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宣伝会議「編集・ライター養成講座」43期生の卒業制作

編集・ライター養成講座は6ヶ月の講義の後、集大成として卒業制作があります。
これはかなり手強い。講座での学びを総動員し、時間をかけて取り組みます。
なので、同期の人達のエネルギーがすごい。読んだ時に圧倒されました。その時の
思いをダイレクトに書きました。

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やばい!どうしよう!よけることができなかった。

編集・ライター養成講座の同期からグループLINEが来ていた。
提出された卒業制作が講座のサイトに掲載されたという。
急ぎPCを開く。

広大で暗い宇宙を進む小さな宇宙船。Macbookのスクリーンから
突如、膨大な数の大小の隕石が向かって来た。
卒業制作の文字一つ一つが圧倒的な熱量を持った隕石だった。

その膨大な文字に込められた想い。
それは単なる11ポイントの明朝体ではなかった。
これほどまでに言葉にチカラがあったのか。

小手先のテクニックとか、ネット上の文章術とか、そんなものではなかった。
スクロールしてもスクロールしても終わらない、延々と続く同期達の
PDFファイル。画面をスクロールしながら涙が止まらなかった。

それまで生きてきた人生、家族、仕事、厳しい時間をやりくりしながら通った
講義。提出ギリギリまで、のたうち回り煩悶した一つの言葉。そこに込めた想い。

それが固まりとなってぶつかって来た。
自分の中のOSが一瞬で入れ替わった。

書かねば、伝えねば。そう思った。
言葉は言葉でない。言葉はエネルギーだ。
この気持ち、忘れてはならないと思った。