急に来るよ!その「不運」がまさかの大逆転!

昨日、娘を迎えに行く出際で不意に足をぶつけて、ガッツリと爪が折れてしまった。


「ぎゃー!なんでこのタイミングで!!」


とりあえず、それ以上爪が引っかからないように急いで整えて、予定より少し遅れて家を出た。


不恰好に深爪になってしまった爪を見て、

「ツイてないな〜」

と内心思いながら車に乗り込んで、フリーウェイを走って目的地に急いだ。



しばらく車を走らせて、ようやくフリーウェイの下り口に入ったところで、なんと今度は渋滞。


「え〜あと少しなのに、、、もう今日は本当にツイてないことばっかり」


テンションが下がるのを感じながらノロノロと一本道を進んでいると、不意に前の車が右サイドに車を寄せるようにゆっくりとハンドルを切り始めた。


すると、その車が右に移動していくにつれて徐々に、無造作に転がった丸いグレーの塊が私の視界に現れてきた。


「え?????」


よく見るとその周りには、車のボディの破片と思われる黒いシャープな塊がバラバラと散らばっていて、そのグレーの塊がタイヤだとすぐに気付いた。


前の車はそのタイヤを避けながら、その破片もなるべく踏まないようにゆっくり慎重に車を走らせていた。


とりあえず私も同じようにタイヤと破片を避けながら先へ進んで行くと、そこには事故に巻き込まれたと思われる車が全部で4台停まっていた。

そのうち1台は車線と車線の真ん中の不自然な場所に停まっていて、右前のタイヤが一つ無く、さらに右サイドのボンネットもグシャっと潰れていた。


まだポリスも来ていなかったので、事故が起きてからあまり時間が経っていない様子が見てとれた。


そこで私はハッとした。


そう、もし私の爪が割れず、予定通りの時間に家を出ていたら、、、


事故の起きた場所はフリーウェイ本線、フリーウェイ下り口、一般道が交差する合流地点で、私が走行するフリーウェイの下り口は完全な一本道。
そこを走って合流地点に向かうしかチョイスは無い。

事故の状況はよくわからないけれど、おそらくタイヤが外れた車はそこそこのスピードで走行していたと思われる。


その衝撃を想像すると、、、寒気がした。


私は折れてしまった自分の爪を拝みたい気持ちになった。


この一瞬で私の「不運」は、まさかの「幸運」に、大逆転した。




私はこれを伝えなくてはいけないと思った。

今これを読んでくださっている方がどういう状況なのかはわからない。

でもこの記事を読んでいるということは、何かしら心にモヤモヤを抱えているんじゃないかと思う。


あなたの目の前で起きていることは、一般的に考えておおよそ「良いこと」とは思えない現象かもしれない。

あなたを嫌な気持ちにさせているかもしれない。

なんで上手くいかないんだって、心をやさぐれさせているかもしれない。


でも、それは本当に、ただの「不運なこと」なんでしょうか。

それだけでしょうか。



起きたことには必ず意味があるし、その時のあなたにとって最善で最高のことが起きているのがこの世の真実です。


今起きていることの先に見えるもの、あなたが得るもの、失うもの、感じるもの、出会うもの、それが何なのかはわからないけれど、その出来事がこの先のあなたの人生を変える大きなきっかけの一つになる可能性はゼロでは無いはず。


よくよく考えれば、その「不運なこと」の影に隠れて、自分にとって実はちょっとメリットに感じられることも起きたりはしていないでしょうか。


今あなたが感じていること、見えている現象は、あなたの人生のほんの一部分でしかないということに、ぜひ気付いてください。

心が揺さぶられれば揺さぶられるほど、目の前にある現象は自分にとって大きいことに感じるもの。
内容はどうであれ、それがあなたにとって重大なことであるのは、誰が何と言おうとあなたの中では真実です。
落ち込むことも嫌な気持ちになることも、湧き出た感情は何一つ抑える必要は無いと私は思う。


だけど例え少々やさぐれながらでも、

「もしかするとこれは、これから起きる素晴らしいことに小さなフックが掛かっただけなのかもしれない」

という思考も、一緒にセットで持ち合わせて欲しいって思う。


フックさえ掛かれば、実は好転するのなんて驚くほど一瞬なんだということも。


そしてそれは、ある日突然、予期せぬタイミングで起きるっていうことも。



だから、目の前に起きている出来事が、この先もあなたを嫌な気持ちにさせる続けるものだとは、どうか決して思わないでください。


「不運なこと」の影には、好転のきっかけがきっとひっそりと潜んでいます。



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