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ゲーマー女子4コマ漫画『じゃんげま』元ネタまとめてみた Ⅱ

前回を読み逃した方はコチラ

前回に引き続き、6話からまとめていく。

『じゃんげま』のやこの記事の概要は前回の記事を見て欲しい。

#6「クイック登校」の巻

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カバーアクションとは、『Gears of War』シリーズ『Tom Clancy's The Division』シリーズなどのTPSに採用されることのあるシステムだ。

体を隠しながら敵の動きを確認しつつ隙を見て射撃したり、ろめ子の動きのように移動したいところを見て素早く移動できたりするのが特徴。

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また、『Tom Clancy's Splinter Cell Blacklist』『HITMAN』など隠密行動が重要なステルスゲームにも多く採用されている。

#7 「自動回復」の巻

・自動回復システム

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自動回復とは、『Battlefield』シリーズ『CoD』シリーズを中心に、多く採用されているシステムだ。

対極的に、『Tom Clancy's Rainbow Six Siege』などリアル寄りのFPSでは自動回復が無かったり、『Escape From Tarkov』など更にハードコアなものでは適切な処置をしないとそのまま死亡してしまうなんて作品も存在する。

自動回復システムについては漫画中でも語られているようにプレイヤー間でも賛否が分かれるシステムである。

・ヘルスアイテム

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妙な顔型の回復アイテムは『DOOM』のSuperchargeだ。

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これは主に隠し通路から入ることができるシークレットエリアに存在する特別な回復アイテムで、獲得すると大幅にヘルスポイントが増加する。

シャボン玉にハートが入っているアイテムの元ネタはおそらく『Quake』シリーズ。

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『Quake』『Quake Ⅱ』は箱型の回復アイテムだが、『Quake Ⅲ Arena』以降の競技FPSとしてのシリーズではこの様な形に変化したようだ。

筆者の知識不足により、他の2つのアイテムの元ネタがわからなかったため、もしわかる方がいらっしゃれば、コメントで教えていただきたい。非常に申し訳ない。


#8 「ゲーミングマウス」の巻

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普通FPSで使うサイドボタンは2か多くても4ほどだが、MMOなどのジャンル向けに使われているようだ。

おそらくこれ!といった元ネタは無いと思われるが、参考までにRazerからこの様なマウスが発売している。

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多すぎる。

・ボール式マウス

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光学式やレーザー式マウスが普及する以前の一般的であったのがこのボール式マウスだ。

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ボールの転がり具合でマウスを移動する方式のマウスで、光学式やレーザー式が普及するにつれ姿を消していった。


#9 「ストレイフ!」の巻

・跳ぶ時の声

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フゥンッ!フンッ!という掛け声の元ネタは『Quake』シリーズ。

動画は『Quake Ⅱ』のもの。フゥンッ!フゥンッ!

・ろめ子の妙な跳び方

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これはストレイフジャンプという技で、『Quake』シリーズ等の作品に存在する加速テクニック(もともとはバグ技だったそう)。

これは『Quake Champions』の動画だが、参考になるかと思う。超早い。


#10  「日常」の巻

・シャーペン

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Game*Sparkのマスコットキャラクター、スパくんが元ネタ。

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・りょーさんが遊んでいるゲーム機

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流石に分からない人はいないと思うが、ニンテンドーDSだ。

形状的にはおそらくDS Lite。漫画のカラーに近いものも見つかったが、イギリス限定で販売していたようだ。

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・部室に置いてある携帯ゲーム機

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ポケットステーションゲーム&ウォッチ

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こちらは、PlayStationの周辺機器。PlayStation本体からミニゲームを転送してミニゲームを遊んだりすることが出来た。

『たまごっち』かとも思ったが、ディスプレイのフレームの形状からこちらだと判断した。

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『オクトパス』などに使用されていたカラー。ファミリーコンピュータのコントローラーと似たカラーリングだ。

余談だが、2020年11月13日にこの本体カラーの『ゲーム&ウォッチ スーパーマリオブラザーズ』が発売される。

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・夜 戦場コマの元ネタ

・DOME GUY

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言わずもがな、『DOOM』の主人公、DOOMGUYだ。爽やかな笑顔がイケている。

・ポスター

おそらく『Quake』が元ネタ。

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カラーリング的には『Quake Ⅱ』が一番近い。

・小物類

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左のマスコットは『DOOM』のカコデーモン。中央と右は不明。申し訳ない。

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・台の上の置物

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カコデーモンDOOM Slayer。

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漫画内の置物に似た商品が可愛らしいクッション等が販売されているようだ。ただし、いずれもBethesdaやid Software公式の商品ではないようなので注意。

#11「お弁当」の巻

・「3DDソフト」段ボール

部室の隅にひっそりと佇む「3DDソフト」と書かれた段ボール箱。

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恐らく3DOが元ネタ。

ゲーム機ではなく、インタラクティブ・マルチプレイヤーとして販売され、PlayStationやセガサターンよりも早く発売された32bit機だったが、商業的に失敗に終わってしまったようだ。

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こちらが3DO REAL

鬼センの私物だろうか……

・ろめ子の弁当箱

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FPSにありがちな回復キットがモチーフと思われる弁当箱。

色や形状から推測するに、恐らくこれという元ネタは『Battlefield 4』医療バッグ

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中身が気になる。

#12 「フィジックス!」の巻

・ロッカーに貼られた入と書かれた張り紙

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・大きな箱を動かすろめ子

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・バールを取り出し脆い棚を破壊しようとするろめ子

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これらはすべて『Half-Life』シリーズが元ネタ。

「入」は『Half-Life』のロゴに用いられている「λ(ラムダ)」マーク。

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大きな箱を動かし足場にするのは初代『Half-Life』に存在するパズルで、バールはこのゲームの主人公、ゴードン・フリーマンが最初に手にする武器であるし、それによる破壊も同じく『Half-Life』シリーズに存在する仕掛けだ。

タイトルの、物理を意味する「フィジックス」は『Half-Life 2』が「グラビティガン」等物理エンジンを利用した画期的なFPSであったため、それを意識したタイトルとなっている。

#13「ライフライン」の巻

・ホワイトボードに書かれた、「…ULT 111」

『Fallout 4』「Vault 111」が元ネタ。

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『Fallout 4』の最序盤に登場する核シェルター。主人公はここに入れられる。

・パズクラ

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恐らく、『パズル&ドラゴンズ』、パズドラが元ネタ。

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大ヒットしたスマートフォン向けゲーム。

・携帯ゲーム機といきものの里

元ネタはニンテンドー3DS『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』

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マブちの持っているものを見るに、スライドパッドがついているので3DSシリーズで間違いなさそう。

『どうぶつの森 ハッピーホームデザイナー』はタイトルの通り、家づくりがメインである『どうぶつの森』シリーズのスピンオフ作品。

#14 「フォーエヴァー」の巻

・「開発発表から六年」とG……のヘアピン

元ネタは『S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl』とその開発及びパブリッシャーのGSC Game World。

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『S.T.A.L.K.E.R.: Shadow of Chernobyl』は2001年に発表されてから実に開発に6年かかり、2007年にようやく発売されたとのこと。

・「度重なる延期、制作会社変更、十年以上、挙句期待とは違ったもの」と3DR……のヘアピン

『Duke Nukem Forever』とその元開発会社の3D Realmsが元ネタ。タイトルの「フォーエバー」もこの作品のことだ。

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1997年に発表され、開発会社の変更や幾度もの延期等、ゴタゴタが重なってしまい、2011年にようやく発売されるもメタスコア評価が低いという作品だそう。

「エピソード形式の続編が中途半端な所で十年近く放置、ナンバリング新作も音沙汰なく…」

『Half-Life』シリーズが元ネタ。

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2007年に『Half-Life 2』の続編である『Half-Life 2: Episode Two』が発売されたが、完結せず執筆時点でも「Episode Three」は発売されていない。

また『Half-Life』シリーズ自体も長い間動きがなかった。

のだが、2020年3月、ついにVR向けにシリーズ最新作『Half-Life: Alyx』が発売された。

『Episode Two』から約13年、『Half-Life 2』本編から数えれば実に約16年ぶりのシリーズ新作となった。

#15 「リターン・トゥ・ベース」の巻

FPSの定番ルール、キャプチャー・ザ・フラッグが元ネタ。

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チームに分かれ一つの旗を奪い合い、陣地に持ち帰るとポイント、というルール。「CTF!」はキャプチャー・ザ・フラッグの略。

ろめ子の衣装的にはおそらく『Quake』シリーズを意識している。


長くなってしまったので、ここで一旦区切ろうと思う。

今後は10話ずつまとめるつもりだ。


次回はコチラ

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