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【自戒自戒自戒自戒自戒】BGI興行観に行ったよ日記【自戒自戒自戒自戒自戒自戒】

グッズが出た

この記事を開いてくれた貴方に問い掛ける。

何十年も日照りが続き、すっかり不毛の地と化した荒れ果てた大地に突然恵みの雨が降り注いだら、その時そこで暮らす人々はどのような反応を見せるだろうか。



答えは簡単である。

「まず、自分が正気を保っているか確かめる」

何故いきなりこんな質問をしたかというと

出ちゃったんだよね~石田さんのグッズが

2022年7月に所属団体を退団し、同年10月からGLEATに継続的な参戦を続けている筆者の異常執着対象の被害者のこと石田凱士選手。
会社を辞め、フリーになった宿命か。
それともご本人に出す気がなかったのか。
退団後は一切の関連グッズの発売に恵まれなかったのである。
そんな中、GLEAT公式Twitterよりとある画像が投稿された。

2023.4.14 GLEAT公式Twitterより。頭がおかしい

頭おかしいんか?

ボーボボの人気投票も真っ青な石田さんのまみれの告知ツイート。顔顔顔顔顔顔。
いくら世界で一番好きな顔といえどもそこまで用意しろとは誰も言ってない。もし私以外の石田オタクが言ったとしたらその人は強欲過ぎる。
ある種トンチキとも言える“尖り“を浴びせられたところでグッズの発売日を確認する。
発売日は4.16。告知2日後に迫ったBGI興行だった。

2.15新宿FACE大会のワンデイトーナメントにて勝利を収めプロデュース権を獲得したBGI。全面produce興行という「BGIによるBGIのためのBGIの興行」と言わんばかりの内容から、ある程度の新グッズの発売が予想はしていたがここまでとは聞いていない。

オタクの願望の方がまだ控えめである

この告知ツイートと私の“正気失う音”はGLEAT界隈内外のフォロワーにまで届いていたようで、そこそこの数のフォロワーからお祝いのメッセージが送られる
公式で新グッズの展開がある度に「〇〇する暇あるなら参戦選手の顔が書いてあるグッズ出したらどうどすか?」と似非京都弁で責め立てる様子を見せつけていて良かった〜と心のどこかで思いつつもそんな私の反応がコレである。

知らんがな。

しかし、このリプライを見て分かる通り数ある顔(どれもだ〜いすきです❤️)の中でも応援タオルのビジュアルがぶっ刺さった。
石田さんを追い掛けて2年半ほど経つが過去一と言っても良いほどめろめろになった。

冷静に考えて欲しい。
世界で一番好きな顔の男がローゼンメイデンみたいな椅子の上でワールドイズマインみたいなポーズしてたら頭もおかしくもなるだろ。
平成に残してきた「萌え~(*´д`*)」の感情の再燃である、
気分はアニメイトだ。秋葉原だ。ニコニコ超会議だ。

私は一つ決心を固めた。

新木場まで夜行で行っちゃおっかな😄

本来当日の朝から新幹線で東京まで向かうことを予定していたのだが、ここまで大量にグッズが出てしまうと東京⇔大阪間の新幹線代すら惜しい。
新幹線代と夜行バス代の差額分で何人の好きな顔を買えると思うと即決できるのが執念深いオタクの恐ろしいところである。(愚かポイント1)


終わりの道のり


当日は大阪有数のバスターミナル、難波OCATから出発するバスに乗り込んだ。
自衛も兼ねて選んだ女性専用バスは土曜の夜ということもあり満席らしい。
周囲に座るほぼ全員がサンリオキャラのネームプレートやチェキホルダーを鞄に着けており、近年の推し活ブームにおけるサンリオの影響を肌で感じながらバスは素知らぬ顔で梅田乗車の客を乗せ、とうとう消灯の時間を迎える。
既に膨らませていたネックピローを装着し、イヤホンからお気に入りの音楽を流し、就寝に入る。

ガタガタガタ!!

敵襲!?

違った。地面が揺れている。
運転が荒いのかそれとも道路が悪いのか。
果たしてどちらなのかは私には分からないがこのバス、異様に揺れながら走りやがるのだ。
夜行バス特有の空気の閉塞感も相まって心底気持ち悪い。
隣の座席の女性も私と同じ状態のようで、眠りながらも終始落ち着かない様子である。
彼女の鞄についていたちいかわストラップも心なしか苦し気な表情をしている

当時のストーリー。めっちゃキレてるね

ただでさえ快適とは言い難い格安の夜行バスが更に寝づらくなってしまった。
エッ!コレって不眠……ってコト…!?(愚かポイント2)

そうして迎えた朝6時
くそばす(なんか揺れてクソキモイバス)(存在しないちいかわ)はほぼ定刻通りに八重洲バスターミナルに到着した。
春先のまだ冷たい朝の風をビル越しに感じながら向かったのは近隣のネットカフェだ。
大通りから奥まったところにある目的地の自動ドアを開けるとごった返す人。
受付で聞くところによるとこの人達は入室待ちの客たちで、案内まで1時間は待つらしい。

もうやだ〜😭

私は泣く泣く待つことにした。今になって思うと早々に移動して別のところで時間を潰せば良かったのだが、睡眠不足の頭とすっかりバスの座席の形から戻らなくなった背骨のせいで判断を誤った。

寝起きのハスブレロのような顔を叩き起してルンパッパに進化させたい、その気持ちしか無かった。

待ち時間こと水の石が与えられるまでの間ずっとYouTubeでポケモンSVの対戦動画を動画を見ていた。
私の特性は「すいすい」ではないようだった。

こうして7時過ぎに部屋に通されて、仮眠を取る。
現在時計は9:30を指している。

おめでとうございます、不眠が祟って見事な寝坊です‼️😄✌️

とりあえず爆速で身支度を整え、東京駅に向かう。
東京駅から会場のある新木場駅までは乗り換えアプリによると10分ほどらしい。ネカフェを出た時間は10:30。余裕で間に合う。
何度か石田さんの現場のために東京に来ているので東京駅構内の土地勘も無くは無いはずだ。
この時わたしはまだ余裕を持っていた。(愚かポイント3)

八重洲中央口から駅内に入り歩くこと数分。
数分。
数分。
数分。
数分。
いや、待って。京葉線遠ッッッッッッッない?
この時まで自分の「経験」が東京⇔後楽園分しか無いことを忘れていた。丸ノ内線5駅の何が「経験」か。
そもそも乗換案内も乗換案内だ。
京葉線のホームまで遠いならすごく遠い!って赤字で書いとけよ。

こうしろ


動く歩道の横を走るという技術革新に中指を立てる真似をしながら「どないしよ;;多分これ(動く歩道に乗る人)全員石田さん見に行く人かも;;わたしタオル買われへんかも;」と泣き言を吐いていた。
しかし恐らく98%はディズニーへ向かう人達ある。
40周年おめでとうございます。
いつか美女と野獣乗りに行くからね。


物販

鬼ほど遠い京葉線とは反対に新木場1stRingまでは新木場駅から徒歩2分という好立地だ。
経路も高架下を通るだけと実にわかりやすい。
GLEATグッズを身につけた人の後ろを着いて歩き、程なくして見えてくるのはガレージのような佇まいの会場だった。
屋台のように屋外の設けられた物販スペースには予想より多くの人が立ち並んでいた。
1人のフォロワーさんが急いだ様子で話しかけてくれた。


👩「れんちゃん!もう完売商品出てますよ!!」

わたし「えっ!?なんで!?」←寝坊した上に京葉線が理性ある人間が設計したとは思えない遠さだったからだよ〜ん(論破)


いざ物販に並ぶとフォロワーさん報告通り、例のタオルは既に完売していた。
私があまりにも“マジ”の目をしていたからか自分の購入順番が来るとまだ何も言っていないのに売店のお姉さんが申し訳なさそうにタオルの完売を伝えてくださった。
ありがとうございます、2度も刺すな。
「なのは完売」、2006年のコミックマーケットから生まれたネットミームが2023年になって復活するとは。まさに「石田完売」。

実際その他のグッズもかなり売れていたようで、アクリルスタンドなんかは私が購入した分で枯れてしまっていた。
元々少なく作っていた、もしくは予想外の石田さん人気に在庫が追い付かなかったのだろう。
やっぱり動く歩道にいた人たちは全員石田さん目当てだった、というのも納得できる。
石田さん、ジェラトーニに似てるしな………


興行感想

そんなこんな言いながらも興行内容は素晴らしいものだった。
今回のメインであるBGIこと、「Black Generatinon Internatinonal」はメキシコで活躍する「Black Generatinon」というユニットの日本支部のような形で発足されたユニットだ。
新日のロスインゴやNOAHの「ペロス・デル・マール・デ・ハポン」のようなものというとわかりやすいだろうか。
そんな海外で活躍するユニットのメンバーの試合を新木場までの交通費とチケット代だけで観戦することができるのはなかなか貴重な体験だろう。

また個人的な考えだが今回の会場が新木場1stringであることも気分を盛り立てる要因になったように思う。
訪れたことがある人ならわかるだろうが当会場は収容人数が300人に満たない小さな会場だ。勿論客席とリングの距離はとても近い。
そんなシチュエーションで見る本場のルチャドール達の飛び技はアトラクションもかくやと言わんばかりの凄まじい迫力だった。
今回私が座った席は正面側のひな壇という一番リングから遠い席種だったのだが、そんな距離でも選手の脚がトップロープから離れた瞬間に反射でのけぞってしまうくらいには近い。
暗く狭い会場に響くマットの軋む音と応援の声、いつかに映像で見たメキシコのリングに思いを馳せた。

エンペラドール・アステカ選手

そんな期待度MAXの彼らを迎え撃つのはGLEAT参戦勢だ。
本興行はあくまで番外編という位置付けなのだが、それにも関わらずどの選手もいつもより「盛り上げてやる」という気概に溢れており、素晴らしかったのだが特にこの試合には触れなければならないだろう。
渡辺壮馬選手がエンペラドール・アステカ選手の所持しているBIG LUCHA世界選手権王座に挑んだセミファイナルだ。
日墨問わず、ハイフライヤー好きなら見ていて損は無いとも言えることタイトル、結果として壮馬選手は結果は大敗を喫してしまったのだが海を越えたこの王座に挑んだ、という経験は彼の今後のプロレスキャリアにおいて重要な位置づけになるだろう。
「GLEATで跳ねるべき男」、団体やファンの期待度が伝わる「GLEAT選手の未来」を切り拓くような一戦だった。

渡辺壮馬選手

メインのカードも豪華そのものだった。
普段はそれぞれ別のユニットに所属し、しのぎを削り会うリンダマン・井土・田村ハヤトの主軸3人がが手を組んだカードはストーリーの無い「お祭り興行」ならではのものだろう。
本人達の語る通り目立った連携こそ見られなかったが入場からそれぞれの持ち味を存分に発揮していて、見るものをワクワクとさせた。

また今回の興行の最大の功労者はなんといってもBGIのリーダー、私の推しこと石田凱士である。
10月に単身でGLEATリングに飛び込んできて、1月に当ユニットを本格始動、そこからわずか3か月でここまでGLEATのファンの間でBGIの存在が浸透したのは彼を中心としたダーティなファイトスタイルや観客の空気を掌握するカリスマ性、達者なマイクパフォーマンスあってのものだろう。


2代目G-REX王者として、KAZMA SAKAMOTO選手・T-hawk選手とのタイトルマッチ、全日対抗戦での青柳亮生選手とのシングルマッチと大きな試合が続くなか今大会が開催決定した2月からバクステやリング上でBGメンバーの存在やその強さを示唆し続け、この興行の成功に結び付けた彼に惜しみのない拍手を送りたい。
「誰もが想像出来ないことをする」「周りと同じ生き方は嫌だ」と語る彼らしい興行だった。
心の底から言える、自慢の推しだ。

本興業は実はyoutubeから無料で視聴が出来る。
GLEATは本当に気が狂っているので殆どの興行は生配信or後日無料配信が行われるからだ。



今後同興行が行われるかは闇の中だがぜひこれをキッカケに石田凱士選手を現地に見に来て欲しい〜!と思うのはオタク心。
見に来て後悔する選手では無い、と断言しておこう。


そして最後になるがこれだけは言わせてください。

タオル再販してくれ〜〜〜😭😭😭‼️‼️‼️

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