無駄なことはない？

人生には、無駄なこと、無駄なもの、無駄な時間が多くある。

これは私の個人的な考えだから、人によって様々な考え方があることは知っている。
でも私はどうしても、全ての経験が有益だとは思えない。

苦しさから得たものも、確かにある。
でも、違う時間を過ごしていたら、他の何かを得たかもしれない。

病気の期間、入院の経験をよきものとして語れる人は幸せだ。
決して嫌味ではなく、そう思える自分の強さを褒めてほしいし、運の強さを素直に喜んでほしい。

私は、もう一度入院するなら、切腹してでもその前に死にたいし、
今までの人生で戻りたい地点はない。

「人生無駄なことはないから」なんて、とても口にはできない。
その年齢でしか得ることができない何かを犠牲にしてでも、
私が私に、このまま生きてはいけないことを伝えたかったのだと受け取るしかない。

苦しみや痛みは、きっと何かのメッセージ。
それは、体からかもしれないし、心からかもしれない。両方からかもしれない。

私が得たもの？
私には結局、一生懸命生きることしかできない。今までも、これからも。
それが分かった。

2023.6.25
辞書でひくと、無駄の意味のひとつに『それをしただけのかいがないこと』とある。
とりあえず、捜し物の時間を減らしたい。