平凡大学生、今日思うこと。#ほんの一言で

vol.1 部活を辞めようと思った。

「ほんの一言、言うか言わないか、ちっぽけな勇気が伴う一言。それが、人を大きく変える瞬間を、今日確かに見た。」

つい最近、大学の女子サッカー部でプレイヤーからマネージャーになってみた。大学で部活をやる少し変わった人は一定数いるけど、そのうちのさらに一定数は、一度は部活を辞めようと思った人がいるだろう。

大学から始めたサッカーは、周りとの差が大きく、いわゆる「サッカー脳」を身につけられなかった。苦しかった。そしたら、なんで部活を、サッカーを、やってるのかわからなくなった。「勝ちたい」「サッカーが好き」って気持ちが湧き上がらなくなったから。もっと苦しくなった。

"選手として終わりだなぁ"

チーム状況もあまりいい状態とは言えない。ならば、何か「スキなコト」を見つけようと、一度は部活を辞めようとした。何人か電話やラインで、止めてくれる人たちもいた。けれど、これ以上続けても、自分と部活の仲間にとって勿体ない時間を過ごすだけだ。そう思い、公式戦まで2週間のタイミングで、選手登録をしない決断をした。公式戦は、観客として行こう。と。

だけど、部長はこう言った。
「せめてマネージャーとしてベンチに入って」

そこから、今がある。

-続-