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こわい夢

今日の投稿は、少し重くなりそうな予感がしているのですか、お許しを。


ある夢を見ました。

それは、とてつもなく怖い夢でした。

夢って、だいたい現実に近い色や景色であることが多くて、身近な人や古い友達が突如現れたりする、そんなものだと思っていたのですが、今回は違いました。
目覚めた時に、SFかよ!ってツッコミたくなったり、恐竜に追いかけられるなんて…と起きて笑っちゃうような夢ではありませんでした。

「死ぬ」と、すべてが終わってしまうというような感覚が、どこか拭えず生きてきました。
生きてるうちにやっておかないと、今という瞬間にやっておかないと、後々後悔するよ、と言われても、どうせいつかは迎える死が、誰にでもある。死を迎える日が来るのなら、多少後悔したって、いつかは無くなって分からなくなるような気がする。
言葉にすると難しい感覚だけど、なんとなく、そう思っている部分があったような気がします。

ところが、夢の中で出会ったのは、「死」ではどうにもならない「後悔」でした。

何もできなかった。
自分は何をしていたのか。
もう取り戻せないのか。
どう自分を痛めつけて責め抜いても、何も変わらない現実。

真っ黒な背景の中に浮かぶ、客観的な視点から見える自分の姿が、今も脳裏に焼き付いて離れないのです。

震える身体と、痛みを伴わない苦しさに溺れそう。
痛くないはずなのに、切り刻まれるように張り裂ける心。

あぁ、死んだら終わるわけじゃないんだ。
死んでも死にきれないほどの後悔って、これのことなんだ。


夢だったのに、目が覚めた時の鼓動の速さと、こわばった身体が、なんだか現実味をおびていました。
夢でよかった、とは思えないくらいの衝撃の夜。


この出来事が、何を暗示するのか。
誰からの、どんなメッセージがあるのか。


紐解きつつ、これまた自分と向き合うきっかけになりそうな予感です。

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