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記念撮影

経管栄養になる直前、近所の写真館で記念撮影をしました。

体重が増えていないと分かった頃に、なんとなく嫌な予感がして予約をしておいた日程が、ちょうど経管栄養になる入院前でした。こんなに転げ落ちるように容体が悪くなっていくとは思ってなくて、滑り込みセーフ。

私のお宮参りの着物がきれいに取ってあったので、お宮参りはできない代わりにそれを着せて記念撮影をしたかったのです。

家族4人の写真も一枚。

ニコニコ笑顔の写真ではないけれど、顔の傷もきれいにリタッチしてもらって、素敵な写真に仕上がりました。(たぶんチューブ入ってても消してくれそう)

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思い出作り

経管栄養にした退院のあと、しばらくは調子良さそうで、あやすと笑顔を見せてくれていました。

身体をねじったり、手足をバタバタ動かしたり、声を出したり・・・ほかの子と同じように成長しようとしている娘をみて、なにか一つでも、息子の時と同じように刺激になることをしてあげたいと思うようになりました。空いた時間に絵本を読んでみたり、家族で紅葉をみにいってみたり、些細なことでも、思い出になればいいかなと。

ランニングを始めてみる

この頃から、やはり最期のことが頭をよぎることも増えていきました。娘がいなくなることはもちろん、そのあとの自分たちのことも不安に感じるように。息子もいるのに、普通の精神状態でいられなくなったらどうしよう。不安な気持ちを少しでも払拭したくて、近所の公園を走ってみることに。娘が大変な状態なのに自分のことを心配してしまうのが、いけないことな気がしつつ・・・。やっぱり走っている間は比較的前向きな気持ちになれたので、始めてよかったと思います。

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