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作文は自転車と同じ。一度書ければ、ずっと書ける

前回は、私の子ども時代、作文が全く書けなかった話を書きました。初めての投稿で、あんなにたくさん「スキ」してくださる方がいらっしゃるとは思わず、とても驚き、とても嬉しかったです!!自分が表現したものに評価がもらえるって、本当に幸せなことですね。ありがとうございました!!

さて今回は、高校時代、私に作文の書き方を人生で初めて教えてくれた、塾の先生のお話。

その先生の言葉や教えは、今でもすごく印象に残っていて。作文が書けなかった私は、一つ一つの言葉に感動したのでした。

師匠の言葉その1「作文を書くのは、自転車に乗るのと同じ。一度書けたら、ずっと書ける」

そーなんだー!!!
私、自転車に乗れるんだから、きっと作文を書けるよね?と自信がつきました。そう、自転車に乗る練習をするように、何度も何度も作文を書けば、必ず書けるようになるんです。


師匠の言葉その2「書ければ読める。だから、作文を書く練習は、同時に読解の練習でもある」

そーなんだー!!!
国語も作文も読書も苦手だった私にとっては、衝撃的な言葉でした。え、作文が書けると、読解までできちゃうの??
問題文の筆者がなぜこの構成で書いたのか、また、国語の問題の出題者の意図まで分かるようになります。たくさん書いていくと、自分が筆者としての経験を積み重ねるわけですから、筆者の気持ちや意図がイメージできるようになるのです。

その師匠には高校時代の2年間、さらに卒業後も、たくさんのことを教えていただきましたが、一番印象に残っているのは、「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という言葉について考えることを書きなさい、という回。

私が何を書いたかは、全く覚えていませんが、先生の授業は、高校生の私にとって、とても衝撃的でした。

「赤信号、みんなで渡った方が怖い場合もあるよな?みんなで渡ると、車の動きなど周りを見ない可能性がある。一番うしろの人は車に引かれる可能性すらある」

これを聞いたときに、物事には両面あって、根拠さえあれば、どちらも「正しい」と言える場合があることを知りました。

赤信号、みんなで渡ると怖くないとも言えるし、渡ると怖いとも言える。作文の場合は、どちらが正しいかは問題ではなく、自分の主張とその根拠(具体例)が示せるかが大事なんだ、とはっきり分かった瞬間でした。

それが理解できてからは、まさに自転車に乗れるようになったかのごとく、どんな課題文や問題文にも対応できるようになっていきました。

今度、とっても久しぶりにその恩師にオンラインでお会いする予定です。ドキドキしますね。感謝の気持ちをお伝えしようと思っています。

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