見出し画像

2022/10/1サントリー美術館「美をつくし 大阪市立美術館コレクション」

他用事前で場所と時間がちょうど良く、
先週とうとうメンバーズになったこともありまた行ける、と10/3までや10/17までの展示作品を中心に再度みてきました。
その中から今回良かったなと思った作品についていくつか。

《荼吉尼天曼茶羅図》
描かれる要素が多いのですがスッキリまとめて描かれており、真ん中の茶吉尼天(乗っている白狐の表情もいいお顔)をよくみてから周囲に描かれているもの達も一つずつみていくと、釘付けになり長時間立ち止まった作品でした。

《光琳宛書状》
中近世美術は展示替えが頻繁です。
光琳宛書状は弟の乾山から兄に当てて借金催促している手紙と先日の学芸員レクチャーで説明がありました。字は割と勢いがあり急いで書いたのかも。
光琳もまさかこんな手紙が残ると思わなかったのではということで彼の素晴らしさが分かる作品《燕子花図》も展示しましたとのことでした。

《小袖屏風虫干図巻》
今回展示されている場面は、大勢の子供たちが飛び跳ねていて微笑ましい場面でした。一人ひとりみていくと楽しい作品。

《法関仝山水図》
前回あまりよくみていなかったのですが、今回細かく鑑賞したら、雄大な景色の中に少し描かれる人々(舟を漕ぐ、建物の中に佇むなど)の姿がみえて、他にも人がどこかにいるかもと探すのがちょっと楽しい作品でした。短い薄い線で描かれていて少し烟る空気の中の風景にもみえます。 

10時過ぎから2時間弱、今回は話し声がほぼなく
とても静かに鑑賞出来ました。
北野恒富《星》と上村松園《晩秋》の女性達の並びの美しさに溜息をついたり、根付は今回あまりゆっくりみませんでしたがすぐ目に入る楽しい形の作品が多いです。また行きます。

※撮影可でも作品写真を載せるのは躊躇してしまい
 twitterでは載せないのですが、
 長文で文字ばかりになるのでnoteでは少しですが載せてみます(もしくはチラシ掲載写真)。
こちらは今日立ち止まった根付です↓

銘「名月」寿老大黒形彫根付(明治時代・19世紀)




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?