ドングリFMに救われた話
ドングリFMというPodcastの番組が大好きなのですが、番組にハマるきっかけになった話を書きたいと思います。
難病の子を出産
2年前、出産した娘が、患者数が日本で1000人もいないような希少難病をもって生まれてきました。ググってわかるのは治療法がないことと、娘の病型だと1歳以内に死んでしまうことくらい。産まれた瞬間から「この子は死にます」って宣告されるという、妊娠中には想像していなかった状況でしたが、それでも「今は娘は生きている」ので。搾乳した母乳を娘が入院している病院のNICUへ届けに、車で往復3時間の道のりを通いました。
運転中って、色々考え事をしてしまうんですよね。ただただ「悲しい」気持ちもあるし、自宅に戻ってちゃんと暮らせるのか「不安」もあるし、こんな状況だとマイナス思考が止まらず、ついでに涙も止まらなくなる。・・・運転中なのに、危ない。
考え事をしないように音楽でテンションあげるか~と思っても、考え事の方が勝っちゃうのでいつの間にか聴いてないんですよね。なので、人の話を聞いて気を逸らすのがいいのではと、音声コンテンツをいろいろ試してみることに。妊娠中からPodcastとVoicyでつまみ食い的に聞いていたいろんな番組の中で、この時の自分に一番よかったのはドングリFMでした。
ちょうどいいゆるさ
産休前は経済ニュースとか、自己啓発的な意識高め番組も聴いてたけど、産後の頭にはだいぶ重い。ってか、話が入ってこなくて音楽聴いているのとおんなじ状態になってしまう。その点、ドングリFMはほどよくゆるくて、ほどよく興味を持てるエピソードばかりで、いつの間にか聞き入っている感じ。
ちょうどいいおもしろさ
(いい意味で)しょうもないオジサントークがクスッと笑える。マイナス思考を払拭するためならお笑い番組みたりするのもアリだろうけど、大笑いしちゃうと通常のテンションとの振れ幅が大きすぎて逆に現実に引き戻されてしまいそうで。運転しながら「ふふっ」と笑っちゃうくらいがすごくよかった。
モヤモヤしたらドングリFM
まだまだ聞き始めたばかりだったので、未聴エピソードもたくさん残っていて、娘が退院するまでの2か月半、往復3時間の道のりをドングリFMを聴いて乗り切ることができました。退院したあとも、負の思考に支配されそうなときはドングリFMを聴くように。娘の病状に不安が止まらない時はもちろん、息子にキレそうなときとか、旦那にイラっとしたときとか。
いよいよ娘がお空に行ってしまった後も、おふたりのゆるい話を聞いてクスッと笑って。大好き過ぎて公開収録も参加しちゃった。ドングリFMがなかったら鬱になってたかも!
重過ぎてずっと書くのを躊躇してきましたが、ほんとうに救われたので感謝の気持ちを込めて記録しておこうと思います。(重いw)
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