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すごくすごいです。同人占い。

 あけましておめでとうございます。2023年ひとつめの記事は、昨年のクリスマスに「同人占い」をやっていらっしゃる湊きよひろ先生(@nil_plus)に占って頂いたレポをお届けしたいと思いますね。

 湊先生を知ったのは、noteで別の方が書いたレポートを見たのがきっかけでした。実際何回か書いた通り、ワタシは精神科に通院しており、その上この占いの1ヶ月前くらいにカウンセリングも受けていたのですが、それでも打開できない①合同誌も出せたしオタク結婚パーティーも出来たし、ひょっとして運が尽きてしまったんじゃないか?という心配②なかなかインプットもアウトプットも進まない(22年秋アニメの視聴数ゼロ!)現状の打破――というのがあり、それに対して占いという、科学ではなくスピリチュアルという異なるアプローチからの、セカンドオピニオンを頂きたいというのがきっかけでした。

 湊先生との占い(セッションっていうのかな)は、つまり「球の取り方から教えてくれる会話のキャッチボール」だったな、とは思います。こちらが思いや言葉を吐き出す前に、吐き出したいことを察して(あるいは占って?)投げかけてくれる、すごい体験でした。そんな感じで進めていただけるので口下手でもコミュ障でも問題ナッシングです。

 ちなみに、より充実した占いをしていただくために、①作品がある人は持っていく(最新作だけでいいので)②質問は先に具体的に書き出すといい(30分だと3問程度がベスト)――は、心がけておいてください。

同人占い、ここがびっくりポイント!

1,何も言ってないのに特性を言い当てられる

 湊先生の占いでは、事前にプロフィールを書いて提出するとかは一切ありませんでした。なのに、当日話していると「調べ物が得意だと思うので」「歴史好きでしょ」「自身の体験から作品を組み立てていくタイプ」「広く浅くより深掘りしている」と、自分の特性を(強みも弱みも)どんどん言い当てられていくんですね。10年来の友人と同じくらい正確に。びっくりしました。

2,観察力がすごい

 まさかこんなに具体的な占いの結果が出てくるとは思いませんでしたので、メモを用意して来ませんでした。なので、代わりにたまたま持っていたスケッチブック(描いてある線画を行き掛けのコンビニでスキャンしたんです)をメモ代わりに使ったんですね。すると、一瞬チラッとめくっているうちに見えた線画に気付いて。

「画力を上げるなら来年は最強の年ですよ、特に講座を受けると格段に上手くなる」

 とのこと。びっくりしましたね。別に見せたわけでもないのに。

3,『膿出しの時期』という言葉がしっくり来た

 これは「不安定な時期の締めくくりの、悪運をすべて使い果たす時期」ということなんですが、これがしっくり来ましたね。苦しい体験はするが、終わった先に必ず希望はある、という意味で、単に「運勢が開ける」と言われるよりずいぶん救いになりました。

質問それぞれへの答え

 さて、当日用意してきた質問は3問。①2023年の同人運②活動の方向性について③サークル名を姓名判断――です。では結果を以下に。

1,2023年の同人運

 前半、特に3月までは病気などのトラブルが多く、人の縁も切れやすいので注意。これは2021~22年が不安定な時期であり、その締めくくりの『膿出しの時期』にいよいよ差し掛かるため。だが不安定な時期だからこそ、不運な事もあったが合同誌や結婚パーティーなど、いつもと違うことにチャレンジして成功できたのではないか。

 一方で5月以降、2023年後半は運が戻ってくる。人間関係が広がり、創作もより多くアウトプットできるようになり、技術も上がり、フットワークも本調子が戻って軽くなる。なので今のうちから準備しておくように。人間関係は積極的に初対面の人に声をかけていく、小説は今のうちから構想を練っていく、構想ができているなら書き始めていく。技術は上手い人を真似すると上がるタイプなので、講座を受けるのもいい(ちなみに画力も上がる)。

2,活動の方向性について

 画力はたしかに今年上がると思うが、それでも一番得意なのは文章、特に小説などのフィクション。二次創作の元作品や表現手段は、あの作品もこの作品も、あの手段もこの手段も……といろいろ試してみればいい。結局は今やっている作品・手段に戻ってくるのではないか。

 今後可能性があるのは「一次創作」で、それを完成させることを目標にした方がいい。歴史好き、調べ物が得意なタイプと見受けられるので、歴史+ファンタジーの作品を書いてみるといいのではないか。ただ、カッチリ決めると完成しづらいので、クオリティや考証にこだわりすぎるのには注意。

 インプットは、最新の作品を見るより好きになっている作品を深掘りしたほうがいい。また自身の体験を基に作品を作っていくタイプなので、直接歩いて作品について考えを深めるのもいいのではないか。なので聖地巡礼もインプットとして有効。

3,サークル名を姓名判断

『ゆらゆら計測』は仮のサークル名だったそうだが、非常に安定している名前なので、しばらくは変えない方がいい。変えるとするなら2024年以降。

占いを受けて感じたこと

 まず、自分の今の状況も、不利な特性も、やってしまったことも、全て受け止められるようになりました。

 なにかがあったとき、「自分のせい」あるいは「誰かのせい」という二元論に陥りがちです。ワタシたちは子供の頃から「自らを省みろ、人のせいにするな」と教えられているので、自分ばかりを責めてしまう人も多いです。一方で「誰のせいでもない」そんな言葉も(おそらく慰めのつもりなんでしょうが)ありますが、これもなにか突き放されるように感じてしまうこともあります。

 しかし、そのどれでもなく、運の巡りによってすべていいことも悪いことも起こっていること。それによって心が落ち着き、受け止められるようになったのです。そして運は量が決まっていて、尽きてしまうものではなく『巡るもの』であり、この先また良運が巡ってくるという希望を持つことができました。

 一方で『こんなに占いの結果に感情や行動を左右されてしまって、自分は大丈夫なんだろうか?』と少し心配にもなりました。たしかにワタシは占い以外にもジンクスを多く信じていて、自分なりのタブーなどをたくさん持っています。悪く言えば、前近代的で迷信深いのです。

 しかし、良いでも悪いでもなく、前近代的で迷信深いのはワタシの特性であり、変えるでも誇るでもなくただ受け入れること。その特性ゆえに不安の解消には占いが一番向いていること。ということを発見できました。占いという解消方法が見付からなければ、下手すれば他の悪意のある集団に騙される、その手に堕ちて離れられなくなることにもつながる可能性もあったわけで、そうならなくて本当に良かったです。

同人占い、すごくすごい

 湊先生の占いを受けて、すごく具体的な「2023年の目標」を立てることができました。それがこちらです。

 今はこの目標をTwitterの固定ツイートにして、ことあるごとに見直して自分の行動指針、かつ心の支えとしています。

 また占いで具体的に今後について伝えられ、それが前向きな自分の行動へとつながったことで、「レジリエンス(心の回復力)」にも繋がりました。ちょっとトラブルが起こったり失ったものがあったとしても「言われたことが実現しただけ」として、大げさに受け取りすぎなくなりました。

 今は心の整理が付き、また前に進む決心がようやくついたように感じています。湊先生の占いは、聞きたいことができたらまたお願いしたいと思います。

(ヘッダー写真:東京ビッグサイトエントランス、12/31)

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