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女子野球沖縄大会

3月17日から3泊4日で沖縄へ行ってきた。沖縄のおいしい飯も楽しんできたのだが、メインの目的は野球の路でもお世話になっている女子硬式野球クラブチーム侍(以下、侍と略する)が参加している女子野球沖縄大会を観に行くことだ。場所は沖縄の恩納村にあるONNA赤間ボールパークと宜野座村にある宜野座村野球場の2カ所が主な会場。結果的に18日も19日もONNA赤間ボールパークへと行った。女子硬式野球の部は読売ジャイアンツ女子チームや侍を含めて、8チームが参加して行われた。

5点差を逆転

侍の試合は18日の第1試合。相手は広島のMSH医療専門学校。MSHが2回に4点を先制すると、侍はすぐに3点を返す。しかし、MSHは3回に4点を追加し8-3と5点リード。この段階でこれは日程変更が必要かな…という考えが頭に浮かぶ。しかし、ここから侍は逆転に成功。終わってみれば11-8で侍はこの日の第3試合である準決勝へ進出。

ノーヒットノーラン!だが…


赤間での第2試合は地元、沖縄の南部商業と読売ジャイアンツ女子チーム。報道でもあったようにジャイアンツの清水投手のノーヒットノーラン達成。南部商業はヒットは1本も打てなかったのだが、ジャイアンツの得点は1回と4回に3点づつでの6点。残り4回は無失点に抑えている。南部商業の健闘が自分には感じられた試合だった。近々に埼玉県加須市及び周辺で行われる第24回全国高等学校女子硬式野球選抜大会でも好結果を残す可能性がありそうだ。

と書いていたら、南部商業、選抜大会の試合(3月23日)で1勝したとのこと。やはり、あの試合は自信につながるよな。


連投

赤間での第3試合は準決勝。第1試合と第2試合でそれぞれ勝った侍とジャイアンツの対戦。先発はジャイアンツが日髙。侍は亀谷。亀谷は第1試合でも3回途中からリリーフで登板し、最終回の7回まで投げきってからの再度の登板。11:10ぐらいに第1試合が終わり14:00から第3試合。タフだ。それも本人は非常に涼しい顔。


試合は侍が1回裏にチャンスを作ると佐藤が先制となるタイムリーを放つが、3回にジャイアンツは山下陽夏中村柚葉の連続タイムリーで逆転。4回にも相見菜月の犠牲フライで追加点。
侍も4回に本田のタイムリーで1点を返すが、5回にジャイアンツは先頭の金光梨々那山下陽夏の連続安打で1点を追加したところで亀谷は降板。この回、ジャイアンツは猛攻をみせ合計8点。11-2で5回コールドでジャイアンツが勝利した。

3位決定戦

3位決定戦は準決勝で敗れた侍と丹波ガールズとで行われた。丹波ガールズが1回に3点を先制するが2回に侍が1点を返し、4回に加藤のタイムリーなどで逆転。この試合でも亀谷が2回から5イニングを投げ、終わってみれば14-4で侍が勝利。この大会3位になった。ジャイアンツ戦でもタイムリーを放った佐藤はこの試合でも3安打を放った。

読売ジャイアンツ女子チーム優勝

決勝戦は平成国際大学と読売ジャイアンツ女子チームとの試合。試合結果は8-2で読売ジャイアンツ女子チームが勝利し、優勝!なのだが、このチームに関して、率直な感想。強い。ただし、プロ野球の読売ジャイアンツとはちょっと違うかな。いい意味で女子野球の雰囲気・感覚を持ったいいチームだと思う。
例えば、イニングが始まる前に控え選手が並んで…というのは女子野球では多いけど…それをやっているジャイアンツ。好感を覚えるのは自分だけだろうか。女子野球をわかっている関係者が多くいるのだろうなあというのはその振る舞いでわかる。

たぶん、今後、ヴィーナスリーグのリーグ戦やクラブ選手権で多くの強豪チーム(埼玉西武ライオンズレディース エイジェック 阪神タイガースWomen、東近江バイオレッツなど)にあたり、ジャイアンツが負ける試合も出てくるだろう。もちろん、今回の沖縄大会に出場したチームがジャイアンツ相手に勝つ可能性も多分にありえる。実際、侍は去年、埼玉西武ライオンズレディースとヴィーナスリーグ公式戦で0-0の引き分けの試合をやっている。※この時は当時、ライオンズレディースに所属していた清水美佑と亀谷なる実が共に完投した。

この段階でジャイアンツが強いチームであることはこの沖縄で充分理解できた。ただ強いだけではなく、どのような方向性に持っていきたいかも含めて注目していきたい。





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