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「生理の貧困」について調べてみました

今回は、生理の貧困の話をしてみます。

たまーに漠然と、

「生理ってあと何年続くんだろう…
一体あと何回生理用品買うんだろうか…」

って考えることがあるんですが、、

そんな矢先に「生理の貧困」について知って
個人的にだいぶびっくりしたので、
ちゃんと調べて理解したくなって!

ここ最近よくメディアに取り上げられていて、
自治体や支援団体が動きを活発にしてきている
タイムリーな話題。
せっかく調べたのでアウトプットします!

ぜひご覧いただけると嬉しいです😌

生理にはどれくらいお金がかかる?

生理とお金の話をするということで、
まずは前提として、

生理にはどれぐらいお金がかかるのか?

疑問に思って計算してみました。

マイナビウーマンによると、
22-34歳の働く女性の多くが、生理用品に
毎月「500〜1000円」かけているそうです。
間をとって750円で考えていきます。

生理は10〜15歳から50歳ごろまで続きます。
妊娠出産や月経不順は一旦無視したとして、
750円の出費が、40年間毎月発生
すると、

750(円)×12(ヶ月)×40(年)=36万円

一生で36万円になります。

ただ、生理痛薬や低容量ピルを飲んでいたり、
ナプキンをたくさん使っていたりすると、
月750円では到底収まりません。

なので、出費としては

最低36万円、人によっては更にお金がかかる

という理解になると思います。

最低36万円、、、高い、、、
低容量ピル服用中の私はもう少しかかりそう。
改めて計算してみると結構かさむなあ、、、
というのが個人的な感想です。

世界的な課題、「生理の貧困」

さて、本題の「生理の貧困」の話に移ります。

「生理の貧困」、初めて聞く方多いですよね。
以下のように定義されている言葉です。

経済的な問題でナプキンやタンポンなど
基本的な生理用品すら入手できず、
月経に対しての知識を持たない状態

WHO・ユニセフによると、2015年現在で
約5億人の女性が「生理の貧困」である
ということです。

2015年現在の世界総人口は73億人。
うち半分を女性とすると、、

73(億人)÷2=36.5(億人) →女性の人数
36.5(億人)÷5(億人)=7.3

7.3人に1人が生理の貧困、ということになる…
え、、、多い、、、


こうした現状への打開策として、昨年末ごろ、
スコットランドにて
全世代の女性に生理用品を無償提供する法案
が可決されました。

生理の貧困に法的にアプローチした
世界初の取り組みだそうです。素晴らしすぎる😭


日本の学生も、5分の1は「生理の貧困」

生理の貧困は、日本も他人事ではありません。
最近こんな記事を目にしました。

「#みんなの生理」が行ったアンケートでは、
5人に1人が過去一年で生理用品を買うのに苦労したと回答しています。

だいぶショッキングな結果でした。
日本にも、生理用品に手が届かない人が
こんなにもたくさんいる。

5人に1人となると、世界中で見たときの
7.3人に1人よりも高い割合です。

「何万円もするスマホは持てるのに、
数百円の生理用品は買えないの?」

結果に対して、こんな声もあったようです。
確かに単純計算したら、こういう理解になるのかもしれません。

事情はそれぞれですが、想像するに、
いろいろなものと天秤にかけた結果、
生理用品を削る選択をせざるを得ない
のだと思います。

スマホがなければ情報収集も連絡もできないし、
服がなければ外に出ることもできない。
だから生理用品よりもスマホや服を取る。

こんな風に。

その他、買えない理由としては、
ネグレクトや毒親の被害を受けていることで、
生理用品を買いに行けない・買ってもらえない
ようなケースもあるかもしれないと思いました。

✳︎

生理の重さによっては、基本的な生理用品の
他にも、毎月必要なものがあったりします。

過去1年以内で、生理を原因として学校を欠席・早退・遅刻した若者の割合は48.7%(中略)と、生理によって学校生活に十二分に参加できていない現状が明らかになりました。

主な原因として「生理痛など生理による体調不良」があげられています。

ー#みんなの生理 『日本にも「生理の貧困」5人に1人の若者が「金銭的理由で生理用品を買うのに苦労した」』 より

調査結果の中にも上記の記述がありましたが、
生理が重い場合、生理痛薬や低容量ピルなど、
症状を緩和する物に頼らなければ
日常生活を送れない場合があります。

生理の症状というと、おそらく腹痛が
思い浮かびやすいのではないでしょうか。

でも実は、人によっては頭痛やめまい、吐き気
などの症状にも悩まされています。
辛すぎて突然倒れて救急車、なんてことも。

そう考えると、生理が重い人たちにとっては、
薬や低容量ピルなども含めて必需品である
と言えますね。


支援団体や行政が動き出した!

国内での「生理の貧困」の現状が明るみになり、様々な団体や行政が支援に動いています。

素敵な取り組みがたくさんあったので、
いくつかご紹介しますね◎

【取り組み①】 豊島区の生理用品無料配布

池袋のある東京都豊島区が、3月15日(今日!)から生理用品の無料配布を開始します。

ちょうど防災用の備蓄品の入れ替えの時期で、
それを活用して配布を行うそうです。

身分証明書の提示も必要ないので、
本当にどなたでも受け取りに行けます。

「生理用品もらいにきました」
とわざわざ言わなくても済むように、
窓口に設置されたカードを提示することで
配布いただける
みたいです。

詳細は豊島区のホームページをご覧ください!

↑このお知らせ見たとき、感動で泣きました。
問題提起されてからのアクションが早くて、
本当に本当に素敵でした…!

【取り組み②】支援団体による生理用品の寄付

生理用品の寄付を集めている団体があります。

使う予定のない生理用品がお手元にあったら、
ぜひチェックしてみてください!
私も微力ながら、お送りするつもりでいます。

fermataさんが団体ごとの寄付方法等を
詳しくまとめている記事がありましたので、
貼っておきます。ご活用ください!


お手元に生理用品が余っていない場合、
寄付金でサポートするという手段もあります。

生理の貧困についてアンケートを行った
「#みんなの生理」や、「RED BOX JAPAN」
が寄付金を募っているので、
こちらも併せて見てみてください☺️


まとめ

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。

学生の2割が生理用品を手に入れるのに苦労しているというデータは、本当に驚きでした。
驚きすぎて、「この数字本当に正しいん?」
疑ってしまったほどです。

もし読んでいただいている方の中に、
実際に困っている方がいらっしゃれば
支援の手が少しずつ差し伸べられていることが
伝われば嬉しいです。

これまで馴染みのなかった方には、
「生理の貧困」について知っていただき、
生理用品は必需品であることの認識
改めて持っていただければ嬉しいです。


本当に小さな力ですが、
私も生理用品を支援団体にお送りして、
少しでもお手伝いができれば嬉しいです。


では、また次回。

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