紙折って、紙切って、金。

*1日中紙を折って切った話*


そろそろ年末調整の準備の時期である。

先日も年末調整の準備と張り切る先輩に促されて、紙を切りに切って、折りに折って、1200人分の準備をした。

私は手に障がいがあるのでカッターで切るのはちょっと大変で、それでも何とか1200枚切った。

文字の書かれた表の上と下を切って欲しいと言うので、2箇所も切るのかよーと思いながら頑張って切った。

切りに切って、余分な紙の切れ端が1200枚も出てしまった。昨今の紙を減らそう、無くそう、という世の中で、中途半端な切れ端を1200枚も出すとは…勿体無い。

「メモに使って」と言われたが、パソコン上にメモを取ることも多いため、そんなに紙にメモすることもない。1年で使い切る自信がないな。

*恐る恐る、提案はしてみた*


今回はもう終わったのでどうしようもないが、切る方向や、印刷する方向を工夫すれば、工数を減らすことができると思い提案してみた。しかし、そういった印刷ができないのだと言う。

いや、できる方法を考えてみては?例えば一旦PDFにしてからとか…と思ったが、少し黙って様子を見ようと思った。

まだ入社して4ヶ月の私が言うのもなんだし、今の方法がこれまで皆が改善を重ねてきた最終形だ。何を言っても余計なお世話でしかない。そりゃそうだ、と思ったので、しばらく様子を見る事にした。

私はその日、1日、ほとんど紙と戯れて終わって行った。紙と戯れてお金を稼いだのだ。紙を切ったり折ったりが仕事なんて、まるで保育園時のようだ。何だかむず痒い(笑)。

*紙を減らす、紙を無くす*


紙を減らしたり無くしたりするのに、年配の方や、長きに亘って同じ会社で働いている方は、とても躊躇する傾向がある。

目標を「減らす、無くす」に合わせて、さて何ができるか?と想像してみると良いと思うのだが。

紙を無くしても不便にならない方法、むしろ便利になるかもしれない案を考えれば良いのだ。今の業務の中にも、まだまだ改善できそうな点が存在する。

都度、書き留めて、いつか提案するその時を待っている。その時がいつ来るのかも現時点ではわからないけれど、そこは自己満でも良いではないかと開き直ろう。

紙と戯れる時間が少しでも減るよう願いを込めて♪

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