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恥を知ってなお

生きてきた全てが恥ずかしい
と感じることがある。

今までの行いを振り返り、
今までの考えを思い出し、
恥ずかしくてたまらなくなる。


自らの恥を知ってから、
年下の人たちに
おおらかな気持ちを持てるようになった気がする。

年上の人たちに
心からの尊敬の気持ちを持てるようになった気がする。

あのときに私に
何も言わないでくれた人たちに
感謝の気持ちを持てるようになった気がする。



幼稚だった。
知識がなかった。
自分を大人びて見せていて
そのことに疑問も持たなかった。
あー、恥ずかしい。

今このときも、
どのくらい後かは分からないけれど、
確実にそのように振り返るときがくる。



自分が恥ずかしさのかたまりで、
臆病であることを認められたとき、

他人(ひと)と自分のどちらにも

少しやさしくなれた気がした。


2024.5.10

ハコネウツギ

咲き始めの花は白だが、開花中に色素が変化し、
薄ピンク、紅色と三段階に移り変わるそうだ。
三色が一つの枝で隣り合って咲いている。

なぜかひな祭りが思い浮かんでしまう。ひし餅カラーだからかな。





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