パイオニア:鱗、もう一つの道
緑白鱗に対するもう一つの道。
1:鱗親和じゃないなら。
まあ生鱗という話な訳だが。
ドロモカの命令はこの環境における一つの解答だ。
緑白を使うことは明らかとして、しかしただの生鱗では強みに欠ける。
じゃあ何を?
答えは「人間」。実のところ、人間デッキのメインテーマは+1/+1カウンターなのではなかろうかというくらい、人間にはカウンターを載せるカードが多い。
ぱっと思いつくようにデッキを作る。
息をするようにデッキが出来るのは鱗ばっかり考えているからだ。
このデッキは成功作と一概に言えない。
2:成功作ではない理由
簡単である。突破力がなさすぎるのだ。
そのかわり、しぶとさは随一である。だからといって、しぶとくしても勝てるわけではない。
人間であるシナジー性も副官だけだ。統一性があるが、だから何? と聞かれると答えられないデッキである。
カティルダをメイン採用すればもう一つ軸は出来る。しかし、マナの使いどころが足りなさすぎる。
また、能動的にカウンターを置く手段がほぼ皆無。鱗親和では監視者が担う部分は野心家と副官に分かれているが、縦横両方に乏しい。
PWであるアジャニ、ニッサなどに頼らなければならず、だからといってクリーチャーのカティルダ、シャライに求めようとすると今度は重く、マナクリーチャーであるカティルダは軽そうに見えて攻撃手段を失っていく要因だ。
グレートヘンジも入れてはみたが、置けるかどうかは怪しい。
それでも長所を上げるとするならば、カードを引くことに困らないことだ。鼓舞する呼び声がすんなり入り、例えばグレートヘンジの代わりにウルヴェンワルドの謎を投入すると、こちらのノントークンクリーチャーが死亡するたびに手がかりを生んで引きやすくし、その手掛かりは人間トークンへ化けていく。
また、トーレンズもこのデッキでは見逃せない存在になる。クリーチャー呪文が人間トークンを呼び込み、鱗のおかげでカウンターを訓練もちの間で無限供給していくようになる。
だが、実験体は育たないし、やはり人間というシナジー性は薄いままなの
だ。
うん、失敗失敗。
一旦お蔵入りとはするが、何かあったら教えてほしい。
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