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schoolTakt活用術㉞プログラミングの宿題

プログラミング必修化

2020年から、学校でプログラミングが必修化されました。
皆さんの学校でも、プログラミング授業は行われていますか?
かなりセンセーショナルになるはずでしたが…新型コロナによる未曽有の事態であやふやになってしまっているのが現状です。
とはいえ、プログラミングを義務教育で行うことには大きな意義と可能性が秘められています。
このことを語り始めると2万文字くらいになってしまいますので、今回は割愛しますが。w
というのも、私の前任校の前原小学校は総務省の推進指定校として、6年ほど前から全国に先駆けてプログラミング授業を実践してきました。
必修化されてから実践を耳にすることも増えてきましたが、その中でもあまり話題に出てこないのが「プログラミングの宿題」です。

プログラミングが宿題に向いているわけ

プログラミングと他教科との大きな違いは、プログラミングは「一人で進めやすい」ことと「できると楽しい」こと、そして「習熟差と習得時間差の幅が大きい」ことです。
つまり、得意不得意や好き嫌いが顕著に表れるけれど、時間をかければその溝は比較的埋めやすいということ。
これが、授業で取り扱う上での難しさでもあるわけです。
では、どうすればいいか。
一言でいえば「同じ時間に、同じ技術を習得させよう」という大人の思惑を捨てることです。
苦手な子が、安心できる環境でゆっくり時間をかけられる。しかも楽しく。
それにぴったりなのが宿題というわけです。

プログラミング宿題実践紹介

私は全員にプログラミングの宿題を出すようなことはしませんでしたが、プログラミングを宿題として選択できるようにしていました。
その際重宝したのがスクールタクトです。
子どもたちは家でそれぞれ、楽しみながらプログラミングをやってきます。
その報告をスクールタクトでするように指定しました。
例えば下の画像の子。

この子は「HackForPlay」というソフト(超おすすめ!)で、自動迷路生成のプログラムを組んできました。高度!

特に何も教えていません。自分で調べたんですねー。
そのスクリーンショットを貼って、到達地点と今後の展望をコメントしてくれています。
チャット欄には、参考にしたURLも貼ってくれていますね。
こうすることで、他の友達も挑戦できるわけです。優しい…。
画像には映っていませんが、彼が作ったゲームのリンクもチャット欄に貼ってくれていたので、後日クラスで紹介して、代表して私がみんなの前でプレイしましたw
この辺りも、スクールタクトがあってやりやすかったなぁと。
皆さんもプログラミング宿題、試してみてはいかがでしょうか!

1つのシェアが、学校作りには大きな力となります。少しでも共感していただけるようでしたら、お力お貸しください!