RUNTEQの歩き方🌏

こんにちは、赤いめがねの緑のたぬきです。RUNTEQを卒業し、実際にエンジニアとして働き始めました。まだ2ヶ月目ですが、通ってたスクールがRUNTEQで良かったな〜と思うことが多いです。

そこで今日は後輩たちのために、RUNTEQの歩き方をご紹介します。なお、変革の速いスクールですので2024年2月現在の話としてご覧ください。

272泊273日で巡るRUNTEQ🎈

つまり、9ヶ月で何を得ればいいか、という話です。旅の目的ですね。美味しいものとか、温泉とか、レジャーとか。これを目的に旅するといいよ、というもの。

RUNTEQでは大きく3つのものが得られると私は思います。
1. 実務に近い経験
2. 組織で必要とされる人材になる行動指針3. メンターとなる仲間

具体的に次から紹介します。　

1.実務に近い経験

私は現在、自社開発のベンチャー企業でエンジニアとして働いています。そして、入社してから何度もこう思っています。

「あっ、これRUNTEQでやったところだ！！」

まるで進●ゼミの広告マンガのようですが、これがマジだから笑ってしまいます。

まず、入社初日。

「これ見て環境構築してください。できたらslackで教えてください」

と言って渡されたのはnotionで作られた環境構築ドキュメントです。

その他、社内の経費精算手順とか、いわゆる社内ポータルサイトも弊社は全てnotionで作られています。

「ここに自己紹介入力しといてください」
「古くなっているところがあれば更新しといてください」
「ここにあるんで見といてください」

入社1週間、VSCodeよりnotionを見てる時間のほうが長かったかもしれません。

次に言われたのが、

「slackにtimes_{自分の名前}のチャンネルを作っておいてください」
「リリース予定が決まったらリリースチャンネルで@here付けて通知してください」
「ここは非エンジニアも見るので分かりやすく書いてください」

などなど。自分に関わるslackのチャンネルに追加され、使い方についてレクチャーを受けました。しかし、その時にtimesが何か、チャンネルとは何か、slackの使い方などの基本的なことは何も教えてもらえません。

さて、RUNTEQに入った当初、私はカリキュラムよりも何よりもやる事の多さに目を回した記憶があります。

「notion何それ初めまして自由度高すぎるなおい使い方全く分からん」
「Discord使ったことあるけどいつ入ればいいのこわい」
「Mattermostで毎週やること報告？ めんどい…チャンネル数もめっちゃ多い……timesはTwitterと何が違うの…いるんかこれ……」

加えてRUNTEQ CREDOに、イベントに、面談(現在のHRに)………

何をどれだけどんぐらいどのレベルでやればいいのよ(疲)

と思っている方も多いのではないでしょうか。かつての私見てる？(3ヶ月目ぐらいに全部体調不良で返ってくるから気をつけてな！！！)

では、その状態がエンジニアに転職して1週間目に来るのとRUNTEQ入学当初に来るのどっちがいいでしょうか。

私は入社してから「RUNTEQありがとおおおぉ命が助かってますううぅ！！！！」って何度か感じてます。

各種ツール類、「極める」必要はないです。でも「ある程度使い方が分かる」「人に”これ見といて”とか”追記しといて”と提示されたときにストレスにならない」程度には使っておくことをお勧めします。

特にnotionは自由度が高いがゆえに沼にハマったり疲れやすいです。全く使ってない先輩もいるし、なんならRUNTEQ講師陣実はメインに使ってないので笑、自分が使いやすい方法で使えばいいと思います。極めてる人すごいよね。

また、timesも投稿止まりがちなんですけどクローズドなTwitterとかメモのつもりで気軽に書く癖をつけておくといいです。

入社してからも早速RUNTEQのMattermostのつもりで「あー！！わからん！！」「ここ何で値返ってこないの」「ここ指示された仕様にしたけど見えづらくないかな？いいのかな？」とか吐き出してたらマネージャーがコメント何回かくれました。

RUNTEQではたまに校長やふぁらお神が降臨して助けてくれます(あのとき救ってもらったたぬきです)

また、カリキュラムもかなり実務に近いです。実務で最初に渡されたバグ修正やボタン追加のissueは「あれ、RUNTEQの応用編かな？」という感じですし、レビューの流れも弊社の場合はカリキュラムとほぼ同様です。

①mainからブランチを切る
②実装したらローカルでテストする(テストの追加が必要なissueなら実装者がテストを追加する)
③テスト通ればプルリクを作ってレビューお願いする
④2人のレビュワーからOKもらったらステージングという本番に近い環境で操作テスト
⑤④が問題無ければ実装者がマージ。次のissueへ

みたいな流れです。この辺は会社によってfeatureブランチ作るとか色々あると思いますが、多少は違えどそれほど違和感はないと思います。

とは言っても、応用編までの道のりも長いのがRUNTEQ。入門編についての私の意見は以下の通りです。

https://x.com/midori_ruby7/status/1756646031020966354?s=46&t=jev6YqB494eDuyQqWqbSQg

カリキュラムについては柊先輩のnoteに私は大変救われたので、そちらも必読です。

2. 組織で必要とされる人材になる行動指針

RUNTEQ CREDOについて皆さんはどう思いますか？私は10年間の社会人&営業経験から、「こりゃーすごいわ。新人教育に入れて欲しい」と本気で思っています。

最近の期の人たちはグループワークなどでRUNTEQ CREDOについて深堀する機会もあると聞いています。ですので、今回はありきたりなCREDOの解説でなく、私の営業経験を元にCREDOの凄さを書いてみたいと思います。

コアな情報があるのが歩き方シリーズぽいよね。(なんとかこじつけたいだけ)

さてさて、転職やRUNTEQへの入学など、新しい集団に入った最初の1ヶ月、私たちはどんなことを目指せばいいでしょうか？

前職の営業研修で、顧客が購買行動に至るまでに
①信頼の確立
②問題の共有
③提案の説明
④不安の解消
という過程を踏むことを教わりました。

「何かお困りですか？」「お手伝いできることはありますか？」「不満はありませんか？」と信頼感のない奴に聞かれても「あ、いいです」「ないです」「いらないです」となるので、まずはある程度信頼関係を作ろうね、という話です。これは人間関係全般に当てはまります。

すでにこれが結論なんですが、入社・入学したとき、最初の1ヶ月はこの信頼の確立に全力を尽くすべきと個人的に思っています。人間心理として、それがない相手に対して人は拒絶します。真っ当な評価も得られなくなり、すべてが上手く回りづらくなります。

これを言うと、「そんなのわかってるよ！俺にはコミュ力がねーんだよ！(意訳)」という返事が来たりします。

でも、営業やってて思うのはコミュ力をパリピ力と勘違いしてる人が多いということです。

人間関係を築こうとするとき、人は誰かに「気に入られようとしなければならない」と思いがちです。ヨイショしたり、意見を合わせたり、生意気言わないようにしたり、飲み会に参加したり……めっちゃ頑張る。ニコニコ頑張る。(超疲れるよねえええええ😇)

この結果ついてくる評価は「あいつは自分の意見がない」「積極性が足りない」「もっと頑張りましょう💮」です。どないせいっちゅうねん。(エセ関西弁)

もちろん相手へのリスペクトや、他の人の考えを否定しないことはとても大事なことですが、「相手に合わせる」ことは意外にも信頼関係の構築につながりません。また、相手によって求めるものが違うので全員にニコニコした結果「自分がない」と言われる切ない最後を迎えます。

大事なのは、この「自分がない」という言葉です。周りの人が「あなたを知らない」ことが信頼感を逆に減少させます。信頼関係を築く一番のコツは、自分がどんな人間かを知ってもらう事です。

それでは、具体的に何をやれば信頼の確立ができるのでしょうか。私は下記の3つだと考えています。

①自分について素直に開示すること
②報連相をこまめにすること
③自分ができることの中で１つだけを誰よりもやること

①自分について素直に開示すること
人は共感するものや、共通点に親しみを感じます。また、未知のものには興味を示します。自分の情報を積極的に出すことは、相手に自分への親しみや興味を持ってもらうことに繋がります。
そんなの当たり前だ、と思われるかもしれませんが、意外とこれは難しいのです。なぜなら自分の事を知ってもらうためには、自分からその機会を作り出す必要があるからです。

大抵の場合、自己紹介ができるのは初日や初対面ぐらいです。RUNTEQのようにフルリモートの会社なら、チャット上での自己紹介だけかもしれません。読んでくれない人すらいるでしょう。
LT会に登壇したり、timesに好きなことを毎日書き込むなど、その「機会」を自分で作っているかどうかを思い浮かべると、出来ている人はそれほどいないのではないでしょうか。

また、よく会社の飲み会必要かどうか論争がありますが、飲み会というのも相手と同じ時間を過ごす共通点を作る作業です。また、自己開示の場でもあるでしょう。周りの出世が早い人や「ゴマスリが上手だ」なんて評価をされる人、大体飲み会に来てますよね。

もちろん会社のメンバーとの飲み会が心から楽しめる空間であることが本当は何よりなんですが、そうでないとすれば飲み会に出席するという行為は自分を知ってもらう努力の一つです。

また、「素直に」と書いたのは失敗や未熟さこそ開示した方がいいからです。失敗は人としての身近さや共感を呼びます。声をかけるきっかけにもなります。

「思ったより長くなってきて何が言いたいか分からなくなってきたしもう書くのやめたいなぁ」

と素直に書いておきましょう。(自業自得自己満乙)

②報連相をこまめにすること
これには、
・①の自分について発信する機会が自然と増える
・相手が「求めていること」に合致しやすくなる
効果があります。

当たり前に見えますが、意外とできていないものの一つです。聞き馴染みすぎて「はいはい、管理乙」みたいな面倒なもの・縛られるものという認識があったり、新しい集団に入った時、期待された以上のことを頑張ろうとして疎かになっていたりします。

実は、あなたに求められているのは、求められていることをやってくれることです。それ以上でもイカでもない🦑

例えば、プログラミングスクールの営業マンC,Dがいたとして、

Cさん：めちゃくちゃ話が分かりやすくて面白いけど質問に対するレスポンスが3日後

Dさん：説明は基本的・平均的な感じだが質問に対するレスポンスが鬼早。
「質問について承知しました」と必ず一報ある。正式な回答は3日後

だとすると、Cさんが良く見えるのは初回〜数回だけです。長く付き合えば付き合う程Cさんへの評価は下がり、Dさんへの評価が上がります。

(余談ですが結婚式場とか家買う時とか長く付き合う営業マンは後者の方がストレスないよ)

私の実体験も一つ。
顧客の人に「これ調べて欲しい」と言われて即レスで「調べてみます！」と回答しておくと3日後に「調べたけど該当の文献が弊社にはありませんでした、申し訳ないです」みたいな時に「分かりました、有難う」と返ってきます。
即レスをサボってて3日後に突然「調べたけど該当の文献が弊社にはありませんでした、申し訳ないです」って送ると大体返信すら返ってこないです(恐怖！😇)

報連相をこまめにやるというのはこれに近くて、相手が求めていることに応える行為。レスポンス。今わたし、これやってるのよとアピールする行為。私はそんな感じで捉えてます。

だから、詰まってても「詰まっている」という報告でいい。連絡が来たら「分かりました」「読みました」の報連相(いいねやスタンプ文化ならそれでもいい)。コメントがきたら必ず返信報連相。会話に近いものとして報連相。

目指すは「そんなにこまめにやらなくていいよ」の言葉。相手が苦笑しながらそう言ってきたら「この子は大丈夫そう」と勝手に信頼植え付けられてます。

私は、この報連相ができる人がコミュ力が高いと言えると思います。

③自分ができることの中で１つだけを誰よりもやること
信頼関係を作る一つの方法として「有能さを示す」というものがあります。

「有能さ、無縁だから手に職つけてるし転職すんだよ😇」

と思われるかもしれませんが、実は案外簡単に手に入れることができます。

それが、「自分ができることの中で１つだけを誰よりもやること」です。(日本語下手でごめん)

例えば、以下のようなことです
・誰よりもいいねする
・誰よりもチャット欄を盛り上げる
・誰よりも早く出社する
・誰よりも挨拶する
・誰よりもスタンプ押す
・誰よりもLT会登壇する
・誰よりもLT会企画する
・誰よりもコメントする
・誰よりも質問投稿する
・誰よりも飲み会企画する
・誰よりも細かく日報書く
・誰よりも懇親会参加する
・誰よりも会議で発言する
・誰よりも技術記事を書く
・誰よりも早くカリキュラムを終わらせる
…etc

文字列を見て思い出した人、いませんか？
あなたがその人に有能さや「すごい」を感じている証拠です。
なんでもいいです。できることでいいです。ストレスにならないものでいいです。これを頑張りたいからあえて、というものでもいいです。あなたがやりたいものを、一つだけ誰よりもやってください。なんか知らんけど評価がついてきます。

対人的であればあるほど広い人に知ってもらえますし、コミュ力が高いと言われます。「誰よりも」の範囲も最初は「同期の誰よりも」でもいいかもしれません（中途だと同期がいないかな…）

認知されると信頼度が上がります。評価されやすくなる。まずは１つをとことんやるのが、コツだなと思います。

さて、ここまで書いてきてお気付きの方もいるでしょう。

RUNTEQ CUREDすごくね？？？？？？
Be OpenしてMove Fastしたら、信頼関係は構築できます。自分を成長させていくためにあとの３つがめちゃくちゃ有効だと思います。

RUNTEQ入って一番驚いたのこのCURED。ぜひ旅を終えた時にスキルとして手に入れてください。

3. メンターとなる仲間

RUNTEQでの旅を終えたとき、あなたは新たな旅に出ることになります。
その時、エンジニアになった人もいればカリキュラムの中で自分にはエンジニアになる未来が見えないと言って転職をやめた方もいます。

ただ、どちらにせよRUNTEQで弱音を吐ける仲間と出逢えたなら、あなたの旅は大成功だと思います。

エンジニアに転職してから、RUNTEQ生の存在の大きさを改めて感じています。色々な会社に転職しているため様々な情報が入ってきますし、「あの人が頑張っているから自分も頑張ろう」とか、「不安なことがあるから話を聞きたい」とか、全く知らない業界に転職したのに一人で取り残されることが無いのです。

メンターというと仕事上の先輩みたいなイメージですが、本来は先輩も後輩もなく「精神的な支えとなる人」であったり「良き理解者」となる存在のことを指します。
友達でもあり仲間でもある。少し違うのは、支えになり相談し意見を交わせる。

なんというか、クラスメイトの友人関係と部活の仲間とか趣味の仲間はまた違うじゃないですか。あんな感じ(知らんけど)

社会人になって、そういうサードプレイスができたことはとても得難い旅だったなと思います。

最後に

何が言いたかったか長すぎて分からなくなったんですけど、私なりのRUNTEQの歩き方をご紹介しました。

ただ、ガイドブックを見て計画を立てても状況次第で旅の内容や予定は変わりますよね。仕事に家庭に子育てに。介護や病気で離脱される方も実際にいました。
学びやコミュニティの使い方なんて人それぞれなんで、自分が見たいものを見て、チャレンジしたい事をして、願わくばどんな結果でも満足して旅を終えられることを祈っています。

それでは、良い旅を。