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伊野尾くんと恋に落ちるには。

「あ、夏の匂いだ。」

新品のエアコンをきかせたリビングから廊下に出たときそう思いました。

夏の匂い。
独特の熱気に色を付けたような、言葉では表しづらい香りですが、
私は嫌いではありません。

梅雨が明け、いよいよ本格的に夏が始まりました。

私は、夏の夜に鳴く虫の鳴き声が好きです。

昼には蝉、夜にはスズムシ、コオロギなど
田んぼが家の近くにあるド田舎暮らしの私には馴染深い音。

虫自体はあまり好きではありませんが、
夏を感じさせてくれる虫の音は素敵に感じるようになりました。

高木くんが「歳を重ねるにつれて花がきれいに見える」と話していましたが、同じようなものなのかもな、




夏になると、何でもしたい!!と思うのはなぜだろう。

夏休み前、「この夏はいっぱい遊ぶぞー!」と意気込んでしまうのは私だけでしょうか。

夏は食欲がなくなるからダイエットしやすい、とよく聞きますが、
私の場合むしろ逆で、食欲が普段より倍増します。

夏にしか食べられないものがたくさんあるのに、食欲がないなんてもったいない!とまで思うのです。


旅行に行ったり、海に行ったり、プールに行ったり、スイカを食べたり…。

夏って本当に楽しい。

早く夏休みが始まらないか、テスト期間中にもワクワクが止まりませんでした。





でも、

夏といえばお出かけしたり、おいしいものを食べるだけじゃありません。



夏といえば、「恋」ですよね。



恋がしたいなー、できれば伊野尾くんと。




そう思った私は、伊野尾くんとこの夏恋をするためにはどうすればいいか

考えてみました。


題して、

あの伊野尾くんとひと夏の恋!?
太陽にGood morning お月様にGood night計画!!




伊野尾くんとファンファーレ!のような恋をして、忘れられない夏にしようという、私のむなしいだけの計画ですが最後までお付き合いください。





ということで、今日は、

伊野尾くんの恋愛観についてお話していきたいと思います。





伊野尾くんと恋に落ちるためには、

伊野尾くんの好みの女性にならなければいけませんよね。


誰にだって『異性の好きなタイプ』はあります。

髪の毛が長いほうがいいとか
派手髪よりも黒髪がいいとか
スタイルは細くもなく太くもなくちょうどいいやつとか

そんなん自分の匙加減やんけと思ってしまうタイプでも

その人にとっては大切な人を選ぶ大事なポイントなんですよね。


外見だけじゃなくて、内面も外せない要素で

やっぱり、

優しくて包容力があって、それでいて時にははっきりと叱ってくれるような

一緒にいて楽しいのはもちろん、自分を成長させてくれるひとがいいなあ。


(と、ここで「それって、伊野尾くんしかいなくない?」という毎回恒例の茶番が入りますが省略します。)



では、伊野尾くんの異性のタイプは?


ここで、残念なお知らせ。

近年、伊野尾くんの好きなタイプをあらわしてる史料ともいえる雑誌の記事も、発言もないのです。


「好きな女の子のタイプは?」と聞かれたら
「女の子ならみんな好き!」と答え、

「女の子は肌が白いほうか黒いほう、どっちが好き?」と聞かれたら
「白いと透明感があるし、黒くても健康的だしどっちでもいい!」と答え、

「歳の差は何歳まであり?」と聞かれたら
「70歳80歳、どんとこい!」と答え、

「太ってる女の子は好き?」と聞かれたら、
「マツコさんぐらいがかわいい」と答え…


しまいには「好きな女の子の服装は?」という質問には

その質問をしたライターさんや、MCの方、アナウンサーさんがその時来ている服装を答える始末。

毎回「あれ…?もしかして…。」という、わざとらしい演技まで入れてくる伊野尾くん。愛しいが過ぎる。


一見「伊野尾くんチャラいなあ」と思えてしまう伊野尾くんの言動。

でも私は、そんな彼の性格に一つの優しさを感じてならないのです。

何か伊野尾くんは大切な何かを守っているのではないか…。




質問への答えは確かに伊野尾くんの本心ではないと思います。

彼も人間ですので、好きなタイプは必ずあるはず。

でもなぜ言わないのか。頑なに自分の恋愛について語ろうとしない伊野尾くんは、答えつつも何かを隠しているように見えますよね。



伊野尾くんは、あえて隠しているのだと思います。
自分の好きなタイプを誰にも悟られないように。

それは決して自分のことを誰にも知られたくないからではなく、

私たち、女の子のために。




伊野尾くんの基本理念として、一つ私がとても素敵だと思っていることがあります。

『女の子はみんな可愛い。』


私は間違いなくこの言葉に何度も救われました。


小学生のころ、夢中になって読んだ漫画、『めちゃモテ委員長』。

主人公の北神未海ちゃんの「ブスな女の子なんていません。」という言葉にすごく感動して可愛い女の子になろうと子供ながらに思ったのを覚えています。

今の時代妙に外見や見た目に固執し悩む女性が多くなったなあと感じます。
もちろん私も含め。

みんな輝きたくて、綺麗でいたくて、

それでも元が悪いから…。
一重だから…。
生まれつきこんなんだから…。

どんなにお化粧を頑張っても
どんなにダイエットをしても
どんなにお金を使っても

心は変わらない素の自分のままだから、なんだか醜く見えてしまう。


でも、

「女の子はみんな可愛いんですよ」。

神かと思いました。
まさか男の人からそんな言葉を聞けるとは思っていなかった。


伊野尾くんは、自分の思う女の子の『可愛い』を押し付けたくないのだと思います。

真面目に自分の好きなタイプを答えている人が押し付けているというわけではなく、

ただ伊野尾くんは知っているんです。


「ここで本当に好きなタイプをいうと、自分のファンがそれ一色になってしまう」ということを。



ファンはいつでも伊野尾くんの言葉を大切にします。

伊野尾くんが最近はまっているもの
伊野尾くんが最近食べたもの
伊野尾くんの夢…。

伊野尾くんのことはたくさんの情報の中で仕入れ、把握。
だから知ってしまわないはずがないんです。

もし、伊野尾くんが好きな女の子の服装を答えたら、
それを聞きつけたファンはきっと次の参戦服はそれに決めます。

もし伊野尾くんがボブの女の子が好きだと言ったら、
伊野尾担にはロングの子が少なくなってしまうのだと思います。


すべては、伊野尾くんに少しでも可愛いと思ってもらうため。

あの塩対応で有名な伊野尾くんがファンサをしてくれるかも⁉なんて思っちゃったりして。


これは狂気でもなんでもなく
「好きな人にかわいいと思ってもらいたい」という

素敵な女の子の本能です。


それを伊野尾くんは、否定しているわけではありません。

伊野尾くんは、その本能を統一してしまうことを避けているのだと思います。



「好きな服、好きなメイク、好きな髪色、

可愛い女の子になるために必要な魔法を思い切り楽しんでほしい。

だって、女の子はみんな可愛いんだから。」




私は、伊野尾くんの発言がテキトーだなんて思っていません。

それはテキトーに見せかけた彼の優しい性格なんです。

誰にも見えないように隠した思いが、彼のシャイな性格と合わさってテキトーに見えてしまっているだけ。

伊野尾くんは、本当に素敵な人なんです。





夏。明日もきっとあつい。

日焼け止めそろそろ切らすし買わなきゃなあ。
日傘、毎日忘れそうになるしカバンの中入れとこ。
明日どんな服着ていこう、今日あの服着ちゃったしなあ。
そういえば最近買ったクッションファンデ、めちゃくちゃお気に入り。
シューアイス食べようかと思ってたけど、もう遅いからやめておこう。



伊野尾くんと恋に落ちるには、

私の好きなものを好きなだけ楽しむべし。


あの子よりもかわいくなくたって、明日もこれからも

伊野尾くんのおかげで私が一番輝いている気がする。


明日も可愛い女の子で、強く生きよう。


奏でるリズム 体揺らして
今を生きてる 僕らの意味を
胸に刻んで声に出すんだ 枯れるくらい




最後まで読んでいただきありがとうございました!

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