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「 あいしてる 」

初めてnote描きます。
ほかのフォロワーさんが書いているのに感化されて私も書いてみました。
拙い文章になると思いますが、最後まで見てくれると嬉しいです。




あの日、私は疲れを取るために仮眠をとっていた。
暖かいふかふかの布団に包まれ、夢見心地で気持ちよく眠っていた。だがふと目が覚めて、私は時間をチェックしようとスマホを見た。

「Twitter 通知 1件」

その通知はとあるとても仲の良いCファンの方のDMだった。お互い忙しくなかなか連絡が取れなかった為、久々に話せると思い嬉しさ半分でTwitterのDMを開いた。

「みおさん、大丈夫ですか?」

……………は?
大丈夫?なにが?別に病気にかかったとかそんなこと言ってないし、なによりも訳の分からない恐怖が急に襲ってきた。
嫌な予感がする。
何も起こってないといいがとTwitterの通知を見た。



「笠浩二 逝去のお知らせ」


手からスマホが落ちた。

幸いベッドの上で見ていたからヒビは入らなかった。

いや、そんなことはどうでもいい。

逝去?

え?

まって?

覚醒しきっていない私の脳みそに流れ込んでいく情報。


「14日、息を引き取りました。」

やだ

「葬儀は既に」

やめて

「後日お別れの会を…」






その瞬間、私は人生で1度も上げたことの無い
涙と嗚咽が混じった叫び声を上げた。

覚悟はしていた、でも認めたくなかった。
だって、つい先月還暦になったばかりじゃないか。
まだみんなで祝ってもいないのに、なぜこんなことに。

あぁ、神様。
貴方はやはりとても残酷な方なのですね。
英樹さんだけではなく、笠さんをも連れていく貴方が憎くて憎くて仕方がない。

目から溢れる大雨のような涙。
薄暗い部屋で叫ぶように泣き続けた。
耐えられなくて、下の階にいた母に笠さんのことを話した。
リアルタイム世代だった母親もとても驚いてて、赤子のように泣く私を優しくだきしてめくれた。
母の腕を涙で濡らしながら、ひしひしと現実を知る。

今年の英樹さんのライブで車椅子で登場した笠さん。
あの姿を見た時、頭に「絶望」という文字が過ぎった。
だが、そう思えば思うほど現実になってしまう。
だから私は、必死に「笠さんはよくなる、絶対に。」心におまじないをかけるように、何度もそう言った。

だが、現実は残酷だ。
結局ファンたちの望みは叶わず、神様は1本のピンク色の可愛らしい花を摘んでいった。

私は「自分の描いたCイラストを笠さんに見てもらいたい」という夢があった。
元々ネガティブで自信が無い性格だった私は、他ジャンルの絵を描いても「どうせみんな私より絵が上手いし…」と、見せるのを拒んでいた。
だが、C-C-Bというバンドにハマりイラストを描いてる人が少ないことを知った私は、下手くそでもいいから絵を描こうと決意した。
人々の記憶から消えさせないために、沢山描こうと。
沢山描いていくうちに自分に自信がわき、いつか最推しの笠さんに見てもらいたい!そんな希望と夢が私にあった。

そして、その夢は叶わなくなった。
どうやって空の向こうに見せりゃいいんだよ。
タブレット空に向けてたら完全に変人じゃねえか。

だからといって、私は絵を描くのを辞めない。
周りにとやかく言われようと、ずっと彼らを描き続けたい。
それが、私なりの恩返しだから。

今日職場で泣いてしまって、心配して暫くお休みをくれた職場の方々ありがとうございます。
後日菓子折り持って行きます。

スペースでお話してくれたCファンの方々もありがとうございます。
おかげでほんのちょっとだけ気持ちが楽になりました。

私のことを心配してくれたCファンの方々、ありがとうございます。皆さんの心のダメージも酷いのに、心配してくれて有難かったです。

そして笠さん
私の一番好きな人
貴方に会えて本当によかった
あなたのおかげで私はここまでこれました
もう貴方の肉体はどこにも無いけど、貴方の歌と音楽は永遠に残り続けるから
そして、私たちがみんなの記憶から忘れないように頑張るから

だから

だから、空の上から英樹さんや筒美さんたちと見守っててください

「わぁ!これ僕!?すごーい!」

「俺ももっと描けよー!?」

なんだか、そんな声が聞こえてきそうな気がするから


ありがとう

笠さん


ずっと


これからも



 愛してます


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