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その体組織系バグってない?

こんにちはprivate gym-7の佐野です。
皆さんダイエット頑張ってらっしゃる方多いと思うので、体重図ってらっしゃるかと思いますが数値の急激な変化に驚かれたことはないですか?
説明書だけではわかりにくい体組織系の仕組みについて話していきます。

ダイエットや健康管理の基本は、毎日記録をつけること。
「毎朝体重計に乗っている」「お風呂から出たタイミングで体重と体脂肪率を測っている」という人は、多いのではないでしょうか。
しかし、体重や体組成を測るのは、いつでもいいというわけではありません。
正しいタイミングや方法で測らなければ、正確なデータが得られない場合があります。

体重・体組成は同じ時間に測るのが基本

体重計・体脂肪計を使うなら、体重・体脂肪率の正しい測り方を知っておきましょう。
体重・体組成の測定は、「毎日、同じ時間に測る」ことが基本となります。
体重や体組成は一定ではなく、常に変化しています。
違う時間に測ったのでは、体重の増減が時間によるものなのか、ダイエットや食事、そのほかの原因によるものなのかわかりません。
体組成は、体重などのデータを基に算出されるものなので、体重が変われば当然その数値も変わります。
正確な体重や体組成の変化を知るためには、毎日ほぼ同じ時間に測ることが大切です。

食後や入浴後などにすぐに測るのはNG
体重・体脂肪率の測定は、「入浴やスポーツ、食事や飲酒の後は避ける」ことも重要です。
これには、下記の3つの理由があります。

体内の水分が増減したタイミングでは、正しい体重が測定できない
人間の体は、約60~65%が水分でできており、この量は、汗をかいたり水を飲んだりすることで多少増減します。
入浴後やスポーツをした後は、汗をかいて水分が減った状態、食事や飲酒の後は水分が増えた状態であり、このタイミングで測っても通常の状態での体重にはならないのです。

体の水分の増減は体組成にも影響する
家庭用の体脂肪計や体組成計は、体脂肪率を直接測定しているわけではありません。「脂肪は電器が通りにくく、筋肉は電器を通しやすい」という特性を利用して、体に微弱な電気を流し、測定した電気抵抗値(電流の流れにくさを示した値)と体重、年齢、性別といった情報を組み合わせて体組成を算出しています。
このため、通常より水分が増減した状態で計測してしまうと、電気抵抗値が変わってしまい、うまく体組成が測れません。

体温の変化でも体組成は変わる
激しい運動や入浴による体温の変化も、体内の電気抵抗値に影響を与えます。
これも、うまく体組成が測れない原因になります。

おすすめは起床後と就寝前

具体的には、食事やスポーツ、入浴直後の、体重・体組成の測定は避けましょう。
ほかにも、二日酔いのときや発熱・下痢などで体調が悪いとき、風邪を引いているとき、冷房に長時間さらされて体温が下がっているときは、正確なデータが取れません。
これらの条件を考慮すると、体重・体組成を測定するタイミングとしては、起床後や就寝前がおすすめです。


体組織を図る際のポイント

正確なデータを得るためには、測り方にもコツがあります。体重・体組成を測る際の、4つのポイントについて紹介しましょう。

1 毎日同じ時間に測る
測るタイミングに気を付けても、「今日は朝、明日は夜」と、測る時間がまちまちでは同じ条件で測定しているとは言えません。
朝なら朝、夜なら夜と決めて、同じ時間に測ることにより体組成の変化を把握しましょう。

2 できるだけ毎日同じ服装で測る
測る際は裸がベストですが、薄手の服を着ても構いません。
毎日できるだけ同じ重さの服で測るようにしましょう。

3 体組成計は平らで硬い場所に置く
体組成計は、絨毯やヨガマットなどやわらかい物の上に置いた状態では正しく測定できません。
フローリングなど、硬くて平らな場所で測りましょう。

4 素足で体組成計に乗る
体組成計は、乗ったときに足の裏にあたる電極から体内に微弱な電気を送り、そこから得られた電気抵抗値を基に体組成を算出しています。
靴下などをはいていたり、足が濡れていたりすると正しく測ることができません。


体脂肪率は、体に占める体脂肪の割合を示す数値です。
ダイエットや美容のためには「低いほうが良い」と考えがちですが、脂肪には体温の維持、ホルモン分泌のコントロール、女性のボディラインを美しく保つといった役割もあるので、実際は低すぎても高すぎても良くありません。
適正値は、男女や年齢によって異なりますので一概にはいえませんが、成人女性は30%、成人男性は25%を超えると体脂肪量過剰といわれています。
具体的にどれくらいの体脂肪率が「標準」なのかは、体脂肪計のメーカーごとに算出式が少しずつ違うこともあり、「この数値であれば良い」という絶対の基準はありません。
各製品に即した判定基準は、体組成計の説明書やメーカーのウェブサイトで公開されていることが多いので、それらを参考にするのがおすすめです。
正しいタイミング・測り方で正確なデータを得よう

体重や体組成は、毎日同じ条件で正しく測ると、日々の小さな変化にも気が付きやすくなり、ダイエットのモチベーションアップにもつながります。
大切なのは、毎日同じ時間に測ること。
また、食事・入浴・運動直後の測定は避け、毎日の条件をできる限り同じにそろえた上で測ることも重要です。
体脂肪率を落とすには、食事と運動によって「摂取エネルギー<消費エネルギー」の状態を作り、それをキープしていくのが基本です。
月並みですが、食事の習慣を見直して摂取エネルギーをセーブすること、運動習慣を取り入れて消費エネルギーを増やすことを考えてみてください。


体組成計のしくみとは?(測定できる項目や製品ごとの違い)

ダイエットや健康管理には、日々、体のデータを記録することが欠かせません。
「体のデータを記録する」と聞いて真っ先に思い浮かぶのは体重ですが、体組成計を使えば、さらに詳しい体の状態を知ることができます。
ここでは、体組成計のしくみや測定できる項目のほか、製品ごとの違いについて紹介します。

体組成計とは?

一般的に「体重計」と呼ばれている測定器の中で、体重に加えて体脂肪率や内臓脂肪レベルなどの項目を測れる物が「体組成計」と呼ばれています。
体組成計の「体組成」とは、筋肉や脂肪、骨、水分など、体を構成する組成分のことです。
体組成計での測定は、体脂肪などの量を、実際に量っているわけではありません。
体に微弱な電流を流すことで得られる電気抵抗(電流の流れにくさを示した値)と、体重、身長、年齢、性別といった情報を組み合わせ、体組成の状態を推定し、体脂肪率や内臓脂肪レベルといった、各種数値を算出しています。

具体的には、次のような手順で測定していきます。

1. 体組成計に年齢や身長、性別を登録する
体組成を測るには、年齢や身長、性別の登録が必要です。
最初に「ユーザー登録」という形で入力します。

2. 体組成計に乗る
体組成計に乗ると、足の裏にあたる電極から体に微弱な電流が流れ、電気抵抗が計測されます。この計測方法は、BI(Bioelectrical Impedance)法、または生体インピーダンス法と呼ばれるもので、「脂肪は水分が少ないためほとんど電気を通さないが、筋肉は水分が多いためよく電気を通す」という特性を利用したものです。

3. 体組成の数値が表示される
測定した体重、電気抵抗値と登録した年齢、性別などの諸情報を基に体組成計内に記録された推定式にあてはめて全身の体脂肪の量や体脂肪率、骨格筋率、内臓脂肪レベルなどの各数値が算出されます。
この結果が、体組成計の液晶画面に表示されるわけです。
各社製品は何が違うのか?

各社製品は何が違うのか?

体組成計は、各社からさまざまな製品が発売されています。製品を選ぶポイントを2つ紹介します。

測定アルゴリズムの違い
先にご説明したとおり、体組成系は、直接筋肉や脂肪の量を量っているのではなく、電気抵抗や身長、体重、年齢、性別といった情報を基に、推定式を使い体脂肪率や骨格筋率といった体組成の数値を算出しています。
体組成を求める推定式は、各社が独自に作成しており、その詳細はメーカーによって異なります。
例えばエレコムでは、筑波大学との産学連携によって開発した測定アルゴリズムを使うことで、より正確な内臓脂肪レベルの評価を可能としております。
機能や使い勝手の違い
同じ体組成計でも、計測できる項目はメーカーや製品ごとに違いがあります。
計測可能単位は一般的には100g刻みですが、中には50g単位の精密な測定ができるモデルもあります。できるだけ早くダイエット効果を確認したい、小さな変化もしっかり記録したいという人は、こうしたモデルがおすすめです。
Wi-Fi通信機能(無線LAN)を内蔵してスマートフォンアプリと連動できるタイプなど、データの記録・管理が手軽なモデルもあり、メーカーごとに使い勝手や充実度にも違いがあります。

体組成計で測れる項目には、次のようなものが挙げられます。

・体重
体重は、体の総重量です。この数値は、直接測定されます。
・体脂肪率
体脂肪率は、体に占める体脂肪の割合を示す数値です。「低いほうが良い」と考えがちですが、脂肪には体温の維持やホルモン分泌のコントロール、女性のボディラインを美しく保つといった大切な役割もあります。低すぎず、高すぎずの適正値を保つのが理想です。適正値は性別によって異なりますが、10~25%程度です。
・骨格筋率
骨格筋率は、体に占める骨格筋の割合を示す数値です。体にある3つの筋肉である「骨格筋」「心筋(心臓の筋肉)」「平滑筋(臓器に存在する筋肉)」のうち、一般的に筋肉として知られているのが骨格筋で、体を動かす、姿勢を維持する、エネルギーを生み出すといった役割を担っています。
・骨量
骨量は、体の骨全体に含まれるミネラル分の合計を表す数値です。20歳頃をピークとして、その後は徐々に減少します。
・内臓脂肪レベル
内臓脂肪レベルは、内臓脂肪の蓄積程度を表す基準です。内臓脂肪が過剰に蓄積すると、動脈硬化性疾患をはじめとする生活習慣病にかかりやすくなります。
・基礎代謝量
基礎代謝量は、人が生命活動を行うために必要な最小限のエネルギー消費量を示す数値です。一日の総エネルギー消費量の、約7割を占めています。
・BMI
BMIは、Body Mass Indexの略で、肥満度を表しています。「体重(kg)÷身長(m)の2乗」で求められます。
体組成計は、メーカーごとの違いに注目!

体組成計は、体脂肪の量を直接量っているわけではなく、取得した電気抵抗と情報を基に、推定式から体組成を算出しています。
エレコムの体組成計は、筑波大学との共同研究を基にした独自のMRI方式を採用しています。
測定アルゴリズムの違いはメーカーの差が出るところなので、製品選びの参考にしてください。

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