引き継ぎが始まっていたらしい。
*いつから始まっていたのか?引き継ぎの怪*
ある日、会社の女性上司が、自分の仕事を私ともう1人のAさんにほぼ全て引き継ぎたいと言っていた。
正式に面と向かって言われたわけではないが、「あとこれとこれの2つをどちらかに覚えてもらって、それも手放したい」というような発言を、Aさんにしていたのだ。
どちらかとは、私とAさんのどちらかを意味する。それは確定している。
この引き継ぎがいったい何を意味するのか?まだ真相はわからないのだけれど、その2つは、やれない仕事ではない。しかし、今の私は時間的にあまり余裕がない。
入社してから半年、やれるようになった仕事が増えるにつれ、また新たな仕事を覚えており、既に週2〜3回は残業しないと終わらないくらいになってきている。
*2巡を1巡にできないか提案してみた*
教わっている作業の1つは、しっかり覚えるために…と、同じ内容を確認しながら2巡するように言われていて、これにかなりの時間を要している。
その時間のかかる作業を2巡している所を、1巡で終了するようにしてはどうかと提案してみた。
その作業に慣れるまでは…という事だったが、事実、慣れてきてはいる。毎回、複数人のチェックが入り、指摘事項は無くなってきている。
これが通ればかなりの空き時間ができる。そこに新たな仕事を詰め込みたい。
「はぁ?」
自分でも「はぁ?」ってなるのだが、空き時間ができて楽したいとかではない。そこにまた新しい仕事をもらえる隙間を作りたい。
数日後、その提案は無事に通り、待望の「隙間」を作ることに成功した。
*欲しがる子には負荷をかけろ!*
私は仕事が欲しい。
時間が足りない!と思うくらいに仕事が欲しい。
前にも少し書いたが、私は日々、少しずつでもいいから負荷が欲しいと思っている。一通りできるようになると、ちょっと物足りなさを感じるのだ。
ミスなくできるような方法を考えたり、忘れないような動線を考えたり、一から作ると時間のかかる表を簡単に自動計算されるフォーマットを作ってみたり、そうして1つずつ攻略していく過程がたまらなく好きだ。まるで、自分がロールプレイングゲームの主人公になったような気分になる。
仕事はある程度慣れてくると、何でもすんなりできるようになって、刺激がなくなる。私はできればちょっとばかりの刺激が欲しい。
ムム!?っとなったり、脳がピクピク!となるような、負荷がありつつ、自分が成長できる日常というのが理想である。
欲しがる子には、負荷をかけろ!
上司にもうっすらと、そう伝えてある(笑)。
*この引き継ぎを乗り越えろ!*
本当に「単純に引き継ぎたいだけ」なのかどうかは、まだ分からない。その先にどんな未来が待っているのかも、全く分からない。
しかし入社から1年目に負荷をかけられた子と、そうでない子の差は大きいはずだ。そう信じて突き進むしかないだろう。
年齢的には、もう女性管理職になってもいい50歳熟女なのだが(笑)、何しろ私は入社1年目のペーペーなのである。
でも夢は諦める事なかれ。
5年以内には管理職になっていたいと思っている。管理職の端くれでも何でもいい。給与に手当がつく役職になってみたい。
私はこのまま「カモン!負荷!」のスタンスを変えず、楽するのではなく
くれるなら
仕事をもらおう
ホトトギス
で行こうと思う。
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