



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