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奇跡の川【銚子川】

自然環境リテラシー学 第3回 (11/20~11/21)
参加コース:川Y

概要
今回は三重県北牟婁郡(きたむろぐん)紀北町にある、キャンプinn海山で、1泊2日のリテラシーキャンプを行いました。
「銚子川ブルー」という名の通り、青く透き通っている銚子川の川沿いに位置するキャンプ場で、カナディアンカヌー・サイクリング・ハイキングを体験してきました!

1日目 カナディアンカヌー
冬は、海に比べて、川の水温の方が低いということを知っていましたか?

水には温まりにくく、冷めにくいという特徴があります。川に比べて水量が多い海は冬でも冷めにくいからです。

11月の川の水温は体感では、冷蔵庫で冷やした水くらい冷たかったです。

👇下の写真から3人乗りの1番前と1番後ろは重心が高くなってるのが分かります。カヌーでバランスを取るには、重心を低くというのがコツなので、あまりあちこち体を動かさないことが沈を防ぐポイントになります。

箱メガネを用いて、水面下を覗くと、小さい魚が沢山泳いでるのが見えました。岩場や、その付近の少し深くなっている、川の流れがあまりない所に沢山生息していたように感じます。

カヌーを漕いだ後は、生物調査を行いました。網を持ち、石の間や川の端っこの方をガサガサやって、魚を捕まえます。最初は魚の俊敏性に追いつけませんでしたが、コツを掴めば捕まえられるようになっていきます。

1日のアクティビティが終わった後は、日の取り扱いについての説明を受け、自分たちで焚き火を作りました。

牡蠣(差し入れ)




2日目 サイクリング&ハイキング
比較的緩やかに自然を楽しめた1日目と比べて、2日目は超アクティブな1日でした。

まずは川沿いを、上流から下流までサイクリングしました。1日目とは違い、道路の上から銚子川を眺めることで、違う目線から自然を捉えることができました。

下流とは異なり、岩が大きいのが分かります。このあたりは花崗岩(かこうがん)の一枚岩でできていて、滝つぼに石が転がって行くことで、下流にあるような丸い石が出来上がって行くそうです。

その石の隙間を水が通って行くことで、濾過されて上流から下流まで流れていきます。これが奇跡の川と言われる銚子川の秘密なのです。

丸い石

サイクリングの後は、象の背と言われるくらい巨大な岩が頂上にある、便石山(びんしやま)に登りました。

ハイキングで大切なことは、ペース配分・履き慣れた靴・温度調節できる服装です。

ペース配分を考慮せず、最初から飛ばし過ぎてしまうと後から絶対に疲労が溜まります。最初の方は、ちょっと遅くないかな?くらいのスピードが後々ちょうど良くなってきます。

「誰かが靴擦れしたら、その時点で中断しようと思ってた」と先生が仰っていたように、自分の足にあった靴を用意することは大前提です。

冬だからといって、モコモコ厚着して行って温度調節できなくなるととてもしんどいです。必ず半袖、長袖のインナー、トレーナーのように重ね着できる格好で行きましょう!

アウトドアでの活動の際、写真撮影の際はマスクを外しています

下山するときは、歩幅を小さくしながらちょこちょこ歩くと、滑らないのでおすすめです!
最後の方は膝がガクガクして歩くのがとても辛かったです。

まとめ
今回のリテラシー実習では、銚子川がなぜ奇跡の川と呼ばれているのかについて学びました。その銚子川に実際に入ってみたり、上から眺めたり、川の源流である山に登ってみたり、、と色々な角度から銚子川を堪能できました。

今回、場所を提供してくださったキャンプinn海山は夏場になると、キャンプを楽しむ人で大変混雑するそうです。人が多くなりすぎると、キャンプのルールを守らない人々も出てきてしまうため、人数制限をしているそうです。

奇跡の川を、いつまでもその状態で残しておけるように、自然を楽しむ人達には、自然に負担を与えないようにする責任があると改めて感じた2日間でした。

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