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フリーランスから株式会社化したワケと銀行口座開設における苦悩

「どうして法人化したんですか?」
そうですよね、登記するにも費用がかかりますし、なんと言っても私一人でフリーランス人事をやっていたので、会社にしなくてもいいんじゃないかという気持ちとてもわかります。

私が個人事業主から株主会社化した理由は大きく2つありました。

1.退路を断つため

最初は不安だらけで始めたフリーランスでしたが、仕事は何でもチャレンジすればできるんだということを学びました。周りにいてくださった方の協力やご支援先の皆様のおかげです。

一度独立したのであれば「だめだったらまたどこかに就職したら良い」という考えを捨て、自分の足で立つことを選びました。

2.インボイス制度の成立と社会保険

2023年10月よりインボイス制度が始まること。
更に私の独立した日から換算すると2022年中には法人化すべきだろうという考えに至りました。
また、フリーランスでは国民年金や国民保険に入りますが、国民保険は前年度所得が大きく関係してくるため、算定の入る社会保険に切り替えたかったというのもあります。

財務担当の弟と話し合い、それであればきりよく2022年1月に法人化してしまおうとなりました。
昨年の12月に決定し、急いで司法書士さんに依頼し、ばたばたと定款を作成、無事法人化となりました。

…が。

大変だったのはここからです。
法人化してから「法人用銀行口座」を作りたく、事務所から一番近くのメガバンク様に訪れました。

第一声
「コロナで法人口座開設は来店予約をしないと受け付けられません。」

そうですか、ではネット予約します、と日にちを見たところ3週間後しか予約ができない。
当然法人登記が済んでからでないと口座開設に必要な書類が手に入らないので、その予約日は設立日から約1か月後となります。

それでも私は予約して、その日を待っていました。

ところが、予約日の2日前にそのメガバンクから電話がかかってきました。

「設立日はいつですか?最近設立された方は一律でお断りすることになっています。」

そのメガバンクが零細企業に冷たいというのは聞いていましたので反論開始。
「最近設立した企業で御行で開設したという話をいくつか聞いているが、全てデータを出してお持ちしますけど、それでも断るという話ですか?」
すると渋々、交渉を再開。

その後も1か月前に設立したのだから決算データなどあるわけがないのに「決算データを出してください」

個人事業主時代の売上は全てそのメガバンクの個人口座に入れていたのでその取引を見せると伝えると

「全ての取引にラインを引いた通帳のコピー、契約書、賃貸に関する契約書を出してください」
「その他必要書類をそろえた上でもう一度予約してください、ただし審査が通るとは限りません」

げんなり…

出すけどね…また予約したら3週間かかるんですよね…?
しかもこのやりとりまた1からやるんだそうです。
めんどくさー----!!!

メガバンクが零細企業に冷たい理由は何なのでしょうか。
「だからどんどん支店が統合されていく事態になっているんじゃないかい?あんたたち…」と思ったが言いませんでしたけど。

そんなこんなで結構大変です。
協会けんぽ及び社会保険事務所は大変丁寧に接してくださったので、改めて御礼申し上げます。


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